必読必須の厳選3記事
Google検索やYoutube、「Galaxy」や「Xperia」を始めとするAndroidスマホなど、Google(グーグル)が手掛けるサービスや製品はもはや日常生活には欠かせなくなっています。
近年、Googleは「Ok,Google」という合言葉でも話題になったスマートスピーカー「Google Home」や自動運転といった領域にも力を入れていることからも注目が集まります。
そんな米GoogleとGoogle関連銘柄にスポットを当て、注目していきます。
1.Google(グーグル)関連銘柄に期待
今回は、アメリカの巨大IT企業Google(グーグル)に関連した銘柄に注目していきます。
1-1.Google(グーグル)とは?
本社はアメリカ・カリフォルニア州にあり、アメリカの株式市場ではGoogleの持ち株会社であるAlphabetが上場しています。
2018年10月現在、Alphabetの時価総額はApple、Amazon、Microsoftに次ぐ世界4位となっています。
Googleは、当時スタンフォード大学に在籍していたラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏によって1998年9月4日に設立されました。
両氏が開発した「PageRank」技術を導入した検索エンジンは、「googol」という数の単位にちなんで「Google」と命名されたことが社名の由来にもなっています。
Googleは2004年8月19日にIPO(新規上場)を果たし、2015年には持ち株会社であるAlphabetを設立しています。
Googleの事業としては、検索エンジンが最も知られていますが、スマートフォンのOSであるAndroidや2006年に買収したYoutubeも、もはや多くの人の日常生活にはなくてはならないものとなっています。
日本での検索エンジンのシェアは「Yahoo!Japan」に次ぐ2位となっていますが、「Yahoo!Japan」はGoogleの検索エンジンを使っているため、日本での検索エンジンに占めるシェアは98%以上となっています。
1-2.Google(グーグル)の事業業績は?
2018年7月に発表された直近の決算から、Googleの事業業績を詳しく見ていきましょう。
Googleの2018年度第2四半期決算によると、売上高は前年同期比+26%となる327億ドル、営業利益は28億ドルとなっています。
営業利益率は売上の9%と低くなっていますが、これはEUでAndroidが独占禁止法に接触したことによって約50億ドルの罰金が請求されたことが影響しています。
Googleの売上の内訳を見てみると、Google検索やYoutubeで表示される広告売上が233億ドル、Google以外の他者媒体での広告売上が48億ドルとなっており、広告売上が全体の85%以上を占めています。
特に、近年はGoogle検索の広告単価が下がる一方で、Youtubeの動画広告が大きく伸びている傾向が見て取れます。
また、広告以外にもクラウドやAndroid、スマートスピーカーなどの事業も堅調に成長しているようです。
Googleは近年、量子コンピューターや人工知能、自動運転にも力を入れていることからも注目が集まります。
ただ、検索エンジンやYoutube、Androidなどで世界を制覇したと言っても過言ではないGoolgeですが、比較されることが多いAmazonに比べると、近年はややその勢いに陰りが見え始めているとも言われます。
1-3.Google(グーグル)に関連するテーマ
★注目ポイント1 |
Google(グーグル)は、検索エンジンやYoutube、Androidなどで知られる世界的IT企業。広告売上が全体の86%以上を占めている。 |
2.Google(グーグル)関連銘柄の推移
Google(グーグル)の株価と関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.Google(グーグル)の株価動向は?
まずは、今回注目するGoogleの持ち株会社であるAlphabet(NASDAQ: GOOGL)の株価動向を、直近5年間に絞って見ていきましょう。 Alphabetの株価は、当時はまだGoogleとして上場していた2013年11月初めには510ドル前後で推移していました。
それから5年間で大きく上昇しており、2018年7月には1,250ドルを超えて高値を付けています。
この5年間で最大2.4倍以上の上昇となっており、2018年10月現在は1,100ドル前後で推移しています。
ただ、ライバルと言われるAmazonはこの5年間で7倍以上の上昇となっており、時価総額ではGoogleを追い抜いています。
とはいえ、Googleの業績は好調であり、株価もこの5年間で2倍以上と堅調に推移していることには変わりありません。
Google検索、Youtube、Androidスマホの需要がなくなることは考えられず、今後もIT界の巨人であり続けることは間違いないでしょう。
2-2.Androidスマホ「Xperia」を手掛けるソニー
東証に上場しているGoogle関連銘柄を見ていきましょう。
Androidスマホ「Xperia」を手掛けている【6758】ソニーは、Google関連銘柄として挙げることができます。同社の株価は、2017年10月には4,413円を付けていましたが、この1年上昇しており、2018年9月には6,973円まで上昇しています。
とはいえ、ソニーの決算は非常に好調ですが、牽引しているのは世界的に売れ行きが好調なゲーム機「PlayStation4」と、世界中のスマホに使われているCMOSイメージセンサーです。
「Xperia」を擁するモバイル・コミュニケーション部門は直近の決算では赤字となっており、大きく足を引っ張っている状態が続いています。
