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「Googleマップ」や「ポケモンGO」など、GPSを使ったサービスが人々のライフスタイルの一部になりつつあります。
GPSを使ったサービス=「G空間」
この、GPSを利用したG空間は、IoT社会の発展とともに爆発的な成長が見込まれている有望な市場として世界中の投資家からも大きな注目を集めています。
今回は、そんなGPS関連銘柄に注目していきます。
今後も有望な銘柄を見つけていきましょう。
1.GPS関連銘柄に期待
今回は、スマホの地図情報やカーナビの利用などには欠かせないGPSとG空間に関連した銘柄に注目していきます。
1-1.GPSとは?G空間とは?
GPS衛星は地球の約2万kmの高度を周回しており、地球上のどこにいても上空に4機以上のGPS衛星が存在するように常時30機が配置されています。
GPS衛星受信機が4機のGPS衛星からの電波信号を受信し、信号が届くまでに掛かった時間からそれぞれの衛星との距離が計算されることによって、正確な位置情報が特定できる仕組みとなっています。
そんなGPSを使ったG空間が大きく注目されています。
例えば、買い物において自分が今いる店舗だけではなく、その周辺店舗の情報も手に入るといったサービスが既に活用されています。G空間は、新たな産業やサービスを生み出す社会インフラとして大きな注目を集めています。
1-2.GPS G空間の応用分野は?
GPSを始めとした位置情報システム市場は年々拡大しており、2020年には全世界で62兆円規模にまで拡大するという試算もあります。
GPSを活用したサービスとしては、カーナビを始め、「Googleマップ」「ポケモンGO」などスマホを使ったサービスやビジネスが中心となっています。今後、IoT社会の進展によって、自動運転の実現やドローンの利用など、様々な産業でG空間が拡大していくものと見られています。
また、地域社会でG空間を活用することにより、外国人観光客に対するコミュニケーションツールとして役立てることが可能になる他、地域コミュニティの活性化に繋がることも期待されます。
災害対策としてもG空間の活用は大きな注目を集めており、地震や豪雨発生時の避難情報や具体的な災害発生地域の情報をSNSで共有できるようになることが期待されます。なお現在、日本での位置情報は、アメリカのGPS衛星によってもたらされていますが、2010年には準天頂衛星「みちびき」が打ち上げられています。
準天頂衛星「みちびき」は日本の真上を移動しており、GPSよりも高精度な位置情報を提供することが可能です。
「みちびき」は2017年に3機が追加打ち上げされており、2018年から4機体制での運用が始まり、2023年度には7機体制での運用が始まる予定となっています。
★注目ポイント1 |
GPSとは、アメリカが運用している衛星測位システムのこと。位置情報を生かしたG空間社会が本格化しており、自動運転やドローンなどIoT社会の実現には欠かせない社会インフラとして注目される。 |
2.GPS関連銘柄の推移
GPS関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.船舶用電子機器で高いシェアを誇る古野電気
魚群探知機を始めとする船舶用電子機器で高いシェアを誇る【6814】古野電気は、GPS関連銘柄として注目されています。
同社は、主力の船舶用電子機器をはじめ、ヘルスケアや通信・GNSSソリューション、防災、監視ソリューションなどほぼ全ての事業でGPSに関する機器・サービスを手掛けています。同社の株価は、2017年9月初めには640円を付けていましたが、2018年4月頃から大きく上昇し始め、2018年9月には1,426円の高値を付けました。
この1年で最大2.2倍の上昇となっており、今後更なる高値更新が期待されます。
2-2.地図情報ソフトを手掛けるドーン
地図情報ソフトやサービスを手掛ける【2303】ドーンは、GPS関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、超高速地図表示が売りの地図情報ソフト「GeoBase.NET」を始め、災害情報システムなどのクラウドサービスも提供しています。同社の株価は、2017年9月初めには1,481円を付けており、2017年12月から2018年2月には一時1,100円台にまで低迷していましたが、その後反発し、2018年4月には1,952円まで上昇しました。
この1年で最大+31%まで上昇しましたが、高値を付けてからは再び下落しており、2018年9月現在は1,400円前後で推移しています。この1年では横ばいとなっています。
なお、同社は2016年の1年間に10倍近くの上昇となっており、このときに付けた4,380円の高値から見ると、現在は3分の1程度まで落ち込んでいます。
