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気象庁の3ヵ月予報によると、2023年夏は日本の広い地域で平年よりも暑い猛暑予測となっており、サマーストック関連銘柄に資金が集まってくるかもしれません。
サマーストック関連銘柄は、ビールやアイス、飲料水、エアコンといった、猛暑になると業績が上がる銘柄を中心としたテーマ株です。
サマーストック関連銘柄には、夏の初めの6月から8月頃に掛けて買われるアノマリーが観測されます。
サマーストック関連銘柄に注目していきましょう!
1.サマーストック関連銘柄とは?
1-1.サマーストック関連銘柄とは
サマーストック関連銘柄とは、夏期間(6月~8月)に特需が期待されて買われやすいテーマ株です。
具体的な銘柄としては、ビール株やエアコン株はもちろん、アイスに強いお菓子メーカー、熱中症対策グッズを手掛けている企業などが挙げられます。
サマーストック関連銘柄は、ビールや飲料水、アイス、エアコンなど、日常生活でもお馴染みの商品を手掛けている銘柄が多いことも特徴です。
夏になると、気温の上昇に伴いビールやエアコン、アイスなどの需要が上がりますが、エルニーニョ現象やラニーニャ現象などで猛暑になると特需になります。
逆に、例年よりも冷夏となった場合には、サマーストック関連銘柄には売り圧力が掛かることには注意しておきましょう。
サマーストック関連銘柄を象徴する相場格言としては、「麦わら帽子は冬に買え」というものがあります。
これは、夏になると業績が上がるサマーストック関連銘柄は、夏になってから買うのでは遅く、冬から仕込んでおくべきという意味です。
さすがに冬から仕込んでおくのは早過ぎますが、サマーストック関連銘柄は、気象庁の夏の3ヵ月予報が出る6月下旬~7月頃までには仕込んでおく必要があると言えます。
サマーストック関連銘柄のアノマリーとして、6月から上がり始めて、8月頃に株価のピークを迎える傾向があるためです。
1-2.2023年夏は猛暑予測!サマーストック関連銘柄は一段高の可能性も?
気象庁は2023年6月20日、7月から9月に掛けての3ヵ月予報を発表しました。
2023年夏は、太平洋高気圧が例年以上に日本の南へ張り出す見込みとなっており、北日本はほぼ平年並みですが、関東から沖縄に掛けては平年より気温が高くなるとのことです。
特に、西日本や沖縄・奄美では、50%以上の確率で平年より気温が高くなり、厳しい夏が予想されます。
2023年夏も猛烈な暑さが予想されるため、気象庁は十分な熱中症対策を呼び掛けています。
また、前線や低気圧の影響を受けやすい東日本や西日本では降水量も多くなるため、雨による災害にも注意が必要です。
2023年夏のサマーストック関連銘柄は、ビールやエアコン、アイス、飲料水などの基本的な銘柄に加えて、防災関連銘柄にも気を配っておくといいかもしれません。
★注目ポイント |
・サマーストック関連銘柄は、夏期間(6月~8月)に買われやすいアノマリーがあるテーマ株。 ・ビール株やエアコン株、アイスに強いお菓子メーカーなどが物色されやすく、猛暑予測になると6月頃から買われやすくなる。 ・2023年夏は、関東から沖縄に掛けて平年よりも気温が高くなる猛暑になる見通し。 |
2.サマーストック関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2-1.世界的エアコン企業!【6367】ダイキン工業
業務用・家庭用エアコンともに国内トップの世界的エアコン企業【6367】ダイキン工業は、サマーストック関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、ビール・飲料水やアイス以外では、サマーストック関連銘柄として最も代表的な銘柄の一つと言えます。
東証の主力銘柄でもあり、2023年は日本株好調の中で強く買われています。
同社の株価は、2023年6月初めに付けていた26,920円から、7月3日には31,330円まで買われており、上場来高値を現在進行形で更新中です。
サマーストック関連銘柄として買われているというよりは、日本株好調の中で買われている値動きと言えますが、サマーストック関連銘柄としても押さえておきましょう。
2-2.アイス株も2023年夏前に好調!【2201】森永製菓など
2023年夏の前には、日本株好調を背景に幅広い銘柄が買われています。
2023年6月だけでも、アイス株の中心銘柄である【2201】森永製菓は4,420円→4,715円、【2206】江崎グリコは3,675円→3,909円まで買われました。
