「空港ビジネス」関連銘柄は2020東京オリンピックに向け注目が高まる!

 

【9706】日本空港ビルデング1.55倍
【9377】エージーピー1.92倍

急増する訪日外国人観光客とLCCの普及を背景に、空港の利用者数が増加しています。

訪日外国人観光客は2020年までに4,000万人を突破することが確実な勢いとなっており、空港ビジネスの更なる活性化が期待されます。

今回は、そんな空港ビジネス関連銘柄に注目していきましょう!

1.空港ビジネス関連銘柄に期待

今回は、2020年東京オリンピックに伴うインバウンド消費でも注目される空港ビジネス関連銘柄に注目していきます。

1-1.空港ビジネス関連銘柄とは?

空港ビジネスとは
空港ターミナルビルの賃貸管理や空港での物販、免税店運営といった空港で行う事業全般のことを指します。

空港ビジネスで注目されるのは、近年急増している訪日外国人観光客の動向です。

政府は、2020年東京オリンピックまでに訪日外国人4,000万人を目標に掲げており、2017年の訪日外国人観光客数は過去最高の2,869万人となりました。

2018年に入ってからも、外国人観光客は前年同月比+10~20%のペースで順調に増加しており、このペースで行けば、2020年までに年間4,000万人は簡単に突破できそうな勢いを維持しています。

今回注目する空港ビジネス関連銘柄には、どのような銘柄があるのかを見ていきましょう。

まず、空港ビルの運営や空港関連施設の運営、免税店の運営といった空港関連ビジネスを手掛けている銘柄は筆頭に挙がってきます。

また、2大航空会社である【9201】JAL【9202】ANAにも要注目です。

この他には、空港近くで鉄道を運営している鉄道会社や旅行会社なども空港ビジネス関連銘柄として挙がってきます。

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1-2.空港市場の動向は?

2017年の空港利用状況を見てみると、最も利用者数が多いのは羽田空港で、年間8,540万人が利用しています。その内訳は国内線が6,836万人、国際線が1,704万人となっています。

羽田空港に次いで利用者数が多いのは、国際線に強い成田空港で、年間利用者は4,068万人となり、史上初めて4,000万人を突破しました。その内訳は国内線754万人、国際線が3,314万人となっています。

成田・羽田に次ぐ3位が関西空港の2788万人で、国内線が684万人、国際線が2,103万人となっています。関空は国際線に強く、インバウンド特需に沸く関西圏を支えています。

4位以降は、福岡空港(2,379万人)、新千歳空港(2,271万人)、那覇空港(2,097万人)、大阪空港(1,559万人)、中部空港(1,145万人)、鹿児島空港(561万人)、仙台空港(337万人)と続きます。

近年の空港市場の特徴としては、LCC(Low-Cost Carrier)こと格安航空会社が市場を牽引していることが挙げられます。

LCCが国内に就航したのは2012年で、2012年には流行語大賞トップテン入りを果たしました。

JTBが2017年に行った調査によると、国内LCCを利用したことがある人は30代以下の若い女性を中心に25.5%にまで広がっています。利用目的としては、やはり料金が安いことが魅力的のようです。

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★注目ポイント1
増加する訪日外国人観光客やLCCの普及を背景に、空港の利用者数は増加している。羽田空港、成田空港、関西空港の順に利用者数が多く、成田と関空は国際線に強い。

2.空港ビジネス関連銘柄の推移

空港ビジネス関連銘柄の動向を見ていきましょう。

2-1.羽田空港を運営する日本空港ビルデング

羽田空港ビルの賃貸や免税店の運営などを手掛ける【9706】日本空港ビルデングは、空港ビジネス関連銘柄を代表する銘柄です。

同社の株価は、2017年9月には3,735円の安値を付けており、2018年3月までは小幅な値動きの中で横ばいとなっていました。2018年4月から上昇していき、2018年6月には5,790円まで上昇しました。

この1年で最大+45%となり、2018年8月現在は5,400円前後で推移しています。

国内最大の空港である羽田空港の運営会社である同社は、空港ビジネス関連銘柄としては必ず抑えておかなければいけない銘柄であると言えます。

 

