肥料関連銘柄はロシア・ウクライナ情勢で価格高騰!肥料メーカーとホームセンターを要チェック!

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【1376】カネコ種苗は+29%!【4031】片倉コープアグリは+42%!【4979】OATアグリオは+170%!!

ロシア・ウクライナ情勢を受けて、肥料価格が高騰しており、肥料関連銘柄にも注目が集まりつつあります。

日本は肥料の原料となる尿素、リン酸アンモニウム、塩化カリウムの全量を輸入に頼っており、急激な円安も背景に、肥料価格は今後も高止まりするものと見られます。

肥料関連銘柄に注目していきましょう!

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1.肥料関連銘柄とは?

ウクライナ情勢を受けて肥料価格が高騰しており、肥料関連銘柄にも注目が集まりつつあります。

1-1.肥料とは?

肥料とは、植物を生育させるための栄養分として与えるものです。

植物を効率的に育てるためには、植物の生育によって土壌から減少する窒素やリンなどを補給し続ける必要があり、肥料は農業を効率的に持続していく上では欠かせません。

特に、窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)は肥料の三要素と呼ばれており、カルシウムやマグネシウムなどは二次要素、ホウ素やマンガンなどは微量要素とされています。

日本は、肥料三要素の原料となる尿素(N)、リン酸アンモニウム(N・P)、塩化カリウム(K)のほぼ全量を輸入に頼っている状況です。

尿素はマレーシア(47%)、中国(37%)が主な輸入相手国となっており、リン酸アンモニウムは中国からの輸入割合が90%、塩化カリウムはカナダ(59%)やロシア(16%)からの輸入に依存しています。

※出典:農林水産省「肥料をめぐる情勢」

肥料がなければ、日本国内で農業ができないため、肥料の安定的な確保は食料安全保障においても重要な課題です。

ただ、世界の肥料需要は人口爆発を背景に増加傾向にある一方、日本の肥料需要は年々減少してきています。

今回注目していく肥料関連銘柄は、肥料メーカーやホームセンターなどの肥料販売企業を中心に、肥料を手掛けている銘柄を総称したテーマ株です。

1-2.肥料価格はウクライナ情勢で高騰!肥料関連銘柄も注目される?

肥料(尿素、リン酸アンモニウム、塩化カリウム)の輸入価格は、長らく1トンあたり40~80円で安定していました。

ただ、2021年以降には3肥料ともに上昇してきており、尿素とリン酸アンモニウムは100円/1トンを超える水準となりました。

そして、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻を受けて、肥料価格は高騰。

ロシアは世界的な肥料大国であるため、ロシアへの経済制裁は先進国には肥料価格の高騰という形で反動となります。

全国農業協同組合連合会(JA全農)は、2022年6~10月に各都道府県組織に販売する肥料価格について、前期比で、尿素を45~94%、塩化カリウムを36~80%、リン酸アンモニウムを25%値上げすることを発表しました。

尿素とリン酸は、需要が旺盛な一方で、中国の輸出制限の継続やロシアへの経済制裁による輸出停滞などにより、史上最高値圏まで上昇しています。

塩化カリウムの国際市況も、カナダに次ぐ生産国であるロシア、ベラルーシからの供給が滞っており、史上最高値圏まで上昇しています。

また、窒素質肥料の原料であるアンモニアの国際市況は、原油・天然ガス価格を受けて急騰しており、ロシアからのサプライヤー切り替えも肥料の国際市況高騰の一因です。

さらに、海上運賃の高騰や、日米の金利差拡大を背景とした急激な円安も、日本にとっては肥料の輸入コスト高騰に繋がります。

ウクライナ情勢は、ロシアが核兵器の使用を示唆するなど終わりが見えない展開となりつつありますが、肥料価格の高止まりもしばらく続くことになりそうです。

★注目ポイント1

・日本は、肥料三要素の原料となる尿素、リン酸アンモニウム、塩化カリウムの全量を輸入に依存している。
・肥料の輸入価格は2021年から上昇してきており、2022年にはロシアのウクライナ侵攻を受けて急騰。急激な円安も、肥料の輸入価格上昇に拍車を掛けている。

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2.肥料関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2022年に上がっている肥料関連銘柄について見ていきましょう。

