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2017年は【2201】森永製菓の「チョコモナカジャンボ」の売れ行きが絶好調で、5月~6月の1か月ほどで約40%の株価上昇!
大井競馬場や伊勢崎オートレース場などのレジャー施設を持つ【9672】東京都競馬も売り上げ増が見込めるとして、夏に近づくと例年物色が目立ちます。
これらの買いサインは、気象庁が発表する夏の気候予測!
2018年も夏に近づくにつれて意識されるサマーストック関連銘柄について、過去の傾向から今後の株価動向を探っていきます。
1.サマーストック関連銘柄は猛暑に強い?!

気象庁から猛暑予測が出されると、サマーストック関連銘柄が大きな値上がりをすることが期待されます。
1-1.サマーストックとは
サマーストックとは
夏季の気温上昇によって売上が伸びると予測されて買われる銘柄群のことサマーストック関連銘柄は猛暑予測が出た直後に買われやすく、逆に冷夏予測が出た後は売り圧力が強まる傾向にあります。
近年は地球温暖化の影響から、エルニーニョ現象やラニーニャ現象などが発生しやすくなっており、これらの異常気象からの連想買いが入ってくることもあります。
関連銘柄を物色する際は、一番分かりやすいサインとして気象庁が発表する天候予測にアンテナを張っておくことでしょう。
気象庁が発表する3ヶ月予報では、夏の天候に関する予測が4月下旬・5月下旬に出されます。
注意すべき点は、サマーストック関連銘柄は気象庁が猛暑予測を出してから5~6月に買われ、夏期間中は下げやすいという「噂で買って、事実で売る」のアノマリーが見られます。
そのため夏になってから買うのでは遅く、気象庁が夏の天候予測を出し終わった5月から6月頃にかけて仕込むべきタイミングです。
なお、冷夏予測が出されたにも関わらず、予測と反して猛暑となった場合、サマーストック関連銘柄は夏に掛けて上昇するという事例も過去にありました。
1-2.勝てるヒントは猛暑日に売れる商品!
サマーストック関連銘柄は実に幅広い業種が挙げられますが、物色のヒントは猛暑日に売れる商品をイメージすることです。
まず、猛暑になるとビールやアイスの需要が増えることから、飲料水やアイスの製造販売を手掛ける銘柄が関連銘柄の代表格に挙げられます。
他にも猛暑日と言えばエアコンや扇風機が連想できるため、家電メーカーや量販店などにも注目です。
熱中症対策商品や日焼け止め・紫外線対策グッズ、冷却シートなども連想買いが働きます。
さらには、政府がクールビズを積極推進するなどのニュースによって、夏物のスーツや衣料を手掛ける銘柄が物色されることもあります。
プールやマリンスポーツなど、入場者数が増えると期待されるレジャー関連も見逃せません。
このように幅広い業種の銘柄がサマーストック関連として物色が向かいます。
気象庁が発表する、今年の夏の天候予測には注目しておきましょう。
★注目ポイント1 |
サマーストック関連銘柄は夏に買うのでは遅く、気象庁の予測が出揃う5月から6月頃に掛けて仕込んでおく必要がある。 |
2.サマーストック関連銘柄の株価推移

2017年は5月24日に気象庁から6月以降の3ヶ月予報が出て以降、サマーストック関連銘柄が上昇するような動きとなりました。
2-1.最も売れたアイス!チョコモナカジャンボ
大手菓子製造業者の【2201】森永製菓は「チョコモナカジャンボ」を始めとするアイスを販売していることで知られます。
このチョコモナカジャンボは2017年のアイス売上ランキングでトップに輝くほど、日本で最も売れているアイスです。

同社の株価は、気象庁の予報が出る5月頃からわずか2ヶ月ほどで約40%上昇し、一時7,270円をつける展開となりました。
猛暑予測で注目された銘柄が、5月から6月に掛けて上昇して夏になると下落するという、まさにサマーストック関連銘柄の教科書通りの値動きでした。
アイスやビールといった猛暑になると需要が拡大するとみられる飲食品に関する銘柄はサマーストック関連銘柄の代表格と言えます。
2-2.熱中症対策の定番は熱さまシート
医薬品や衛生雑貨の製造・販売を行う【4967】小林製薬も、サマーストック関連銘柄として注目される銘柄の一つです。
同社は冷却シート「熱さまシート」を手掛けており、熱中症などのニュースにも株価は敏感に反応します。