2-3.Youtuberマネジメントを手掛けるUUUM
Youtuberマネジメントやマーティングを手掛ける【3990】UUUMは、Youtube関連銘柄であることからGoogle関連銘柄として注目されます。
同社は2017年8月にIPOしました。IPO時に高値を付けて上場ゴールとなる銘柄が多い中で、同社はこの1年で大きく上昇しています。同社の株価は、2017年10月には1,770円(※)を付けており、下落・停滞が長い間続いていましたが、2018年7月発表の決算が好調だったことから急騰し、2018年9月には4,295円まで上昇しました。
※株価は2018年9月30日に行われた1→3の株式分割後の値で算出。
この1年で最大2.4倍の上昇となり、2018年10月現在は3,700円前後で推移しています。
Google関連銘柄として、AndroidとYoutubeに関連する2銘柄を見てきましたが、Googleと事業提携を結んでいるような明確なGoogle関連銘柄というのはほとんどありません。
ただ、Googleも属するインターネット広告は成長セクターとなっており、こちらはGoogleを抜きにしても多くの銘柄が大きく上昇している注目のテーマ株となっています。
★注目ポイント2 |
Googleの株価はこの5年間で2倍以上に上昇している。明確にGoogle関連銘柄と言える銘柄は東証にはないが、Googleも属するインターネット広告関連銘柄は注目テーマ株となっている。 |
3.主要Google(グーグル)関連銘柄チェックリスト
グーグル関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2433】博報堂DYホールディングス | 1,942円 | 広告代理店大手 |
【2461】ファンコミュニケーションズ | 623円 | インターネット広告 |
【2491】バリューコマース | 2,112円 | インターネット広告 |
【3990】UUUM | 3,700円 | Youtuberマネジメント |
【4324】電通 | 5,590円 | 広告代理店大手 |
【4689】ヤフー(低位株★) | 375円 | 国内検索トップの「Yahoo!Japan」がGoogleの検索エンジンを使用 |
【4751】サイバーエージェント | 5,500円 | インターネット広告 |
【6058】ベクトル | 2,069円 | インターネット広告 |
【6535】アイモバイル | 723円 | インターネット広告 |
【6579】ログリー | 3,250円 | インターネット広告 |
【6753】シャープ | 1,837円 | Androidスマホ「AQUOS PHONE」 |
【6758】ソニー | 6,208円 | Androidスマホ「Xperia」 |
【9433】KDDI | 2,929円 | Androidスマホの販売 |
【9437】NTTドコモ | 2,906円 | Androidスマホの販売 |
【9984】ソフトバンク | 9,205円 | Androidスマホの販売 |
※株価は2018年10月24日終値で算出
★注目ポイント3 |
Google関連銘柄としては、Androidを手掛けている銘柄やYoutuberマネジメントを手掛けるUUUMの他、インターネット広告関連も挙げられる。 |
4.Google関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったGoogle関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年10月25日~2018年10月25日の1年で算出
4-1.第1位【2491】バリューコマース
上昇率 | 3.46倍(安値:721円 → 高値:2,500円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 31.79(売られ過ぎ) |
4-2.第2位【3990】UUUM
上昇率 | 2.96倍(安値:1,449.9円 → 高値:4,295円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 40.03(やや売られている) |
4-3.第3位【6058】ベクトル
上昇率 | 1.74倍(安値:1,315円 → 高値:2,750円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 30.45(売られ過ぎ) |
※RSIは2018年10月25日終値より算出
★注目ポイント4 |
Google関連としてピックアップした銘柄の中から、過去1年間の上昇率を出してみたが、トップはアフィリエイト広告大手の【2491】バリューコマース。上昇率にすると3.46倍で右肩上がりの綺麗なチャートを描いている。 |
5.まとめ
Google検索やAndroid、Youtubeなどで世界を制覇しつつあるGoogleですが、Amazonの快進撃に比べると、ややその勢いに陰りが見え始めているのも確かです。
ただ、Googleは、スマートスピーカーや自動運転を始めとした人工知能分野に力を入れており、今後この分野でのイノベーションが期待されます。
また、Googleの本業である広告分野では、Youtube関連の動画広告が大きく伸びており、依然大きな注目が集まります。
それらの事からも、重要テーマと大きく関わるGoogle関連のニュースはアンテナを張っておくべきと言えます。
厳選テンバガー狙いの3銘柄を無料で!
分析者が精査済みの短期急騰期待が出来る低リスク3銘柄情報を先行配信しております。
サポート体制には自信があり、銘柄相談も無料にて承っておりますので是非ご活用下さい。厳選3銘柄も先行配信しております。