2-2.空港ビジネス全般を手掛けるエージーピー

航空機への動力供給や空港施設の保守を手掛ける【9377】エージーピーも、空港ビジネス関連銘柄として注目の銘柄です。

同社は航空機の動力事業や空港の保守事業の他に、空港内外のセキュリティ事業や機内食の開発なども行っており、航空ビジネス全般を手掛ける企業として知られています。

同社の株価は、2017年8月初めには785円を付けていましたが、2017年12月から上昇していき、2018年3月には1,509円まで上昇しました。

この1年で最大+88%まで上昇しましたが、その後は大きく下落しており、2018年8月現在は1,000円前後で推移しています。

なお、空港ビジネスを手掛ける銘柄としては、国内航空貨物物流大手の【9375】近鉄エクスプレスもこの1年で最大+44%となっています。

 

2-3.国際線首位の日本航空(JAL)

国内2大航空会社で国際線に強い【9201】JALも、空港ビジネス関連銘柄としては外せない銘柄です。

同社の株価は、2017年9月には3,588円を付けていましたが、2018年1月には4,504円まで上昇しています。

この1年で最大+23%となり、2018年8月現在は4,000円前後で推移しています。

【9202】ANAも、この1年で最大+26%となっており、両航空会社ともに堅調な値動きとなっています。

 

★注目ポイント2
空港ビジネス関連銘柄は、この1年で堅調な値上がりを遂げている。

3.主要空港ビジネス関連銘柄チェックリスト

空港ビジネス関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
【2729】JALUX3,035円免税店などの空港内店舗運営
【8802】三菱地所1,842円高松空港、下地島空港
【8864】空港施設613円空港施設運営
【9005】東京急行電鉄1,876円羽田空港沿線鉄道
【9006】京浜急行電鉄1,913円羽田空港沿線鉄道
【9021】JR西日本7,704円関西空港沿線鉄道
【9044】南海電気鉄道2,935円関西空港沿線鉄道
【9201】日本航空(JAL)4,020円航空会社、国際線首位
【9202】ANAホールディングス3,908円航空会社、国内線首位
【9206】スターフライヤー3,610円北九州-羽田を中心とする新興エアライン
【9375】近鉄エクスプレス2,276円国内航空貨物物流大手
【9377】エージーピー969円航空機への動力供給、空港施設の保守
【9603】エイチ・アイ・エス3,310円旅行会社、格安航空券販売大手
【9706】日本空港ビルデング5,190円羽田空港ビルの賃貸、免税店
【9726】KNT-CTホールディングス1,406円旅行会社

※株価は2018年8月8日終値で算出

★注目ポイント3
空港ビジネス関連銘柄を抽出してみると、空港施設運営会社、航空会社、空港沿線で鉄道を運営する会社、旅行会社など幅広い業種の銘柄が挙がってくる。

4.空港ビジネス関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった空港ビジネス関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年8月8日~2018年8月8日の1年で算出

 

4-1.第1位【9377】エージーピー

チャート画像
上昇率1.92倍(安値:785円 → 高値:1,509円)
市場ジャスダック
RSI33.33(やや売られている)
 

4-2.第2位【9706】日本空港ビルデング

チャート画像
上昇率 1.55倍(安値:3,735円 → 高値:5,790円)
市場東証一部
RSI44.89(売り買い均衡)
 

4-3.第3位【9375】近鉄エクスプレス

チャート画像
上昇率1.52倍(安値:1,693円 → 高値:2,576円)
市場東証一部
RSI54.51(売り買い均衡)

※RSIは2018年8月8日終値より算出

★注目ポイント4
空港ビジネス関連銘柄の上昇率トップ3の銘柄は、航空会社や鉄道会社ではなく、空港関連事業を手掛ける銘柄が占めている。

5.まとめ

 

AIや働き方改革といった主要テーマ株と比べるとややインパクトには欠けるかもしれませんが、インバウンド消費拡大を背景に空港ビジネス関連銘柄はこの1年で堅調に上昇しています。

訪日外国人観光客は2018年に入ってからも前年比+10~20%の高い伸び率で増加し続けていることから、政府が目標に掲げている2020年までに4,000万人という目標も簡単に突破できそうです。

それらを追い風に、空港ビジネス関連銘柄は2020年まで堅調な動きをすることが期待されます。

外国人観光客やインバウンドといったニュースから、幅広い空港ビジネス関連銘柄の動向をチェックしておきましょう。

 

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