ヨウ素関連銘柄はロシアの核兵器使用示唆で注目が集まる!?日本の資源としても期待!

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【1663】K&Oエナジーグループは+24%!【4107】伊勢化学工業は+30%!

ロシアが核兵器の使用を示唆していることを受けて、ヨウ素関連銘柄に投資家の目が集まりつつあります。

ヨウ素は、レントゲン造影剤や殺菌・防カビ剤、甲状腺ホルモン剤などの用途に使われていますが、核攻撃や原発事故での放射性ヨウ素対策として安定ヨウ素剤が備蓄されています。

また、日本はヨウ素の埋蔵量世界2位となっており、千葉県沖は世界有数のヨウ素生産地となっていることでも注目です。

ヨウ素関連銘柄に注目していきましょう!

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1.ヨウ素関連銘柄とは?

 

ロシアによる核兵器の使用が懸念される中で、ヨウ素関連銘柄に注目が集まりつつあります。

1-1.ヨウ素とは?

ヨウ素とは、元素記号Iで表され、「ヨード」とも呼ばれる、ハロゲン元素です。

ヨウ素には、殺菌効果や包接性、X線吸収能力、触媒的作用などの特有な性質があり、レントゲン造影剤や殺菌・防カビ剤、甲状腺ホルモン剤などの用途に使われています。

また、放射能汚染が起きた場合には、放射性ヨウ素が甲状腺に溜まることを防ぐためヨウ素を服用することが有効で、日本でも核攻撃や原発事故が発生した場合に備えて、安定ヨウ素剤が備蓄されていることが知られています。

地球上にあるヨウ素は、その約70%が海底堆積物として存在している状況です。

ヨウ素は、哺乳類が体内で甲状腺ホルモンを合成するのに必要で、ヨウ素が不足すると甲状腺腫などのヨウ素欠乏症に陥ることもあります。

日本人は、海藻や魚介類などヨウ素を多く含んだ食品を日常的に摂取しているためヨウ素不足になることはほとんどありませんが、大陸内陸部ではヨウ素欠乏症に苦しむ人々も少なくありません。

日本は資源がない国ですが、ヨウ素においては世界屈指の埋蔵量を誇っており、チリに次ぐ世界第2のヨウ素大国となっています。

日本のヨウ素生産のほとんどは、千葉県の水溶性天然ガス鉱床(南関東ガス田)で生産されており、世界シェアの3割を誇ります。

1-2.ロシアの核兵器示唆で、ヨウ素関連銘柄が注目される?

今回注目していくヨウ素関連銘柄は、ヨウ素に関連する事業を手掛けている銘柄が中心となりますが、その数はほとんどなく、長らく注目されることはないテーマ株でした。

2022年にロシアが核兵器の使用を示唆し始めたことで、ヨウ素関連銘柄への注目が上がってきています。

ロシアによるウクライナ侵攻では、ウクライナが善戦しておりロシア軍の苦戦が続いていますが、同時に核攻撃のリスクも高まりつつある状況です。

ロシアのメディア「コメルサント」は2022年9月27日、ロシア保健省・医生物学庁が485万ルーブル分のヨウ素剤(ヨウ化カリウム)の緊急購入を告示したと報じました。

また、ウクライナ近くのヨーロッパ各国でも、ヨウ素剤の需要が高まっていると報じられています。

プーチン大統領は、核兵器の使用もいとわない旨の発言を繰り返しており、最悪の事態が起こる可能性も0ではありません。

仮に、ロシアが核兵器を使用した場合には、世界中のマーケットが全面安となることは確実と見られますが、その一方でヨウ素需要が高まることから、ヨウ素関連銘柄は資金逃避先として買われることも考えられます。

★注目ポイント1

・ヨウ素は、レントゲン造影剤や殺菌剤として使われるほか、核攻撃や原発事故が発生した場合に備えて安定ヨウ素剤が備蓄されている。
・ロシアの核兵器使用が懸念される中で、世界的にヨウ素需要が高まりつつある。

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2.ヨウ素関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

 

ロシアがウクライナを侵攻して以降の、ヨウ素関連銘柄の株価動向を押さえておきましょう。

2-1.ヨウ素生産世界大手!【4107】伊勢化学工業

AGC系の化学メーカーである【4107】伊勢化学工業は、ヨウ素生産量で世界シェア15%を誇る、代表的なヨウ素関連銘柄です。

同社は、安定ヨウ素剤を取り扱っています。

同社の株価は、2022年1月には一時3,635円の安値を付けていましたが、ウクライナ侵攻などを受けてジワジワと買われ続けており、10月3日には4,750円を付けて年初来高値を更新しました。

