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現在EV関連銘柄は再び注目の的になっています。
EVの普及や開発では中国が一歩リードしている状態ですが、急速充電器に強い日本企業にも莫大な商機が生まれることが期待されています。
EVシフトへのカウントダウンが迫るなか、急速充電器での重要性がより高まっています
今回はEV急速充電器の関連銘柄に注目していきましょう!
目次
1.EV急速充電器関連銘柄に期待

今回は、EV(電気自動車)の普及には欠かせないEV急速充電器に関連した銘柄に注目していきます。
1-1.電気自動車充電器とは?
電気自動車の充電を行うためのインフラ設備のことです。EVへの充電は充電設備から専用ケーブルを繋いで行われます。
電気自動車充電器は、普通充電器と急速充電器の2種類に分かれます。
普通充電器は、100V/200V商用電源を使って充電を行うもので、長時間駐車することを目的とした一部の駐車場や住宅、ホテルや商業施設などで導入され始めています。
普通充電器のメリットとしては、商用電源が利用できるため設置コストが安く、深夜電力を利用できれば電力コストが抑えられることが挙げられます。
一方、デメリットとしては、充電に多くの時間が掛かることが挙げられます。
急速充電器は、三相200V電源(出力50kW)を使って充電を行うもので、高速道路のSAなどに設置されています。
急速充電器のメリットとしては、短時間で急速な充電が行えることが挙げられます。
一方、デメリットとしては、高圧電源を使うため設置コストが高くなり、昼間の電力を使うため電力コストも高くなることが挙げられます。
現在マーケットで注目されているのは、急速充電器です。
今回注目するEV急速充電器関連銘柄は、EV用急速充電器を手掛けている銘柄が中心になってきます。
1-2.EV相場が盛り上がりをみせる
世界で進むEVシフトの流れを受けて、2020年10月から11月に掛けては“EV相場”と呼ばれる相場展開となっており、EV急速充電器関連銘柄はEV株の中心テーマ株として買われています。
ただEVの弱点として、ガソリン車に比べて航続距離が短く、充電時間が長いことが指摘されています。
これらの弱点を克服しないことには、いくら政府がEVシフトを唱えようと、EVが市場で評価されるようにはならないでしょう。
充電時間の長さというEVの弱点を克服するカギとなるEV急速充電器の開発競争は今後ますます激化することになりそうです。
市場調査会社グローバルインフォメーションが発表したレポートによると、世界のEV急速充電器市場は2019年の13万3,992台から2025年には22万6,857台に達すると予測されています。
同レポートによると、EVの成長を握るカギとしては、政府によるEVの利用を奨励するための意識改革やインセンティブが重要になるとのことです。
また、アメリカのEV大手テスラモーターズが開発した「V3スーパーチャージャー」と呼ばれる第3世代の急速充電器では15分以内の充電が可能となっており、EVインフラとして積極的に導入することが期待されています。
★注目ポイント1 |
EV急速充電器はEV普及の鍵を握る。EVの弱点である急速充電器の競争がますます激化していく |
2.EV急速充電器関連銘柄の推移

2-1.EVパワーステーションも手掛ける!【6996】ニチコン
世界的コンデンサメーカーの【6996】ニチコンは、EV用蓄電池システムにも強いEV急速充電器関連銘柄です。
同社は、EV急速充電器を手掛けていることに加えて、EVを家庭用蓄電池へ変える「EVパワーステーション」を世界で初めて実現したことでも知られています。
同社の株価は、2020年1月初めには1,112円を付けていました。コロナショックでは3月19日に559円まで下落。その後の新型コロナ相場でも反発が限定され、9月末時点で803円に留まっていました。

