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【9022】JR東海は+47%!【9021】JR西日本は+56%!【9020】JR東日本は+58%!【9010】富士急行は+148%!
鉄道関連銘柄はディフェンシブ銘柄が多く、JR各社を中心に有名な企業が多いことから、投資初心者の株式投資デビューにもおすすめのテーマ株です。
2020年以降は新型コロナの影響を受けて下落している銘柄が目立ちますが、ワクチン接種による経済正常化を受けてアフターコロナでの反発が期待されています。
鉄道関連銘柄に注目していきましょう!
1.鉄道関連銘柄とは?
鉄道関連銘柄は、アフターコロナ特需での反発が期待される筆頭テーマ株です。
1-1.鉄道関連銘柄とは?
なおJRや私鉄といった鉄道事業者に加えて、線路建設や電車製造などを手掛けている銘柄も広義の鉄道関連銘柄に含まれます。
鉄道は経済状況に関わらず一定の需要が見込まれるため、鉄道関連銘柄は業績が安定しやすく、株価もローリスク・ローリターンのディフェンシブ銘柄が多いことが特徴です。
鉄道事業との相乗効果が期待される事業を手掛けている鉄道会社も多く、東急の東急ハンズや東武鉄道の東京スカイツリー、富士急行の富士急ハイランドなどが代表的です。
鉄道関連銘柄はディフェンシブ銘柄が多く、有名な企業が多いことから、投資初心者の株式投資デビューにもおすすめのテーマ株となっています。
またICT技術を活用して交通をクラウド化するモビリティ革命「MaaS(マーズ)」は、株式市場においても注目されつつある次世代テーマとなっており、鉄道関連銘柄に投資する際にも注目のキーワードです。
ただ、鉄道関連銘柄はコロナ前にはディフェンシブ銘柄の代表格でしたが、新型コロナの影響を大きく受けたことから、2020年以降は株価が苦戦している銘柄が目立つ状況となっています。
1-2.鉄道関連銘柄は旅行株の一角としてアフターコロナの反発が期待される!
旅行や外食など、ワクチン接種による経済正常化が進むことで特需が期待される銘柄は「アフターコロナ株」や「ポストコロナ関連銘柄」などと呼ばれており、マーケットで注目を集めています。
鉄道関連銘柄は旅行株の一角として、アフターコロナ特需が期待されており、2021年は反発傾向にあります。
ただ、旅行会社を中心とした多くの旅行株が2021年に大きく反発した中で、その一角である鉄道関連銘柄の反発はそこまで大きくなっているわけではありません。
日経平均株価が一時3万円を回復する中で、コロナ前の水準を取り戻せない鉄道関連銘柄は2021年10月時点においても目立っているというのが現状です。
とはいえ、マーケットのアフターコロナ特需への期待は大きいため、今後、鉄道関連銘柄に資金が流入してくる期待は大きいものと思われます。
岸田新政権は、GoToキャンペーンに感染症対策などを加えた「GoTo2.0」を打ち出しており、「Go Toトラベルキャンペーン」が再開されれば、鉄道関連銘柄にも追い風になると期待されます。
さらに、テレワークによる通勤の減少も鉄道関連銘柄にとっては逆風でしたが、ワクチン接種が進み新型コロナの脅威が減少することを受けて、完全テレワークが解除される動きが出てきていることも追い風です。
★注目ポイント1 |
・鉄道関連銘柄は、ディフェンシブ銘柄が多く、有名な企業が多いため、投資初心者の株式投資デビューにもおすすめのテーマ株。 ・鉄道関連銘柄は、新型コロナの打撃を大きく受けたが、アフターコロナ株として2021年は反発基調にある。 |
2.鉄道関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2021年に上がっている鉄道関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。
2-1.「富士急ハイランド」でも有名!【9010】富士急行
富士山麓を地盤に富士急行線を運営し、テーマパーク「富士急ハイランド」でも有名な【9010】富士急行は、新型コロナ相場で上昇を遂げている数少ない鉄道関連銘柄です。
同社の株価は、2020年8月に一時2,611円を付けていましたが、「Go Toトラベルキャンペーン」を受けて買われ、2021年3月18日には6,500円まで上昇しました。
この期間に+148%の最大上昇率となりましたが、2021年3月以降は下げており、2021年10月時点では4,800円前後で推移しています。
多くの鉄道関連銘柄がコロナ前の株価を回復できないなか、同社は2021年10月時点でもコロナ前を上回っている数少ない銘柄です。
2-2.鉄道関連銘柄の代表格!【9020】JR東日本
日本最大の鉄道会社である【9020】JR東日本は、最も代表的な鉄道関連銘柄です。
同社は、電子マネー「Suica」を使ったモビリティ革命「MaaS」でも注目されており、日本ではMaaSで最も先行している企業とされます。
