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2022年の東証二部市場は東証スタンダード市場に再編されましたが、旧・東証二部銘柄からテンバガーは輩出されませんでした。
東証二部市場のテンバガーは、ボロ株や低位株から出やすい傾向があるため、2023年も引き続き東証スタンダード市場のボロ株・低位株をチェックしておくことをおすすめします。
2022年の旧・東証二部市場の動向を押さえた上で、2023年の東証二部×テンバガー候補銘柄に注目していきましょう!
1.東証二部×テンバガーについて
2023年の東証二部の株価動向とテンバガーを抑えておきましょう。
1-1.東証二部の2022年の株価動向と2023年の注目テーマ株とは?
2022年4月4日に、東証二部市場は東証スタンダード市場に再編されました。
ジャスダック銘柄の多くも東証スタンダード市場に移行しており、東証二部+ジャスダックが東証スタンダード市場となっています。
市場再編に伴って、東証二部の株価指数であった「東証2部指数」も2022年4月をもって廃止。
代わりに導入されたのが、東証スタンダード市場の株価指数である「東証スタンダード市場指数」です。
「東証スタンダード市場指数」は、算出開始となった2022年4月1日を1,000ポイントとして始まり、5月12日には936.33ポイントまで下落しましたが、11月25日には1,029.27ポイントまで上昇しました。
2022年の東証スタンダード市場指数は、ほぼ横ばいだったと言えます。
これまで東証二部銘柄からテンバガーとなる銘柄の多くはボロ株・低位株となっていたため、今後は東証スタンダード市場のボロ株・低位株に注目していくようにしましょう。
2022年の東証スタンダード市場からは、スクールアルバム事業を手掛ける【7901】マツモトがテンバガー達成となりましたが、旧・ジャスダックの銘柄であり東証二部からのテンバガー達成とは言えません。
1-2.東証二部から誕生したテンバガー銘柄とは?
東証二部から過去にテンバガーを達成した銘柄は、大きく話題となった銘柄が数多くあります。
※2021年の東証二部テンバガーはありません。
2022年 | |||
【7901】マツモト | 上昇率:12.10倍 | 1,772円(2022年3月) | 21,450円(2022年6月) |
2020年 | |||
【3856】Abalance | 10.11倍 | 418円(2020年3月) | 4,230円(2021年1月) |
【1757】クレアHD | 10.52倍 | 19円(2020年4月) | 200円(2020年7月) |
2017年 | ||
【8023】大興電子 | 上昇率:10.2倍 | 安値:180円→高値:1,843円 |
【3810】サイバーステップ | 上昇率:19.9倍 | 安値:401円→高値:7,980円 |
【9307】杉村倉庫 | 上昇率:12.1倍 | 安値:304円→高値:3,680円 ※2017年2月→2018年1月の1年内でテンバガー達成。 |
【3825】リミックスポイント | 上昇率:12.4倍 | 安値:146円→高値:1,820円 |
2016年 | ||
【3647】ジー・スリーホールディングス | 上昇率:10.8倍 | 安値:19円→高値:206円 ※2015年12月安値→2016年11月の1年内でテンバガー達成。 |
2015年 | ||
【8202】ラオックス | 上昇率:11.5倍 | 安値:490円→高値:5,640円 ※2014年8月→2015年7月の1年内でテンバガー達成。 |
2014年 | ||
【8925】アルデプロ | 上昇率:10.3倍 | 安値:37.8円→高値:392円 |
【6668】アドテック プラズマ テクノロジー | 上昇率:19.8倍 | 安値:175.1円→3,475円 |
2.2022年、東証二部でテンバガーを達成した銘柄について
2022年には、東証スタンダード市場の旧・東証二部銘柄からテンバガーは出ませんでしたが、2022年に特に大きな上昇となった東証スタンダード市場の旧・東証二部銘柄を見ていきましょう。
2-1.2022年最強の半導体株!【6338】タカトリ
2022年は、米国利上げの影響で世界的にハイテク株が売られた影響で、東京エレクトロンやレーザーテックなどそれまで市場全体をけん引していた半導体株の多くが調整局面となりました。
ただ、半導体製造機器を手掛ける精密切断加工機メーカーの【6338】タカトリだけは、半導体株で一人勝ちとなりました。
同社の株価は、2022年1月には1,012円を付けていましたが、調整もありながらも上昇し続け、11月28日には9,760円まで上昇。
2022年に最大上昇率9.64倍となり、テンバガー寸前まで買われました。

なお、コロナショックの2020年3月時に付けた315円から見ると、この3年弱で30倍以上の上昇となっており、半導体株では唯一上げ続けている銘柄となっています。
ただ、10年間で150倍の上昇となったレーザーテックでさえ2022年には一時半値以下の暴落となったように、いつ調整が来てもおかしくないことには注意しておきましょう。
2-2.宝飾品大手!【8139】ナガホリ
2022年には、水際対策の緩和を受けて、新型コロナ相場では壊滅状態となっていたインバウンド株が反発することになりました。
宝飾品専業大手の【8139】ナガホリは、低位株のインバウンド株だったこともあり、2022年に大きく買われた銘柄となりました。
同社の株価は、2022年1月には190円の低位株でしたが、3月から急騰し始め、10月31日には1,781円まで上昇。

2022年の最大上昇率は9.37倍と、テンバガーまであと一歩の急騰となっています。
ただ、高値を付けて以降は暴落となっており、2022年12月には一時762円まで下げました。
この他、2022年に大きな上昇となった東証スタンダード市場の旧・東証二部銘柄は次の通りです。
・【3856】Abalance:520.3円→3,260円(6.26倍)
・【7859】アルメディオ:146円→828円(5.67倍)
※いずれも2022年の安値から高値の値。
東証二部銘柄はボロ株・低位株からの急騰が目立っており、【3856】Abalanceは代表的な太陽光発電関連銘柄(再生可能エネルギー関連銘柄)という注目テーマ株です。
3.2023年東証二部のテンバガー候補5選!