しかし、世界的にガソリン車の新車販売規制が相次いだ2020年10月から11月のEV相場で急伸し、12月8日には1,170円まで上昇。コロナショック前の株価を取り戻しました。
2-2.低位株から急騰!【5986】モリテック スチール
板金加工品大手の【5986】モリテック スチールは、EV急速充電器関連銘柄としても注目される銘柄です。
同社は、「EV/PHV用 ケーブル自動巻取り式充電スタンド」を手掛けていることから、EV株の一角に数えられています。
同社の株価は、2020年1月初めには398円を付けており、コロナショックで3月13日には196円まで下落。その後も反発が限定され、300円前後で推移していました。
2020年は株価低迷していたものの、11月のEV相場で突然急騰することに。11月20日終値では300円を付けていましたが、翌営業日の11月24日に急騰し、12月7日には718円まで上昇。

出遅れEV低位株として、わずか3週間弱で+139%の急騰となりました。
この他のEV急速充電器関連銘柄としては、新型急速充電器を手掛ける【6617】東光高岳も、EV相場となった2020年秋に大きく買われています。
3.主要EV急速充電器関連銘柄チェックリスト

EV急速充電器関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 主なサービス |
【5986】モリテック スチール | EV/PHV用ケーブル自動巻取り式充電スタンド |
【6201】豊田自動織機 | 新型PHV・EV用充電スタンド |
【6506】安川電機 | 車載電池用急速充電器「Enewell-CEV」 |
【6507】シンフォニアテクノロジー | EV用急速充電器「ENERSTA」 |
【6617】東光高岳 | 急速充電器 |
【6641】日新電機 | EV用充電スタンド「EVMATE」 |
【6651】日東工業 | EV・PHEV用充電器 |
【6674】ジーエス・ユアサ コーポレーション | EV用急速充電器 |
【6728】アルバック | EV用急速充電器 |
【6844】新電元工業 | EV用急速充電スタンド「SDQC」 |
【6866】HIOKI | EV用急速充電器の測定器 |
【6926】岡谷電機産業 | 急速充電器部品 |
【6938】双信電機 | EV用急速充電器に使われるノイズフィルター |
【6996】ニチコン | EV用急速充電器 |
【7201】日産自動車 | EV用急速充電器、電気自動車リーフ |
★注目ポイント3 |
EV急速充電器関連銘柄を抽出すると、急速充電器を手掛ける銘柄を中心に、日産自動車や急速充電器用部品メーカーなども挙がってくる。 |
4.おすすめのEV急速充電器関連銘柄3選

【6996】ニチコン
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 世界的コンデンサメーカー。アルミ電解コンデンサに強み。 |
ニチコンは、「電気自動車用 省スペース型急速充電器」を手掛けているほか、EVを家庭用蓄電池へ変えるV2Hシステム「EVパワーステーション」を世界で初めて実現したことから蓄電池関連でも注目のEV株です。EV急速充電器関連銘柄としては最も基本的な銘柄となります。
【6844】新電元工業
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 車載・産機用パワー半導体やEV急速充電器を手掛ける。 |
新電元工業は、「EV/PHEV車用 大出力急速充電器『SDQC2F90シリーズ』」などを手掛けているEV急速充電器関連銘柄です。パワー半導体メーカーでもあるため半導体株としても注目の銘柄です。上場企業としてはニチコンと並ぶ急速充電器メーカーとなります。
【6617】東光高岳
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 電力機器を手掛ける。スマートグリッド事業に注力。 |
東光高岳は、EV用充電インフラとして急速充電器とEV用パワーコンディショナ(V2H)を手掛けていることからEV急速充電器関連銘柄に位置付けられる銘柄です。
EV急速充電器関連銘柄としては配当利回りが高く、2020年12月8日時点で3.01%と高配当銘柄となっています。EV株で配当金目的の投資をしたい場合には一押しの銘柄です。
5.まとめ
EV急速充電器関連銘柄は、再びテーマ株の中心となってきました。
またEVで注目されるアメリカのテスラモーターズは上場以来赤字続きにも関わらず、株価はこの8年で15倍以上になっており、EVは世界中の投資家から注目されるテーマになっています。
日本の自動車メーカーはEVではやや出遅れていますが、日本のEV関連銘柄としては急速充電器を手掛けている銘柄が世界中の投資家から注目されていると言えます。
また、日本と中国が規格を統一するという材料からも今後も要チェックです!
EV急速充電器関連銘柄の動向を要チェックです。。
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