企業で急速に導入が進む「SaaS」!関連銘柄も好調で2018年熱いテーマ!

 
 多くの企業や個人で、クラウドサービスを使ったSaaSの導入が進んでいます

 
SaaSは、社内でシステムの保守をする必要がなく導入コストが掛からないといった利点から、今後も多くの企業で導入されていくことが期待されます。
 
関連銘柄も好調で、【3994】マネーフォワードは公募価格から4倍【3655】ブレインパッド3.4倍!達成。
 
今後も注目度の高い、クラウドサービスやSaaSに注目していきましょう!

1.多くの企業で急速に進むSaaSの導入

 多くの企業でクラウドサービスを使ったSaaSの導入が急速に進んでいます。

1-1.SaaSとは?

 今回は、クラウド時代に大きな注目が集まっているSaaSに関連した銘柄に注目していきます。SaaS関連銘柄は、クラウド関連銘柄とも言えます。
SaaS(サース)とは
「Software as a Service」の略称で、クラウドコンピューティング上で提供されるソフトウェアやアプリケーションのこと
従来のソフトウェアの販売は、ソフトウェアをパッケージ製品としてユーザーにライセンス販売し、ユーザーは自分のコンピュータにソフトウェアをインストールして使う形態が主流でした。
 
SaaSでは、インターネット上でアプリケーションを起動できるため、ライセンスを購入してコンピュータにインストールする必要がありません
 
例えば、WordやExcel、PowerPointで有名な「Microsoft Office」は従来のパッケージ販売もしていますが、「Microsoft Office 365」という月額課金制のクラウドサービスが提供されています。
 
SaaSのメリットとしては、使用した期間の使用料だけで済むため短期間の使用ならコストを抑えられること、複数の端末から同じアカウントでいつでも利用することができることなどが挙げられます。
 
一方、デメリットとしては、ネットワーク障害時などには利用できなくなることや、長期間の使用の場合はソフトウェア購入に比べてコストが不利になる点などが挙げられます。
 
なお、クラウドサービスに関連する概念では、システム開発環境をクラウドで提供するIaaS(イアース・アイアース Infrastructure as a Service)とPaaS(パース Platform as a Service)がありますが、今回はSaaSにのみ注目していきます。
 

1-2.SaaSの具体的なサービスや市場規模は?

 クラウドサービス比較サイト「ボクシル」を運営するスマートキャンプが公開したSaaS業界レポート 2016-2017によると、SaaS市場は成長市場であることが分かります。

 
同レポートによると、今後SaaS市場は年平均10%以上で成長していき、2015年には約1兆円だった市場規模は、2020年には1.3兆円にまで拡大する見通しであることが示されています。
 
2015年末時点で40%以上の企業がクラウドサービスを利用しており、今後も多くの企業がクラウドサービスを導入していく流れが続くことは間違いないと見られます。
 
特に
 
「保守体制を社内に持つ必要がない」
「どこでもサービスを利用できる」
「初期導入コストが安価」
 
 
といったクラウドサービスの利点が、企業からは好感されているようです。
 
SaaSの具体的なサービスとしては、Microsoftの「Microsoft Office 365」やGoogleのGmail、オンラインストレージのDropboxといったアメリカのIT企業が目立ちますが、日本発のサービスも登場してきています。
 
例えば、クラウド会計のfreee、家計簿アプリのマネーフォワード、コミュニケーションツールのChatWorkなどは、ビジネスやプライベートでも使ってみた経験があるのではないでしょうか。

 

★注目ポイント1
 SaaSとは、クラウドコンピューティング上で提供されるアプリケーションのこと。初期コストが安く、どこでも利用できることなどから、企業での導入が急速に進んでいる。

2.SaaS関連銘柄のこの1年の値動きは?

 SaaS関連銘柄はこの1年間で堅調な値上がりを見せています。

2-1.スマホ向け家計簿アプリを手掛けるマネーフォーワード

 スマホ向け家計簿アプリ「Money Forward」を提供している【3994】マネーフォーワードは、SaaS関連銘柄を代表する存在です。

 
同社が手掛ける家計簿アプリ「Money Forward」は絶大な人気を誇り、2018年5月には利用者数が650万人を突破したと発表されています。
 
また、同社が手掛けるクラウド会計ソフト「MFクラウド会計」も事業の柱になっていることから注目が集まります。
同社は、2017年9月29日に新規上場(IPO)し、公開価格の1,550円に対し、初値は3,000円と公開価格を93.5%上回りました
 
その後も上昇していき、2018年3月には一時6,380円を付けました。2018年6月現在は6,000円前後で推移しています。
 
新規上場株は、初値が公開価格より高くなることは多くても、その後は大きく下落していくことが少なくないにも関わらず、同社は初値からは2倍、公開価格からは4倍なっています。
 
