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日本の農業が衰退する今、農業ICTやスマート農業が注目を集めています
。
この1年でスマート農業関連銘柄から【7985】ネポンや【3835】eBASEは株価2倍を達成!
ICT技術を活用したスマート農業が実現すれば、農業の生産性が大幅に向上し、若者や新興企業の新規参入が増えて、農業が新たな成長産業になることも期待されます。
農業ICTやスマート農業に関連する銘柄には、日本の今後を左右する大きな期待があることからその動向には注目です。
今後注目しておくべき関連銘柄もチェックしておきましょう。
1.農林水産省が積極推進するスマート農業
衰退する一方と見られている日本の農業を救うかもしれない、農業ICT化によるスマート農業とは。
1-1.スマート農業(農業ICT)とは
スマート農業とは
農業にIT技術やAI(人工知能)、IoTなどを活用することによって、農業の生産性を高める次世代農業。農業ICTやアグテックとも呼ばれます。
現在、農林水産省はスマート農業を積極推進しており、大きな注目を集めています。
スマート農業が積極推進される背景には、少子高齢化の影響などから、農業従事者の減少と高齢化が進んでいることが挙げられます。
1995年から2015年の間に、農業従事者は256万人から175万人に減少し、平均年齢は59.6歳から67.0歳に上昇しました。
それらにより、多くの農家で後継者不足が問題となっています。
スマート農業を積極的に推進することで、若者、新規参入を増やそうと動いています。
また、アメリカやヨーロッパの先進国の農業と比べて、日本の農業にはIT技術などの先端技術の導入が進んでおらず、規模の経済性の面で遅れていることも指摘されています。
現在、日本が主導となって進めているTPPの合意によって、他国からの農産物輸入が増加すると予測されていることからも、国内農業の競争力強化が求められています。
農業に先端技術を導入して、生産性の高いスマート農業を実現することによって、日本の農業の国際競争力が高まることが期待されています。
1-2.スマート農業への期待
大きな期待を集めているスマート農業ですが、スマート農業を推進することによるメリットは多岐に渡ります。
24時間自動運転のトラクターやドローンを導入することで、人力の場合とは比較にならない圧倒的な生産力を実現でき、コストも大幅に削減されることが期待されます。
また、IT技術を使ったきめ細かい栽培が実現することによって、作物のポテンシャルを最大限に生かした高品質の農作物が栽培できることも期待されます。
ロボット技術を使うことによって農業従事者の負担を減らすことができ、IT化で誰でも農業に従事出来るようになることから、若者や新興企業が農業へ新規参入することも期待されます。
農業への新規参入が増えれば、地方で放棄されている耕作地の有効活用に繋がることも期待されます。
このように多くのメリットがあるスマート農業ですが、現在大きな課題として残っているのは、農業ICT化するのに掛かるコストが非常に高いことが挙げられています。
今後は低コスト化を実現することが重要となるでしょう。
市場調査会社のシード・プランニングによると、2015年の農業ICTの市場規模は約165億円から、2020年には732億円にまで拡大すると見込まれているとの予測が出されています。
市場規模も急拡大が見込めることから、今後はスマート農業推進に関連するニュースや関連銘柄は注目すべきでしょう。
★注目ポイント1 |
農業ICT化によるスマート農業の実現は、農林水産省の積極推進と市場規模拡大から期待される。 |
2.スマート農業関連銘柄への期待が高まる
スマート農業や農業ICTに関連した銘柄は、マーケットではまだ大きな注目を集めていませんが、一部の銘柄には早くも思惑買いが先行し始めています。
2-1.農業クラウドサービス「アグリネット」を展開するネポン
農業用機器を手掛ける【7985】ネポンは、スマート農業関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、施設園芸用暖房機を手掛けるほか、ハウス環境の「見える化」に貢献する農業クラウドサービス「アグリネット」を展開していることで知られています。
同社の株価は、2017年4月初めには187円という低位株でしたが、2017年11月には一時392円と2倍以上にまで高騰しました。
同社が大きく買われるきっかけとなった材料は、2017年3月29日付けの日本経済新聞で、JAが農産物や農業資材の取引形態を見直す改革方針を公表したと報じられたことです。
このニュースから、非効率な農業の流通構造改善のためにICTが活用されるとの期待感から、農業ICT関連銘柄の一角として同社が物色され、ストップ高となりました。
