「航空機関連銘柄」電動化・国産機・注目銘柄をチェック!

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 世界的な海外旅行需要の拡大から、航空機市場が順調に成長しています。

海外旅行需要は今後も拡大すると見られており、日本企業の影響力も大きいことから航空機産業は成長産業として期待されています。
航空機関連銘柄も好調で、【7172】JIAは株価2.9倍【5302】日本カーボン2倍の上昇を見せております。
自動車産業と肩を並べる基幹産業になるかもしれない航空機関連銘柄に注目していきましょう!

 

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1.日本企業が重要な役割を担う航空機関連銘柄

 世界的な海外旅行需要拡大を背景に、航空機需要が増大しています。

1-1.航空機関連銘柄とは?

 今回は、日本の技術力が光る、航空機関連銘柄に注目していきます。

世界最大の航空機メーカーであるボーイングが2017年に発表したレポートでは、航空機は今後20年間で新たに4万1030機金額ベースにすると6兆1,000億ドルの需要が見込めると見積もられています。
航空機需要増大の背景には、世界的な経済成長を受けて海外旅行需要が増大していることがあります。
ボーイングによると、世界の旅客者数は今後20年に渡って年4.7%のペースで増加すると見込まれており、成長産業として期待されています。
航空機産業は、日本でも自動車に続く基幹産業の一つとして注目されており、技術力に定評のある多くの日本企業が完成機や機体部品、エンジンなどを手掛けています
今回注目する航空機関連銘柄は、航空機を手掛けている重工メーカーから、航空機の部品やエンジンを手掛けている材料メーカー、ANAやJALなどの航空会社まで多岐に渡ります。

1-2.日本の航空機事情をチェック

 現在、三菱重工業が開発している国産ジェット機MRJの開発遅れのニュースが度々報じられていることから、日本企業の技術力低下が懸念されています。

しかし、このニュースだけで日本企業の技術力が低下したと評価するのは木を見て森を見ないようなものであり、世界の航空市場における日本企業の存在感は未だ健在です。
日本企業は世界最大の航空機メーカーであるアメリカのボーイング社と蜜月の関係を築いていることは有名です。
例えば、次世代中型ジェット旅客機「ボーイング787」の日本企業の分担比率は35%に達しており、「準日本製」の機体であるとまで言われています。
ボーイング旅客機における日本企業の分担率は、B767で15%B777で21%、そしてB787で35%と、次世代機になるにつれて上がっているのです。
そんなアメリカのボーイング社と長年に渡り取引をしてきた日本企業ですが、2017年7月EPA交渉大枠合意をきっかけにEUのエアバス社と急接近
エアバスのポシェ副社長は「イノベーションとウィンウィンの関係を求めている。日本の技術が欲しい。」とも話しています。
また、ホンダが開発したビジネスジェット機「ホンダジェット」は2017年の納入機数が世界首位の機体となり、今や世界中のセレブや大富豪ご用達の自家用ジェット機となっています。
ニュースでは度々MRJの失態が取り上げられていることから誤解を招きやすいですが、日本企業の航空機市場における存在感は小さくなっているどころか、むしろ大きくなっているのです。

1-3.航空機電動化について

 2017年は中国やEUで電気自動車の普及を積極推進する政策が次々と発表されたことから、電気自動車関連のニュースが度々取り上げられました。

航空機の世界でも、電動化が推進される動きがあるようです。
環境先進国であるノルウェーでは、2025年までに電動航空機の商業航路でのテスト飛行を始め、2030年までに商業航路を開設し、2040年までに全ての国内線を電化する計画があるとのことです。
電動航空機は、ジェット機に比べて燃料コストが削減でき、2つのエンジンではなく多数のモーターを搭載することから安全リスクが小さいことが利点として挙げられます。
まだ先の長い話であり、マーケットでは注目される材料にはなっていませんが、電気航空機に使われるであろうバッテリーなどは日本企業が強みを持つ分野であるため、今後が期待されます。

 

★注目ポイント1
 航空機市場は世界的な旅行需要の増大を背景に成長産業として期待されている。MRJの納入遅れのニュースが度々取り上げられているが、日本企業は航空機市場でむしろ存在感を増している。

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2.航空機関連銘柄この1年間の値動き

 成長著しい航空機関連銘柄の、この1年間の値動きを見ていきましょう。

2-1.航空機向けの新素材を開発した日本カーボン

 炭素製品の大手メーカーである【5302】日本カーボンは、航空機向けの新素材を開発したことで注目を集めていている銘柄です。
同社が開発した炭化ケイ素繊維は、軽量かつ高強度で耐熱性にも優れていることから、従来エンジン部で使われていたニッケル合金を代替する新素材として期待されています。
炭化ケイ素繊維を使うことによって航空機体の軽量化に繋がり、燃費の改善が期待されることから、現在、世界中の航空機メーカーから大きな注目を集めています
同社の株価は、2017年5月初めには3,000円を付けていましたが、この1年大きく上昇していき、2018年2月には一時6,540円にまで値上がりしました。
この1年で最大2.2倍にまで上昇し、2018年5月現在も6,000円付近で手堅く推移しています。
航空機に使われる素材や材料は日本企業が最も得意とする分野であり、世界的メーカーが多数あります。航空機関連銘柄を物色する際は必ずチェックしておきましょう。