いずれの銘柄もサマーストック関連銘柄だから買われたというよりは、日本株好調の流れで買われたものと見られます。
サマーストック関連銘柄は、材料がない場合にテーマ株の一角として注目されることが多いですが、2023年6月には日経平均株価は33,000円台となり、サマーストックどころではないという所でしょうか。
ただ、日経平均株価はこの3ヶ月で8,000円近く上がったため、夏に調整相場となれば、サマーストック関連銘柄が猛暑を含めて注目される可能性もあるかもしれません。
2023年7月初め時点では、日本株全体が強いため、サマーストックに関係なく買われている状況です。
★注目ポイント |
・2023年のサマーストック関連銘柄は、日本株全体が強いため、サマーストックに関係なく買われている銘柄が多い。 ・2023年夏に日本株の買い材料がなくなってくれば、サマーストック関連銘柄は猛暑で注目される可能性も。 |
3.サマーストック関連銘柄リスト
サマーストック関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。
銘柄 | 主なサービス |
【2206】江崎グリコ | アイス「パピコ」「ジャイアントコーン」「アイスの実」 |
【2264】森永乳業 | アイス「ピノ」「MOW」「パルム」 |
【2269】明治ホールディングス | アイス「エッセルスーパーカップ」 |
【2502】アサヒグループホールディングス | ビール「スーパードライ」、飲料水「カルピス」「三ツ矢サイダー」 |
【2587】サントリー食品インターナショナル | 飲料水「グリーンダカラ」「烏龍茶」「ペプシ」 |
【4578】大塚ホールディングス | 飲料水「ポカリスエット」 |
【4967】小林製薬 | 熱中症対策グッズ「熱さまシート」 |
【4998】フマキラー | 殺虫剤大手 |
【6367】ダイキン工業 | 業務用エアコン |
【7698】アイスコ | アイスクリームの卸販売 |
4.オススメのサマーストック関連銘柄3選!
【2264】森永乳業
市場 | 東証プライム市場 |
企業概要 | 乳飲料やアイス、ヨーグルトなどに強い乳業大手。 |
森永乳業は、「ピノ」「MOW」「パルム」などで知られるアイスメーカーの一角です。
2023年5月に5,510円の高値を付けて以降は売られており、2023年7月初めには4,800円前後で推移しています。
2023年夏には、サマーストック関連銘柄として反発も期待できるかもしれません。
【6367】ダイキン工業
市場 | 東証プライム市場 |
企業概要 | 世界的空調メーカー。業務用エアコン・家庭用エアコンで国内トップ。 |
ダイキン工業は、世界的エアコン企業として知られており、サマーストック関連銘柄の一角です。
2021年には家庭用エアコン市場においても、17年ぶりにパナソニックから国内トップシェアを奪還しました。
サマーストック関連銘柄であることを抜きにしても、おすすめの主力銘柄です。
【4967】小林製薬
市場 | 東証プライム市場 |
企業概要 | 芳香剤最大手。家庭用品を中心に医薬品・医療機器や健康食品も手掛ける。 |
小林製薬は、熱中症対策グッズ「熱さまシート」でも知られるサマーストック関連銘柄です。
株価は売られており、2023年の日本株上昇の恩恵を受けられていないため、猛暑をきっかけにそろそろ反発してもおかしくありません。
5.まとめ
サマーストック関連銘柄は、ビールやアイス、飲料水、エアコンといった、猛暑になると業績が上がる銘柄を中心としたテーマ株です。
サマーストック関連銘柄には、夏の初めの6月から8月に掛けて買われやすいアノマリーがあります。
2023年夏は、関東から沖縄に掛けて平年より気温が高くなる予測となっており、厳しい猛暑となる見込みです。
2023年6月には、日本株全体が強く買われたため、サマーストック関連銘柄は猛暑予測に関係なく買われている銘柄が多くなっています。
2023年夏に日本株が調整相場入りとなるなど材料やテーマがなくなってくれば、猛暑を背景にサマーストック関連銘柄が注目される可能性は十分に考えられます。
2023年夏の猛暑予報や猛暑対策トレンドなどのニュースにはアンテナを張っておき、サマーストック関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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