台風シーズン前に押さえておくべき「台風関連銘柄2018!」

 

毎年夏頃になると、台風の発生や上陸によりニュースで度々話題になりますが、台風発生によって値上がりが期待される台風関連銘柄は毎年恒例です。

今年も台風が発生・上陸することはほぼ確実であることから、事前に台風関連銘柄をおさえておくべきと言えます。

台風対策も兼ねて台風のニュースに注目していくとともに、主な台風関連銘柄をチェックしていきましょう!

1.台風関連銘柄は定期的に盛り上がる!

2018年も発生するであろう台風の傾向について見ていきましょう。

1-1.台風関連とは

毎年、夏が近付くと台風関連のニュースが増えます。

台風関連銘柄とは
台風が日本各地に接近して大きな被害が予測されたり、実際に大きな被害が出た場合に注目される銘柄群のこと

台風は毎年必ずと言っていいほど接近・上陸しているため、定期的に注目されるテーマ株として物色されます。

気象庁の統計によると、1981年から2010年の30年の平均では、台風の発生数は年間25.6個、接近数は年間11.4個、上陸数は年間2.7個となっています。

とくに7月から10月に掛けては台風が発生しやすく、8月にピークを迎えることが多くなる傾向。

つまり、台風関連銘柄は6月までに仕込み、その後2~3か月掛けて保有するというのが一般的な投資法であると言えます。

ただ、台風による被害はそこまで大きな被害になるケースは少ないため、関連銘柄に台風特需が発生したとしても、業績に対する寄与は限定的です。

台風関連銘柄に投資する際は、台風による一時的な利益を目的に投資するのではなく、国土強靭化政策や電線地中化といった長期的なテーマ株とも関連付けて投資するのも1つの方法です。

 

1-2.台風で恩恵を受ける主なセクター

 

台風関連にはどのような銘柄があるのでしょうか。

まず、台風によって大きな被害が発生した場合は復旧・復興のための公共事業が行われることが想定されます

そのため、インフラ整備に携わる建設・土木株は台風関連銘柄の筆頭に挙げられます。

台風の被害が発生すると予測される橋梁や道路の整備に携わる銘柄も物色されるでしょう。

電線の復旧需要が増えることから電線に関わる銘柄や、洪水や浸水の発生によって排水・防水対策に関連する銘柄も注目されます。

とくに地方では、高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化が問題となっており、これらの銘柄は国土強靭化政策の恩恵を受けるテーマ株としても物色されると期待されます。

台風のニュースが相次いで報じられることで、国民の防災意識が高まり、台風対策に関心が向かいます。

そうすると、防災グッズを売っているホームセンターや、気象情報サービスの売り上げが増えることも考えられます

★注目ポイント1
 台風関連銘柄とは台風の接近・上陸によって物色される銘柄群のことで、6月までに仕込み、その後2~3か月掛けて保有するというのが一般的な投資法。

2.台風関連銘柄の株価推移

台風シーズンである6月から10月にかけて、台風関連銘柄が2017年どのような値動きをしたのか振り返っていきます。 

2-1.九州北部豪雨による復興需要の思惑買い

 

2017年の台風の発生数は27個と例年並みでしたが、上陸数は4個と平年より多めの年で、とくに7月の台風3号がもたらした九州北部豪雨は大きなニュースとなりました。

北九州を地盤に海洋土木を得意とする【1888】若築建設は、台風関連銘柄として2017年に最も注目を浴びた銘柄でした。

同社株は2017年4月の安値1,350円でしたが、九州北部豪雨発生で復興需要の期待からストップ高をつけ、2017年8月には一時2,000円にまで上昇。

この期間で株価+50%近くの上昇を見せています。

同社のような地方の土木建設を手掛ける銘柄は、地方インフラ老朽化による国土強靭化政策に関連した銘柄としても今後注目されると期待できます。

  

2-2.国家プロジェクトにも絡む台風関連銘柄

台風関連銘柄として欠かせないのが、電線に関わる銘柄です。

電線や電線加工品を手掛ける中堅電線メーカーの【5807】東京特殊電線は、2017年に大きく値上がりした銘柄のひとつ。

同社株は2017年5月の安値1,696円をつけていましたが、2017年10月には一時2,597円の高値をつけ、この期間に株価+53%の上昇となりました。

大きく上昇した背景には、国家プロジェクトとして進められている電線地中化の期待も相まっていると考えられます。

なお、同社株は2018年も堅調に推移しており、2月には高値3,840円つけるまでに成長しています。

 
 
★注目ポイント2
 台風関連銘柄に投資する際は、国土強靭化政策や電線地中化といったほかのテーマにも絡んでいる銘柄に注目したい。

3.台風関連銘柄チェックリスト

台風関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。

銘柄 株価 主なサービス
 【1822】大豊建設 646円   土木建設
 【1881】NIPPO 2,497円   土木建設
 【1883】前田道路 2,344円   土木建設
 【1884】日本道路 5,350円   土木建設
 【1888】若築建設 1,730円   土木建設
 【1929】日特建設 630円   土木建設
 【2325】NJS 1,621円   浸水対策
 【4825】ウェザーニューズ 3,455円   気象情報
 【5805】昭和電線ホールディングス 955円   電線
 【5807】東京特殊電線 3,235円   電線
 【7516】コーナン商事 2,904円   ホームセンター
 【8184】島忠 3,515円   ホームセンター
 【8218】コメリ 2,933円   ホームセンター
 【9678】カナモト 3,655円   建機レンタル
 【9699】西尾レントオール 3,270円   建機レンタル

※株価は2018年4月26日終値で算出

★注目ポイント3
 台風関連銘柄は土木建設やホームセンター、台風対策に関連した事業や気象情報サービスまで幅広い銘柄が候補となる。

4.台風関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった台風関連の上位3銘柄を発表致します。

※2017年4月26日~2018年4月26日の1年で算出

 

4-1.第1位【5807】東京特殊電線

チャート画像
上昇率 2.3倍(安値:1624円 → 高値:1624円) 
市場  東証一部
RSI  50.84(売り買い均衡)
 

4-2.第2位【1929】日特建設

チャート画像
上昇率 1.7倍(安値:442円 → 高値:758円) 
市場  東証一部
RSI  63.63(やや買われている)
 

4-3.第3位【7516】コーナン商事

チャート画像
上昇率 1.4倍(安値:1991円 → 高値:2956円) 
市場  東証一部
RSI  65.98(やや買われている)

※RSIは2018年4月26日終値より算出

★注目ポイント4
 他のテーマに比べると、台風関連銘柄の上昇は限定的なようにも見えますが、定期的に物色されるものが多く売買のタイミングを掴みやすい。

5.まとめ

2017年は九州北部豪雨によって【1888】若築建設が大きな値上がりとなりましたが、台風関連以外のテーマとも絡んでいるような銘柄が注目です。

九州北部豪雨のような、ニュースで大きく取り上げられる大災害ともなれば別ですが、単に台風の発生数や上陸数が平年より多いだけでは大きな値上がり期待はできません。

台風関連銘柄への投資を成功させるには、国土強靭化や電線地中化といった国策に絡んでいるような銘柄を優先的に物色することがポイントとなるでしょう。

 

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