同社の株価は、2020年1月初めには9,785円を付けていました。コロナショック後も下げ止まらず、2020年10月には5,446円まで下落……。
ファイザー・モデルナがワクチン開発に成功した2020年11月以降は買い戻されており、2021年3月18日には8,626円まで反発しました。
この期間に安値から最大+58%の上昇率となっています。
ただその後は横ばいが続いており、2021年10月時点では7,500円前後に留まっています。コロナ前の株価水準は依然として遠い状況です。
なお、【9021】JR西日本は+56%、【9022】JR東海は+47%となっており、この1年間でJR3社はほぼ同様の値動きとなっています。
鉄道関連銘柄の多くは、株価の最悪期は脱しており、2021年には反発基調にありますが、積極的に買われているとまでは言い難い状況です。
★注目ポイント2 |
・鉄道関連銘柄の多くは、最悪期は脱したものの、2021年に入ってからも積極的に買われているとまでは言い難い状況。 |
3.鉄道関連銘柄リスト
銘柄 | 主なサービス |
【9020】JR東日本 | 東日本最大の鉄道会社、電子マネー「Suica」によるMasS |
【9021】JR西日本 | 西日本最大の鉄道会社 |
【9022】JR東海 | 東海道新幹線を運営、リニアモーターカー |
【9142】JR九州 | 九州最大の鉄道会社 |
【9001】東武鉄道 | 首都圏で東武本線や東武東上線を運営、東京スカイツリー |
【9005】東急 | 首都圏で東横線や目黒線、田園都市線を運営 |
【9007】小田急電鉄 | 首都圏で小田急線や江ノ島線、多摩線を運営 |
【9010】富士急行 | 富士急行線を運営、テーマパーク「富士急ハイランド」 |
【9024】西武HD | 首都圏で西武鉄道や池袋線、新宿線を運営 |
【9041】近鉄グループ | 近畿・東海地方で難波線や奈良線、大阪線を運営 |
4.オススメの鉄道関連銘柄3選!
アフターコロナ株としてもオススメの鉄道関連銘柄を押さえておきましょう。
【9022】JR東海
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 東海道新幹線を運営。リニアモーターカーでも注目が集まる。 |
JR東海は、ドル箱の東海道新幹線を運営していることで知られる、代表的な鉄道関連銘柄です。
基本的に、【9020】JR東日本、【9021】JR西日本、【9022】JR東海のJR3社の値動きはほとんど変わりません。鉄道関連銘柄で安全な長期投資をしたい場合には、この3社から選択するようにしましょう。
【9142】JR九州
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 九州地方全域で鉄道事業を手掛ける。非鉄道収入が過半数。 |
JR九州は、JRではありますが、鉄道関連銘柄の中ではやや特殊な銘柄です。
同社は不動産や流通など非鉄道収入が収益の過半数となっています。特に配当利回りは3.51%となっており、JR東日本(1.36%)、JR西日本(1.83%)、JR東海(0.77%)よりも大きくなっています(いずれも2021年10月6日終値時点の配当利回り)
鉄道関連銘柄で高配当株投資をしたい場合には一押しの銘柄です。ただ、JR3社よりはリスクが大きいことには留意しておきましょう。
【9010】富士急行
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 富士山麓を地盤に鉄道「富士急行線」とテーマパーク「富士急ハイランド」を運営する。 |
富士急行は、新型コロナ相場では最も買われている鉄道関連銘柄となっています。
テーマパーク「富士急ハイランド」は、アフターコロナでの特需も期待されることから、引き続き鉄道関連銘柄をけん引する上昇が期待される銘柄です。
5.まとめ
鉄道関連銘柄は、ディフェンシブ銘柄が多く、JR各社を中心に有名な企業が多いため、投資初心者の株式投資デビューにもおすすめのテーマ株です。
経済正常化による旅行特需や通勤需要の回復を背景に、アフターコロナ株の筆頭に挙げられていますが、2021年はそこまで積極的に買われているとは言い難い状況です。
ただ、ワクチン接種が進んだことから感染者数は激減しており、岸田新政権はGoToキャンペーンに感染症対策などを加えた「GoTo2.0」を打ち出しているなど、追い風が吹きつつあります。
また鉄道各社の決算予想を見てみても、黒字転換や赤字縮小が多くなっており、徐々に株価に反映されてきてもおかしくありません。
GoToキャンペーンなど鉄道需要に関するニュースにはアンテナを張っておき、鉄道関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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