2-1.代表的な肥料関連銘柄!【4979】OATアグリオ

農薬・肥料メーカーの【4979】OATアグリオは、代表的な肥料関連銘柄となっています。

同社は、植物成長調整剤に注力しており、水耕栽培用肥料「OATハウス肥料シリーズ」は水耕栽培分野ではトップシェアを維持しています。

同社の株価は、肥料価格の上昇を受けて、2021年8月(663円)から株価上昇が続いており、2022年3月には830円の押し目を付けましたが、8月31日には2,249円まで上昇。

2022年の最大上昇率は+170%となっており、2022年10月11日時点でも1,770円と高い水準です。

2-2.肥料関連銘柄は一時的な上昇が目立つ!【4031】片倉コープアグリなど

OATアグリオ以外の肥料メーカーの2022年最大上昇率は次の通りです。

・【1376】カネコ種苗:+29%(1,440円→1,868円)
・【2053】中部飼料:+17%(952円→1,123円)
・【4031】片倉コープアグリ:+42%(1,112円→1,580円)
※上昇率は2022年1月以降の安値からそれ以降の高値の値。

最大上昇率で見ると、上記のように上げていますが、2022年10月11日時点では、カネコ種苗と片倉コープアグリは大きく下げており、ほぼ年初の株価水準に戻ってしまっています。

また、肥料に強い代表的なホームセンター【8218】コメリも2022年の株価は横ばいです。

2022年の肥料関連銘柄は、【4979】OATアグリオの一強状態になっていると言えるでしょう。

★注目ポイント1

・2022年の肥料関連銘柄は、【4979】OATアグリオの一強状態となっており、OATアグリオ以外の肥料関連銘柄は一時的な上昇に留まっている。

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3.ヨウ素関連銘柄リスト

銘柄主なサービス
【4979】OATアグリオ農薬・肥料メーカー
【1376】カネコ種苗種苗・農薬メーカー
【2053】中部飼料飼料・肥料メーカー
【4031】片倉コープアグリ複合肥料最大手
【4025】多木化学化学肥料大手
【4997】日本農薬農薬大手
【8218】コメリ肥料に強いホームセンター「コメリ ハードアンドグリーン」
【3050】DCMホールディングスホームセンター「DCM」「ケーヨーデイツー」
【3546】アレンザホールディングスホームセンター「ダイユーエイト」
【7450】サンデー青森地盤のホームセンター「SUNDAY」

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4.オススメの肥料関連銘柄3選!

肥料価格の高騰で注目されるオススメの肥料関連銘柄を押さえておきましょう。

【4979】OATアグリオ

チャート画像
市場東証プライム市場
企業概要企業概要:農薬・肥料メーカー。殺虫・殺菌剤に強い。

OATアグリオは、代表的な肥料関連銘柄です。

2022年は肥料関連銘柄の一角としても買われていますが、決算業績が順調に伸びていることも買われている背景にあります。

東証を代表する肥料関連銘柄として押さえておきましょう。

【4031】片倉コープアグリ

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市場東証スタンダード市場
企業概要丸紅・全農系の複合肥料最大手。化成品や飼料、貸ビルなどの多角化を進める。

片倉コープアグリは、丸紅・全農系の複合肥料最大手です。

東証スタンダード市場の銘柄ですが、配当利回りを見ると4.31%(2022年10月11日時点)と高くなっています。

肥料関連銘柄の中でも高配当株として押さえておくとよいでしょう。

【8218】コメリ

チャート画像
市場東証プライム市場
企業概要ホームセンター「コメリパワー」「コメリ ハードアンドグリーン」を展開する。

コメリは、肥料関連銘柄にも位置付けられるホームセンター株です。

同社が展開する「コメリ ハードアンドグリーン」は、肥料などの農業関係に強いホームセンターとして知られています。

ディフェンシブセクターのホームセンター株だけあって、ローリスク・ローリターンの銘柄となっています。

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5.まとめ

肥料価格は2021年から上昇しており、2022年のロシアによるウクライナ侵攻で急騰状態となっています。

2022年の肥料関連銘柄は、【4979】OATアグリオの一強状態となっており、OATアグリオ以外の肥料関連銘柄は一時的な上昇に留まっています。

肥料価格高騰の背景は、ウクライナ情勢に加えて、コロナ明けの旺盛な需要、中国の輸出制限、海上運賃の高騰、日米の金利差拡大を背景とした円安など多面的です。

肥料価格の高止まりはしばらく続くものと見られており、肥料関連銘柄に再度大きなスポットが当たってもおかしくありません。

肥料価格の動向に関するニュースにはアンテナを張っておき、肥料関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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