金利上昇メリット関連銘柄は日銀YCC柔軟化で注目!銀行・生保・損保を押さえておこう。

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【8411】みずほフィナンシャルグループは+59%!【8316】三井住友フィナンシャルグループは+70%!【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループは+83%!【7184】富山第一銀行は+118%!

2022年から2023年に掛けては、日銀がイールド・カーブ・コントロール(YCC)を柔軟化するなど利上げ期待が高まったことから、銀行・生保・損保の金利上昇メリット関連銘柄が買われました。

今後は、日銀の金融緩和の出口戦略として、実質的な利上げとなるマイナス金利の解除がいつになるかに注目が集まりそうです。

金利上昇メリット関連銘柄に注目していきましょう!

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1.金利上昇メリット関連銘柄とは?

日銀がYCC(イールド・カーブ・コントロール)の上限を1.0%にまで柔軟化するなど、日銀の利上げ期待が高まっていることから、金利上昇メリット関連銘柄に注目が集まっています。

1-1.金利上昇メリット関連銘柄とは?

金利上昇メリット関連銘柄とは?
金利上昇メリット関連銘柄とは、金利上昇で物色されるテーマ株です。
 
 

具体的な金利上昇メリット関連銘柄としては、銀行・生保・損保の金融セクターが該当します。

中央銀行が利上げをして金利が上昇すると、株は下落するということが一般論です。

金利が上昇すれば、株で保有していなくても金利が付くようになるため、わざわざリスクのある株で保有する必要がなくなるためです。

※ただ、金利が上がるということは好景気である面もあるため、金利上昇したからといって必ずしも株価が下がるとは限りません。

2021年11月には米国FRBが物価高対策として利上げ路線に舵を切り、2022年に掛けて世界株安となりました(日本株は円安の影響でそこまで下げませんでしたが、ドル建てベースで見た日本株は大きく下げました)。

一方で、貸出金利の利ザヤ拡大が見込める銀行や、運用環境の改善が期待される生保といった金融セクターにはメリットがあると見られるため、金利上昇で買われる傾向があります。

日本では、日銀が2016年からマイナス金利政策を実施していますが、金利上昇メリット関連銘柄である銀行・生保・損保には長らく横ばいが続くネガティブな影響を与えました。

1-2.日銀のYCC柔軟化を受けて金利上昇メリット関連銘柄が買われた!

金利上昇メリット関連銘柄は、2021年11月に米国FRBが利上げ路線に舵を切ったことをきっかけに注目が集まりました。

世界中の中央銀行が利上げに踏み切る中で、日銀だけは金融緩和を継続してきましたが、急激な円安や物価高が進む副作用があるため、「日銀も利上げするのではないか?」という期待感から注目。

日銀への利上げ期待が高まった2022年から2023年に掛けては、銀行・生保・損保といった金利上昇メリット関連銘柄が買われる展開となりました。

特に注目されてきたのが、日銀が実施している「長短金利操作」こと「イールド・カーブ・コントロール(YCC)」です。

日銀は、長期金利の上限を0.25%に抑えるイールド・カーブ・コントロール(YCC)を実施してきましたが、円高や物価高の進行を受けて、2022年12月20日に長期金利の上限を0.50%程度へ拡大。

さらに2023年7月28日には、イールド・カーブ・コントロール(YCC)を柔軟化し、長期金利上限を1.00%まで拡大しました。

ただ、日銀はイールド・カーブ・コントロール(YCC)を柔軟化したものの金融緩和は継続となっているため、円安の是正にはなっていません。

今後は、金融緩和の出口戦略として、明確な利上げとなるマイナス金利の解除がいつ行われるのかに注目が集まっています。

★注目ポイント1
・金利上昇メリット関連銘柄とは、金利上昇で買われるテーマ株。銀行・生保・損保の金融セクターが該当する。
・2022年から2023年に掛けて、日銀への利上げ期待が高まったことから金利上昇メリット関連銘柄が買われる展開に。
・日銀はイールド・カーブ・コントロール(YCC)を柔軟化し長期金利上限を1.00%まで拡大。今後は、明確な利上げとなるマイナス金利の解除がいつになるのかが焦点。

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2.金利上昇メリット関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

日銀の利上げ動向に注目が集まった2022年から2023年に掛けての金利上昇メリット関連銘柄の値動きを見ていきましょう。

2-1.メガバンク株!【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ

メガバンクの【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループは、金利上昇メリット関連銘柄としても代表的な銘柄です。