そして、岸田首相の次世代型原発発言前の2022年8月23日終値には1,113円を付けていましたが、発言を受けて8月30日には1,580円まで上昇。

岸田発言から1週間で最大+41%の上昇率となっています。

特に、8月29日には米国株の暴落を受けて、小型原子炉関連銘柄も全面安となりましたが、同社株だけは大きく買われました。

2-2.千葉県沖でヨウ素生産!【1663】K&Oエナジーグループ

千葉県沖で天然ガス開発・供給を手掛ける【1663】K&Oエナジーグループも、ヨウ素関連銘柄の代表的な銘柄として知られています。

同社は、千葉県沖で天然ガス開発を手掛ける副産物として、ヨウ素生産も行っています。

同社の株価は、2022年1月に一時1,424円の安値を付けてから、ウクライナ情勢で天然ガス株として買われ、3月には1,774円まで上昇。

その後は横ばい~下落となっていましたが、9月には再び1,751円まで上昇しています。

2022年の最大上昇率は+24%です。

ヨウ素関連銘柄は少なく、代表銘柄は【4107】伊勢化学工業【1663】K&Oエナジーグループの2銘柄のみとなっており、次点として【4360】マナック・ケミカル・パートナーズ【8015】豊田通商の2銘柄が挙げられる程度です。

いずれのヨウ素関連銘柄も、ロシア・ウクライナ情勢を受けて買われていることが確認されます。

★注目ポイント1

・代表的なヨウ素関連銘柄である【4107】伊勢化学工業と【1663】K&Oエナジーグループは、ロシア・ウクライナ情勢を受けて買われている。

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3.ヨウ素関連銘柄リスト

銘柄主なサービス
【4107】伊勢化学工業ヨウ素生産世界大手
【1663】K&Oエナジーグループ千葉県沖でヨウ素生産
【4360】マナック・ケミカル・パートナーズ傘下にヨウ素関連製品を手掛ける「ヨード・ファインケム」
【8015】豊田通商ヨード生産プラントなどヨウ素関連事業
【4188】三菱ケミカルグループ総合化学最大手
【3407】旭化成総合化学大手
【4005】住友化学総合化学大手
【4183】三井化学総合化学大手
【4901】富士フイルムホールディングス化学メーカー大手
【4063】信越化学工業:化学メーカー大手化学メーカー大手

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4.オススメのヨウ素関連銘柄3選!

 

ロシア・ウクライナ情勢でも注目されるオススメのヨウ素関連銘柄を押さえておきましょう。

【4107】伊勢化学工業

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市場東証スタンダード市場
企業概要ヨウ素生産量で世界トップクラスのAGC系化学メーカー。

伊勢化学工業は、ヨウ素生産量で世界大手の、代表的なヨウ素関連銘柄です。

ヨウ素関連銘柄の代名詞とも言える銘柄です。

2011年3月の福島第一原発事故の際にも、1ヶ月で+30%の上昇となりました。配当利回りも高く、3.26%(2022年10月4日時点)となっています。

【1663】K&Oエナジーグループ

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市場東証プライム市場
企業概要千葉県沖で天然ガス・ヨウ素生産。

K&Oエナジーグループは、千葉県沖で天然ガスとヨウ素生産を手掛けているヨウ素関連銘柄です。

2022年2月には、ウクライナ情勢において天然ガス関連で注目されて買われましたが、今後はロシアの核兵器使用懸念によるヨウ素需要で買われる可能性があります。

【8015】豊田通商

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市場東証プライム市場
企業概要金属・自動車に強いトヨタ系の総合商社。

豊田通商は、ヨード生産プラントなどヨウ素関連事業を手掛けていることから、ヨウ素関連銘柄に位置付けられます。

7大商社の一角で、高配当の商社株としても人気の銘柄ですが、ヨウ素関連銘柄として長期投資するのも悪くありません。

ただ、同社の事業全体からすると、ヨウ素事業が業績・株価に寄与する割合はほとんどないということは留意しておきましょう。

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5.まとめ

東証のヨウ素関連銘柄は、世界的ヨウ素企業である【4107】伊勢化学工業、千葉県沖でヨウ素生産を行う【1663】K&Oエナジーグループの2銘柄が代表銘柄となっています。

両銘柄ともに、ウクライナ情勢を受けて2022年に買われており、世界的株安となっている中でも年トータルプラスの実績となっています。

特に、2022年9月末には、プーチン大統領が核兵器の使用を示唆し、ロシアが安定ヨウ素剤を調達したと報じられたことを受けて、【4107】伊勢化学工業は大きく買われました。

長期的には、ヨウ素が有力材料として使われることになれば、ヨウ素の世界的産地である日本にとっても追い風になることが期待されます。

ロシアの核兵器使用に関するニュースにはアンテナを張っておき、ヨウ素関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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