水素ステーション関連銘柄は水素相場で急騰!燃料電池車(FCV)でも注目のテーマ株を抑えておこう

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【8088】岩谷産業は+93%!【6331】三菱化工機は+149%!【4406】新日本理化は+160%!【5922】那須電機鉄工は+206%!【3441】山王は+425%!

2020年秋から冬に掛けて、水素ステーション関連銘柄を始めとする環境株の急騰が止まりません。

EVと再生エネルギーに続き、水素ステーション関連銘柄が軒並み急騰する“水素相場”が到来しています。

日本政府は水素を重要エネルギーに位置付ける構えで、2030年には水素使用量を現在の電力消費量の1割に当たる1,000万トン規模にすることを目標にすると報じられたことが急騰の引き金となりました。

水素ステーション関連銘柄に注目していきましょう!

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1.水素ステーション関連銘柄とは?

 

日本の環境政策の柱として水素が大きな注目を集めており、水素ステーション関連銘柄に資金が流入してきています。

1-1.水素ステーションとは?

水素ステーションとは、水素を補給するための施設のことです。

水素は、地球温暖化対策となるクリーンエネルギーとして注目を集めており、「水素社会」や「水素エネルギー」という言葉が環境トレンドワードになることも多くなっています。

水素がクリーンエネルギーとして注目される理由は大きく分けて2点あります。

水素は水の電気分解で得ることが可能であり、石油や石炭などの化石資源や食品廃棄物・下水汚泥などのバイオマスにも含まれているなど、簡単に生産することが可能です。

水素は燃焼させても二酸化炭素を排出せず、水しか発生させません。このため地球にやさしく熱や電気として利用することが可能です。

水素を利用した電池としては「燃料電池」が知られており、燃料電池を搭載した燃料電池車(FCV)も次世代環境車として注目されています。

水素社会を実現するための最大のネックとなるのが水素の補給方法、つまり水素ステーションの問題です。

燃料電池車は電気自動車(EV)と並んで注目されていますが、水素ステーションの数が少ない点で大きなデメリットを抱えている点は否めません。

1-2.菅政権は水素を環境政策の目玉に掲げる!?

水素ステーション関連銘柄は、長らく注目されないテーマ株となっていましたが、2020年秋から冬に掛けて流れが変わりつつあります。

2020年秋には、アメリカ大統領選でバイデン氏が環境政策を目玉に掲げ、世界中がガソリン車の新規販売を禁止する「EVシフト」を発表したことから、EVや再生エネルギーといった環境テーマ株が急騰。

EVや再生エネルギーに比べると水素ステーション関連銘柄の値上がりはそこまで大きくありませんでしたが、2020年12月に入ってから水素関連の注目ニュースが続出しました。

2020年12月4日に行われた総理記者会見の中で、菅総理は「無尽蔵にある水素を新たな電源と位置づけ、大規模で低コストの水素製造装置を実現します。水素飛行機や水素の運搬船も開発します」と発言。

さらに2020年12月8日、政府は2030年までに国内の水素利用量を1,000万トン規模にすることを目標とするよう調整に入ったと報じられました。これは国内電力の1割に相当するものです。

このニュースに合わせるかのように、トヨタ自動車は新型燃料電池車「新型MIRAI」を発表。価格は710万円と高額であるものの、航続距離は850kmとEVよりも長いことが最大の特徴です。

これらの水素関連ニュースを受けて、水素ステーション関連銘柄は軒並み急騰しており、2020年12月は“水素相場”とも言われる相場展開となっています。

★注目ポイント

・水素はクリーンエネルギーとして注目されるが、燃料電池車の普及には水素ステーションの少なさが問題となっている。
・2020年12月、日本政府は水素を重要エネルギーとする方針を発表。水素ステーション関連銘柄が軒並み急騰する“水素相場”となった。

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2.水素ステーション関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

 

大きく上がっている水素ステーション関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.水素関連銘柄の代表格!【8088】岩谷産業

LPGなどに強いガス商社の【8088】岩谷産業は、東証を代表する水素ステーション関連銘柄です。

同社は圧縮水素・液化水素で国内トップシェアとなっており、液化水素では100%のシェアを有しています。水素関連銘柄の代名詞とも言える銘柄です。

同社の株価は、2020年1月初めには3,715円を付けていました。コロナショックでは3,260円まで下落し、その後は反発、3,000円台後半で横ばいに。9月末時点では3,945円を付けていました。

2020年10月からは環境株が大きく買われた流れで上昇し、水素関連銘柄全般に資金が入ってきた12月にも一段高に。12月11日には6,320円を付けており、上場来高値を更新しています。

2020年の最大上昇率はコロナショック安値から見て+93%です。ただ、上昇分のほとんどは2020年10月以降の上昇によるものです。

水素ステーション関連銘柄の代名詞とも言える同社の株価は、2020年の水素株の動向を物語っています。

2020年秋に環境株が注目された時点から同社には資金が流れ込んでいましたが、10月時点ではまだ他の水素ステーション関連銘柄は上がっていませんでした。

2020年秋に環境株が注目される→水素関連の代表として【8088】岩谷産業が買われる→2020年12月に水素関連銘柄全般が注目されるという流れになったと言えます。