2-2.ホンダジェットで世界一に輝いたホンダ

 世界的自動車メーカーの【7267】ホンダは、航空機市場でも存在感を増しています。

同社が開発しているビジネスジェット機「ホンダジェット」は、2017年の納入機数が世界首位となりました
同社の株価は、2017年5月初めには3,232円を付けていましたが、2018年1月には一時4,151円まで上昇。この期間に約+28%の上昇となりました。
航空機関連銘柄の花形は、やはり航空機本体を手掛けている企業の銘柄です。
しかし、世界的自動車メーカーであるホンダや【7011】三菱重工、【7012】川崎重工のような重工メーカーは時価総額が大きい大型株であるため、それほど大きな値動きは期待出来ません
航空機業界は安全が最も重要視される業界であるため、航空機を開発するには多額の資金と長年の信頼から裏付けられた技術力が必要です。
そのため、新興のベンチャー企業が参入するのは厳しい背景があるためだと考えられます。
★注目ポイント2
 航空機市場は成長産業であるが、航空機関連銘柄は長期投資向けの大型ディフェンシブ銘柄が多いため、大きな値上がり益を期待する投資には向かない。素材メーカーが狙い目か?

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3.主要航空機関連銘柄チェックリスト

 航空機関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
 【3402】東レ933.8円  航空機向け炭素繊維
 【4208】宇部興産3,315円  航空機向け新素材:炭化ケイ素繊維
 【4619】日本特殊塗料2,159円  航空機向け塗料
 【5302】日本カーボン5,710円  航空機向け新素材:炭化ケイ素繊維
 【5471】大同特殊鋼6,000円  航空機向け金属
 【6807】日本航空電子工業1,871円  航空機用電子機器
 【7011】三菱重工業4,159円  航空機メーカー、国産ジェット機MRJ
 【7012】川崎重工業3,525円  航空機メーカー
 【7013】IHI3,965円  ジェットエンジン生産
 【7224】新明和工業1,254円  防衛省向け航空機
 【7267】ホンダ3,623円  ビジネスジェット機「ホンダジェット」
 【7270】SUBARU3,607円  航空機メーカー、旧富士重工業
 【7408】ジャムコ2,231円  航空機用内装品大手
 【9201】日本航空4,007円  航空会社
 【9202】ANAホールディングス4,174円  航空会社

※株価は2018年5月11日終値で算出

★注目ポイント3
 航空機関連銘柄を抽出してみると、航空機メーカーから素材メーカー、航空会社まで幅広い。大企業が多く、大型のディフェンシブ銘柄が多い印象。

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4.航空機関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

 過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった航空機関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年5月11日~2018年5月11日の1年で算出

4-1.第1位【7172】JIA

チャート画像
上昇率2.9倍(安値:1,840円 → 高値:5,510円)
市場 東証マザーズ
RSI 91.3(かなり買われ過ぎ)

4-2.第2位【5727】東邦チタニウム

チャート画像
上昇率2.5倍(安値:738円 → 高値:1,888円)
市場 東証一部
RSI 36.61(やや売られている)

4-3.第3位【6747】KIホールディングス

チャート画像
上昇率2.4倍(安値:252円 → 高値:614円)
市場 東証二部
RSI 70.25(買われ過ぎ)

※RSIは2018年5月11日終値より算出

★注目ポイント4
 上昇率1位は航空機のリースを行う【7172】JIAで、チタン素材、航空機シートを手掛ける銘柄もランクイン。航空機関連銘柄は全体的に好調なことからで、今後の動きにも注目したい。

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5.まとめ

 航空機市場は順調に成長しており、日本を代表する重工メーカーや素材メーカーなどの技術系大企業が重要な役割を果たしています。

しかし、航空機業界は安全が最重視される業界であるため、関連銘柄は成熟した大企業が多く、大きな値上がりはそれほど期待出来ないのが実情です。

そのため、航空機関連銘柄は長期投資をするのに適していると言えます。
また今後、電動航空機の開発に大きな進展があれば、マーケットで注目される新たな関連銘柄が出てくるかもしれません。

新素材の開発や電動航空機の開発といった航空機に関するニュースにはアンテナを張っておき、関連する銘柄の動向はチェックしておきましょう。

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