同社は、コロナショックで付けた2020年3月の380円から上昇し続けており、日銀がYCC柔軟化発表直後の2023年7月31日には1,163円を付けました。

特に、金利上昇メリット関連銘柄として注目されてきた、この1年間の上昇は顕著となっており、2022年10月に付けた632.6円から見ると、最大+83%の上昇率となっています。

日銀による0.25%→0.50%(2022年12月末)、0.50%→1.00%(2023年7月末)の2回のYCC柔軟化によって大きな値上がりとなったと言えます。

2-2.利上げ期待の2022→2023年に金利上昇メリット関連銘柄は全面高!【7184】富山第一銀行など

2022年から2023年に掛けてのメガバンクや大手地方銀行株の値上がり率は次の通りです。

・【8316】三井住友フィナンシャルグループ:+70%(3,962円→6,771円)
・【8411】みずほフィナンシャルグループ:+59%(1,537円→2,451.5円)
・【8308】りそなホールディングス:+53%(518.5円→794.9円)
・【7186】コンコルディア・フィナンシャルグループ:+51%(432円→655.1円)
・【7184】富山第一銀行:+118%(394→860円)
※いずれも2022年10月安値から2023年8月8日までの最大上昇率。

富山県の第二地銀である【7184】富山第一銀行が、金利上昇メリット関連銘柄の中では最も大きく上昇していますが、特にニュースや決算などは出ておらず、低位株だったことが好感されたのかもしれません。

また、大手生保・大手損保の値上がり率は次の通りです。

・【8750】第一生命ホールディングス:+41%(2,211.5円→3,130円)
・【8766】東京海上ホールディングス:+36%(2,503円→3,421円)
※いずれも2022年10月安値から2023年8月8日までの最大上昇率。

2022年から2023年に掛けては、日銀への利上げ期待から、銀行・生保・損保の金利上昇メリット関連銘柄はほぼ全面高となっています。

 
★注目ポイント2
・2022年から2023年に掛けては、日銀への利上げ期待から、銀行・生保・損保の金利上昇メリット関連銘柄はほぼ全面高に。

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3.金利上昇メリット関連銘柄リスト

銘柄備考
【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループメガバンク
【8316】三井住友フィナンシャルグループメガバンク
【8411】みずほフィナンシャルグループメガバンク
【7182】ゆうちょ銀行日本最大の預金金融機関
【8308】りそなホールディングスりそな銀行を傘下とする準メガバンク
【7186】コンコルディア・フィナンシャルグループ横浜銀行を傘下とする大手地方銀行
【7184】富山第一銀行富山県第二の地方銀行。金利上昇メリット関連銘柄として物色。
【8750】第一生命ホールディングス生命保険大手
【8766】東京海上ホールディングス損保大手
【8725】MS&ADインシュアランスグループホールディングス損保大手

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4.オススメの金利上昇メリット関連銘柄2選!

日銀の出口戦略でも注目が集まるオススメの金利上昇メリット関連銘柄を見ていきましょう。

【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ

市場東証プライム市場
企業概要りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行を傘下とする大手金融グループ。

りそなホールディングスは、メガバンクに次ぐ大手銀行株であり、金利上昇メリット関連銘柄でもあります。

銀行株は非常に多いですが、メガバンク・準メガバンク・大手地方銀行株はほとんど変わらないというのが実際の所です。大手銀行株さえ押さえておけば問題ありません。

【8725】MS&ADインシュアランスグループホールディングス

市場東証プライム市場
企業概要三井住友海上やあいおいニッセイ同和損保を傘下とする損保大手。

生保や損保も、金利上昇メリット関連銘柄の一角です。生保株・損保株は、ディフェンシブ寄りで高配当銘柄が多いという、銀行株と似た特徴を持っています。

損保大手の【8725】MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、配当利回り4.70%(2023年8月8日時点)と配当利回りが高めです。

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5.まとめ

2022年から2023年に掛けては、日銀への利上げ期待から、銀行・生保・損保の金利上昇メリット関連銘柄はほぼ全面高となりました。

日銀は、イールド・カーブ・コントロール(YCC)を柔軟化しており、2022年には0.25%だった長期金利上限は、2022年12月末(0.25%→0.50%)と2023年7月末(0.50%→1.00%)に拡大されています。

金融緩和はまだ継続となっているため、今後は実質的な利上げとなるマイナス金利の解除にいつ踏み切るのかに注目が集まります。

日銀がマイナス金利を解除するとなれば、金利上昇メリット関連銘柄は一段高となってもおかしくありません。

日銀の金融政策の動向にはアンテナを張っておき、金利上昇メリット関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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