2-2.低位株の水素関連銘柄!【4406】新日本理化

菅政権が水素を主要エネルギーにすると発表し、トヨタが新型MIRAIを発表した2020年12月には、ほぼ全ての水素ステーション関連銘柄が急騰しました。

機能性樹脂原料などに強みを持つ化学メーカーの【4406】新日本理化は、低位株から急騰した水素ステーション関連銘柄です。

同社は、高圧水素化やシス・トランス異性体を制御した水素化などの水素受託事業を手掛けています。

同社の株価は、2020年初めには216円を付けており、コロナショックでは3月13日に119円まで下落。以降も200円未満のボロ株領域で推移していました。

水素相場となった2020年12月に急騰し、12月初めには166円を付けていましたが、12月11日には310円まで上昇。

2020年の最大上昇率はコロナショック安値から+160%となっていますが、上昇分のほとんどは2020年12月の急騰によるものです。

この他の水素ステーション関連銘柄としては、岩谷産業と並んで注目の【6331】三菱化工機が+149%、水素ステーションに欠かせない水素吸蔵タンクを手掛ける【5922】那須電機鉄工は+206%、「水素透過膜」で注目の【3441】山王は+425%などとなっています。
※いずれも2020年安値から高値の値。

★注目ポイント

・水素ステーション関連銘柄は、2020年秋に環境株が買われる下地ができていた流れで、水素関連ニュースが相次いだことから2020年12月にほぼ全ての銘柄が急騰した。

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3.水素ステーション関連銘柄リスト

 

【3441】山王「水素透過膜」の特許取得
【4088】エア・ウォーター水素ガス発生装置「VH」
【4406】新日本理化高圧水素化やシス・トランス異性体を制御した水素化など水素受託事業
【5659】日本精線パラジウム合金圧延箔を使った水素分離膜モジュール
【5922】那須電機鉄工空温式水素吸蔵合金システム(MH-QUONクーオン)
【6331】三菱化工機小型オンサイト型水素製造装置「HyGeia」
【6391】加地テック燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサ
【7014】名村造船水素で駆動する水素燃料電池船
【7203】トヨタ自動車燃料電池車「新型MIRAI」
【8088】岩谷産業圧縮水素・液化水素で国内トップシェア

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4.オススメの水素ステーション関連銘柄3選!

日本の未来エネルギーとして注目・オススメの水素ステーション関連銘柄を抑えておきましょう。

【8088】岩谷産業

チャート画像
市場東証一部
企業概要産業・家庭用ガス商社。水素では国内トップシェア。

岩谷産業は、圧縮水素・液化水素で国内トップシェアを誇る、代表的な水素ステーション関連銘柄です。他の水素ステーション関連銘柄も上昇していますが、純粋な水素銘柄と言えるのは同社を含めて数少ないのが現状です。

2020年秋に世界中でクリーンエネルギー政策が注目された際にも、水素関連銘柄として真っ先に買われました。

【6331】三菱化工機

チャート画像
市場東証一部
企業概要下水や産業排水処理装置など環境事業に強い石油・化学装置メーカー。

三菱化工機は、小型オンサイト型水素製造装置「HyGeia」や水素ステーションを手掛けており、岩谷産業と並んで水素ステーション関連銘柄として注目される銘柄です。

2020年12月には大反発しましたが、長期チャートで見ると、岩谷産業が上場来高値を更新したこととは対照的に、同社は底値からの反発が始まった形となっています。

【7203】トヨタ自動車

チャート画像
市場東証一部
企業概要世界的自動車メーカー。ハイブリッド車に強い。

日本の水素ステーションの動向は、トヨタの燃料電池車「MIRAI」に掛かっていると言っても過言ではないでしょう。

ただ、マーケットでは燃料電池車「新型MIRAI」よりも、EVで注目される全固体電池の方が反応が大きいようです。燃料電池車(FCV)・電気自動車(EV)のいずれにおいても注目の銘柄であることには間違いありません。

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4.まとめ

菅政権が水素を主要エネルギーにすると発表し、2030年には現在の電力消費量の1割に当たる1,000万トン規模を目標にすると報じられたことなどから、2020年12月は“水素相場”となりました。

水素に関する技術を保有するあらゆる水素ステーション関連銘柄が急騰しており、水素ステーション関連銘柄は小バブル状態となっています。

ただ自動車分野に限って言えば、燃料電池車(FCV)は電気自動車(EV)への注目には及ばないというのがマーケットの見方かと思われます。

とはいえ日本政府が方針を示したように、水素はエネルギー源そのものとして期待されているため、燃料電池車や水素ステーションが普及しなかったとしても、水素エネルギー普及の流れは変わらないでしょう。

マーケットの情勢からすると、水素エネルギーでEVを発電する未来になっていくというのが多くの投資家の見通しだと思われます。

政府の水素戦略など水素に関するニュースにはアンテナを張っておき、水素ステーション関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう!

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