東証二部の2023年テンバガー候補銘柄として、東証スタンダード市場の500円未満の低位株を見ていきましょう。
3-1.【6731】ピクセラ
市場 | 東証スタンダード市場 |
企業概要 | デジタルテレビキャプチャーやチューナーを手掛ける。 |
ピクセラは、デジタルテレビキャプチャーやチューナーなどを手掛けている企業です。
株価は、2023年1月11日時点で7円のボロ株となっており、70円まで上がればテンバガー達成となります。
非常にリスクの高いボロ株ではありますが、テンバガー達成の可能性がないとは言えません。
3-2.【2743】ピクセルカンパニーズ
市場 | 東証スタンダード市場 |
企業概要 | 金融システムやカジノ向けゲーム機の開発を手掛けるシステムインテグレーター。 |
ピクセルカンパニーズは、金融システム開発に強いシステムインテグレーターです。
カジノ向けゲーム機の開発も手掛けていることから、カジノ株にも位置付けられています。
株価は、2023年1月11日時点で45円のボロ株となっており、IR(カジノを含む統合型リゾート)などで急騰する可能性も考えられます。
3-3.【8562】福島銀行
市場 | 東証スタンダード市場 |
企業概要 | 福島県第二の地方銀行。SBIグループと資本業務提携。 |
銀行株がテンバガー達成となることは考えにくいですが、2023年は日銀の金融政策見直しによる利上げから、金利上昇メリットを受ける銀行・保険株に注目が集まってもおかしくありません。
福島銀行は、大きく売られている地方銀行株であり、地銀再編で注目されるSBIグループと提携を結んでいることから物色される可能性は高いと考えられます。
3-4.【8783】GFA
市場 | 東証スタンダード市場 |
企業概要 | 不動産投資会社。eスポーツやメタバース、NFTも手掛ける。 |
GFAは、不動産投資事業を軸としていますが、eスポーツやメタバース・NFTといった注目テーマの事業も手掛けています。
株価は100円台の低位株ですが、注目テーマ株から仕手株になるなどすれば、テンバガーになる可能性もあり得ます。
3-5.【8202】ラオックス
市場 | 東証スタンダード市場 |
企業概要 | 日本各地で免税店「LAOX」を展開する。 |
ラオックスは、日本各地で免税店を運営しているインバウンド株の一角です。
株価は、2023年1月11日時点で225円の低位株となっています。
水際対策緩和を受けて2022年には一時3倍以上に上昇しましたが、2015年に付けた5,640円から見ると、まだ20分の1程度の水準となっています。
2023年はインバウンド再開がさらに本格化し、中国人観光客も戻ってくると期待されるため、低位株×インバウンドとして押さえておくとよいでしょう。
4.まとめ
2022年の東証二部市場は東証スタンダード市場に再編されましたが、旧・東証二部銘柄からテンバガーは輩出されませんでした。
ただ、東証スタンダード市場の旧・東証二部銘柄からは、低位株を中心に5倍以上の大きな上昇率となった銘柄が輩出されました。
半導体株で一人勝ちとなっている【6338】タカトリ、インバウンドの一角として買われた宝飾品大手の【8139】ナガホリ、太陽光発電関連銘柄の【3856】Abalanceなどです。
東証二部銘柄で注目すべきはボロ株・低位株ですが、単に株価が安いボロ株・低位株ではなく、テーマ性のあるボロ株・低位株を選ぶことが重要と言えます。
旧・東証二部市場はボロ株・低位株からのテンバガーが出やすかったため、今後も東証スタンダード市場のボロ株・低位株に注目しておくようにしましょう。
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