2-3.衛星画像事業に強いイメージワン
衛星画像や医療画像システムを手掛ける【2667】イメージワンも、GPSやG空間関連銘柄として注目されます。
同社は、衛星画像やUAV(小型無人航空機)・地上計測機器・各種画像処理ソフトウェアの販売、解析サービスなど、G空間関連事業を多数手掛けていることで知られます。同社の株価は、2017年9月初めには330円の低位株でしたが、この1年上昇しており、2018年4月には875円の高値を付けました。
この1年で最大2.6倍の上昇となっており、2018年9月現在は700円前後で推移しています。
GPS関連銘柄としてはこの他にも、「G空間 x ICT」事業を手掛ける【3751】日本アジアグループが最大1.4倍、測量・GPSシステムの最大手【7732】トプコンが最大1.4倍になっています。
★注目ポイント2 |
GPSやG空間の関連銘柄は、この1年で多くの銘柄が大きな上昇を遂げている。 |
3.主要GPS関連銘柄チェックリスト
GPS関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2303】ドーン | 1,440円 | 地図情報ソフト |
【2667】イメージワン | 683円 | 衛星画像 |
【3751】日本アジアグループ(低位株★) | 409円 | 空間情報事業(G空間 x ICT) |
【3987】エコモット | 1,133円 | 次世代GPS車両運行管理ソリューション「Pdrive」 |
【4316】ビーマップ | 918円 | 交通関連サービス |
【4667】アイサンテクノロジー | 3,015円 | 移動式高精度3次元計測システム |
【6503】三菱電機 | 1,472円 | 準天頂衛星システム「みちびき」 |
【6701】NEC | 3,010円 | 準天頂衛星システム「みちびき」 |
【6702】富士通 | 794円 | 準天頂衛星システム「みちびき」 |
【6814】古野電気 | 1,358円 | 船舶用電子機器 |
【7732】トプコン | 1,837円 | 測量・GPSシステム |
【9232】パスコ(低位株★) | 272円 | 航空測量 |
【9233】アジア航測 | 674円 | 航空測量 |
【9474】ゼンリン | 3,375円 | 地図情報 |
【9475】昭文社 | 633円 | 地図ソフト |
※株価は2018年9月14日終値で算出
★注目ポイント3 |
GPS関連銘柄は、GPSに関する事業を手掛けている銘柄や地図情報を手掛けている銘柄、準天頂衛星システム「みちびき」に携わっている銘柄などが挙がってくる。 |
4.GPS関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったGPS関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年9月13日~2018年9月13日の1年で算出
4-1.第1位【2667】イメージワン
上昇率 | 2.37倍(安値:368円 → 高値:875円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 72.07(買われ過ぎ) |
4-2.第2位【4316】ビーマップ
上昇率 | 2.25倍(安値:1,481円 → 高値:3,335円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 56.67(やや買われている) |
4-3.第3位【6814】古野電気
上昇率 | 2.13倍(安値:669円 → 高値:1,426円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 45.57(売り買い均衡) |
※RSIは2018年9月13日終値より算出
★注目ポイント4 |
GPS、G空間関連銘柄から、過去1年間の動きを元に上昇率を算出しました。上昇時期はバラバラで、直近で高値を更新右肩上がりのチャートを見せるのは【6814】古野電気。 |
5.まとめ
GPSやG空間の関連銘柄は、古野電気やイメージワンを始め、この1年で多くの銘柄が上昇しています。
自動運転やドローンといった注目テーマとも関わりが深いテーマ株であることから、投資家の関心が高いことがうかがえます。
IoT社会の進展とともに位置情報サービス市場は今後更に拡大することは間違いなく、これからも多くの企業がG空間事業に参入してくるものと見られます。
また、日本では準天頂衛星システム「みちびき」が今年から4機体制での運用となることから、位置情報の精度が更に上がることが期待されます。
GPS関連銘柄の動向はチェックしておきましょう。
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