2-2.農産物の生産履歴管理システムを手掛けるeBASE
商品情報データベースソフト「eBASE」の開発・販売を行う【3835】eBASEは、スマート農業関連銘柄の一角として注目されている銘柄の一つです。
同社は、農産物の生産履歴管理システムを開発し、野菜や果物を生産する際に使った肥料や農薬などをデータベース化し、ビッグデータを蓄積していることで知られます。
同社の株価は、2017年3月末には712.5円でしたが、2017年11月には高値1,592円を付け、この1年で約2.2倍の上昇となりました。
この1年は特にスマート農業や農業ICTに関連した材料は出ていませんが徐々に買われている状況です。
今後は、更にスマート農業に関する事業を手掛けている成長著しいIT企業も、スマート農業関連銘柄として物色されることが予想されます。
スマート農業に関連した事業を行っている銘柄はしっかりとチェックしておきましょう。
★注目ポイント2 |
スマート農業や農業ICTに関連した銘柄は今後いつ注目されてもおかしくない。今後が注目のテーマ株であると言える。 |
3.主要スマート農業関連銘柄チェックリスト
スマート農業関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2359】コア | 1,313円 | 農業ICTソリューション |
【3541】農業総合研究所 | 1,712円 | 農業コンサルティング事業など |
【3694】オプティム | 2,399円 | 農業ICTシステム |
【3799】キーウェアソリューションズ | 875円 | 農業ICTソリューション |
【3816】大和コンピューター | 1,370円 | ITを活用した「i農業」 |
【3835】eBASE | 1,334円 | 農産物データベース |
【6199】セラク | 730円 | 温室内環境遠隔モニタリングシステム |
【6310】井関農機 | 2,098円 | 農業機械 |
【6326】クボタ | 1,829.5円 | 世界的農業機械メーカー |
【6701】NEC | 3,020円 | 農業クラウドサービス |
【6702】富士通 | 643.1円 | 農業クラウドサービス |
【6902】デンソー | 5,785円 | 農業クラウドサービス |
【7732】トプコン | 2,034円 | 農機の自動制御 |
【7985】ネポン(低位株★) | 260円 | 農業クラウドサービス |
【7991】マミヤ・オーピー | 1,216円 | GPSによる自立走行システム |
※株価は2018年3月28日の終値で算出
★注目ポイント3 |
スマート農業関連銘柄は世界的メーカーから新興企業まで幅広い。今後特に注目したいのはポテンシャルの高そうな新興銘柄。 |
4.スマート農業関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったスマート農業関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年3月28日~2018年3月28日の1年で算出
4-1.第1位【3835】eBASE
上昇率 | 2.23倍(安値:712.5円 → 高値:1,592円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 70.79(買われ過ぎ) |
4-2.第2位【7985】ネポン
上昇率 | 2.22倍(安値:176円 → 高値:392円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 37.14(やや売られている) |
4-3.第3位【9377】エージーピー
上昇率 | 2.1倍(安値:687円 → 高値:1,509円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 58.61(やや買われている) |
※RSIは2018年3月28日終値より算出
★注目ポイント4 |
スマート農業関連銘柄は上昇率上位でも2倍ということから、まだまだ上昇余地は十分期待できる。上位銘柄は今後の動きにも注目。 |
5.まとめ
スマート農業や農業ICTといったテーマは、マーケットではまだそれほど大きな注目を集めてはいません。
しかし、今後、TPPに関連したニュースや、それに伴い農業ICT化関連のニュースにより、国内外の投資家から大きな資金が流入してくる余地は十分にあると考えられます。
また、人口減少や過疎化に伴う地方の未耕作農地の活用といった点でも、スマート農業の推進は大きなカギとなってくることが予想されます。
農業ICT化やスマート農業関連銘柄は、期待とポテンシャルの高さから今後の動向は注目しておきましょう。
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