 

2-2.会計・人事給与パッケージソフト「ZeeM」のSaaS型を発表したクレオ

 会計・人事給与パッケージソフト「ZeeM」で知られるソフトウェア開発会社の【9698】クレオも、SaaS関連銘柄として注目されます。
 
同社は、2018年11月21日に、「ZeeM」のSaaS型月額利用モデルとなる「ZeeM on Azure」を発表しました。
同社の株価は、2017年6月には554円を付けており、その後は半年ほど横ばいが続いていましたが、2017年12月から上昇していき、2018年4月には一時1,340円を付けました。
 
この1年で2.5倍近くの上昇となり、2018年6月現在は1,150円前後で推移しています。
 
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2-3.多くのSaaSアプリケーションサービスを提供する日本ユニシス

 情報システム大手の【8056】日本ユニシスも、SaaS関連銘柄として注目されます。
 
同社は、オンラインストレージ「AirTriQ」や情報共有基盤サービス「NeXtCommons」など、多くのSaaSアプリケーションサービスを提供していることで知られます。
同社の株価は、2017年6月には1,777円を付けていましたが、この1年で上昇していき、2018年6月現在には2,783円の高値を付けるなど、1年前の1.5倍以上となる高値圏で推移しています。
 
 
 
★注目ポイント2
 SaaS関連銘柄はこの1年で堅調に上昇している。クラウド会計ソフトのfreeeと、コミュニケーションツールChatWorkの新規上場のニュースには要注目。

3.主要SaaS関連銘柄チェックリスト

 SaaS関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄 株価 主なサービス
 【3680】ホットリンク 828円   SaaSサービス
 【3694】オプティム 2,652円   クラウドデバイスマネジメントサービス
 【3744】サイオス 908円   クラウド製品
 【3774】インターネットイニシアティブ 2,271円   クラウドサービス
 【3923】ラクス 1,839円   クラウド経費精算システム「楽楽精算」
 【3976】シャノン 2,070円   SaaSマーケティングソリューション「SHANON MARKETING PLATFORM」
 【3994】マネーフォワード 5,700円   スマホ向け自動家計簿アプリ「Money Forward」、クラウド会計ソフト「MFクラウド会計」
 【4716】日本オラクル 8,300円   「オラクルクラウドプラットフォーム」
 【4776】サイボウズ 557円   グループウェア
 【6501】日立製作所 801.1円   SaaSビジネス基盤サービス
 【6702】富士通 673.6円   SaaS製品
 【8056】日本ユニシス 2,696円   SaaSアプリケーション
 【8591】オリックス 1,824円   子会社にクラウド会計ソフト国内シェア1位の「弥生会計」を手掛ける弥生
 【9432】NTT 5,170円   SaaSアプリケーション
 【9698】クレオ 1,112円   会計・人事給与パッケージソフト「ZeeM」

※株価は2018年6月4日終値で算出

★注目ポイント3
 SaaS関連銘柄を抽出してみると、大企業から新興IT企業まで幅広い。多くの企業がクラウドサービスを手掛けていることが分かる。

4.SaaS関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

 過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったSaaS関連より上位3銘柄を発表致します。
 
※2017年6月5日~2018年6月5日の1年で算出
 

4-1.第1位【3655】ブレインパッド

チャート画像
上昇率  3.4倍(安値:974円 → 高値:3,380円)
市場  東証一部
RSI  57.42(やや買われている)
 

4-2.第2位【6836】ぷらっとホーム

チャート画像
上昇率  3.25倍(安値:2,151円 → 高値:7,000円)
市場  東証二部
RSI  43.47(やや売られている)
 

4-3.第3位【3966】ユーザベース

チャート画像
上昇率  3.2倍(安値:1,105円 → 高値:3,545円)
市場  東証マザーズ
RSI  77.36(買われ過ぎ)

※RSIは2018年6月5日終値より算出

★注目ポイント4
 上昇率トップは、その他テーマAI、量子コンピュータなどでも注目度が高いブレインパッド。2位、3位も上昇率3倍以上と接戦で、右肩上がりの動きを見せていることから、今後の動きも要注目。

5.まとめ

 SaaS関連銘柄は、この1年で堅調に上昇しています。
 
特に、2017年9月に新規上場したマネーフォーワードは多くの投資家から注目される銘柄となっています。
 
今後新規上場が期待されている、クラウド会計ソフトのfreeeと、コミュニケーションツールChatWorkに関するニュースは特に注目となります。
 
クラウドサービスやSaaSに関するニュースにはアンテナを張り、動向をチェックしておきましょう。
 

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