同社の株価は、2017年5月初めには5,800円でしたが、それからわずか2ヶ月で一時7,000円まで30%近くの上昇を見せています。
毎年夏になるとニュースになる熱中症に関連した銘柄も、サマーストック関連銘柄として必ずチェックしておきましょう。
2-3.日本最大級のプール!東京サマーランド
大井競馬場や伊勢崎オートレース場の賃貸を主力としている【9672】東京都競馬は、レジャー色の強いサマーストック関連銘柄です。
同社は、日本最大級のプールを有する遊園地「東京サマーランド」を運営しており、猛暑になると入場者数が増えることが期待されます。

同社株は2017年6月初め2,450円でしたが、それから2ヶ月後の7月末には高値3,680円をつけており、株価は50%の上昇。
お盆期間中に猛暑が重なると入場者数が増加すると予想されるため、サマーストック関連銘柄の一角としてレジャー関連も見逃せません。
★注目ポイント2 |
サマーストック関連銘柄は基本的に5月~7月にかけて上昇し、その後売られる傾向にある。 |
3.サマーストック関連銘柄チェックリスト

サマーストック関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2201】森永製菓 | 4,930円 | アイスクリーム |
【2206】江崎グリコ | 5,710円 | アイスクリーム |
【2209】井村屋グループ | 3,830円 | アイスクリーム |
【2502】アサヒグループホールディングス | 5,764円 | 飲料水 |
【2587】サントリー食品 | 5,440円 | 飲料水 |
【2593】伊藤園 | 4,320円 | 飲料水 |
【4921】ファンケル | 4,160円 | 紫外線対策グッズ |
【4967】小林製薬 | 8,530円 | 冷却シート |
【6367】ダイキン工業 | 12,040円 | エアコン |
【6501】日立 | 766.2円 | エアコン |
【6752】パナソニック | 1,523円 | エアコン |
【6897】ツインバード工業 | 713円 | 扇風機 |
【8219】青山商事 | 4,220円 | クールビズ |
【9671】よみうりランド | 4,620円 | 「プールWAI」の運営 |
【9672】東京都競馬 | 4,130円 | プール遊園地「東京サマーランド」の運営 |
※株価は2018年4月5日終値で算出
★注目ポイント3 |
サマーストック関連銘柄を抽出してみると、飲料水・アイス・熱中症対策・クールビズ・レジャーなど多岐に渡る。 |
4.サマーストック関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったサマーストック関連の上位3銘柄を発表致します。
※2017年4月6日~2018年4月6日の1年で算出
4-1.第1位【2209】井村屋グループ
上昇率 | 3.1倍(安値:1,540円 → 高値:4,895円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 46.04(売り買い均衡) |
4-2.第2位【4921】ファンケル
上昇率 | 2.7倍(安値:1,581円 → 高値:4,345円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 80.09(かなり買われ過ぎ) |
4-3.第3位【4027】テイカ
上昇率 | 2.5倍(安値:1,362円 → 高値:3,490円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 56.37(やや買われている) |
※RSIは2018年4月6日終値より算出
★注目ポイント4 |
1年間で上昇率の高かったサマーストック関連銘柄は全体的に現在も買われている傾向にあるため、出遅れ銘柄に先手を打ちたいところ。 |
5.まとめ
2018年は4月の初めにかけて今年初の夏日が各地で観測されました。
多くの場所で例年より早い夏日を迎え、桜の開花宣言も早いところが相次いでおり、今年も猛暑が到来する可能性は高いと思われます。
そうなると、2018年もサマーストック関連銘柄はアノマリー通りの動きをすると期待できそうです。
気象庁が4月下旬と5月下旬に発表する3ヶ月予報や天候のニュースは、細かくチェックしておきましょう。
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