インバウンド関連は新たなステージへ!2018注目の関連銘柄

インバウンド関連銘柄の中でも、美容食品・化粧品を手掛ける【2930】北の達人はわずか1年で株価20倍に到達していることからも、第二の大化け株候補に物色が広がっています!
 
成長戦略の1つとして掲げられる外国人観光客の増加は「国策」として、2018年も引き続きインバウンド関連銘柄に大きな恩恵を与えるでしょう。
 
今回は、事業別に主要インバウンド関連銘柄を取り上げていきますので、ここだけはぜひチェックしておいて下さい。

1.インバウンド(外国人観光客)とは

中国人による「爆買い」ブームから始まったインバウンド消費、実は今も着実に増加の一途を辿っていました。

1-1.外国人観光客4000万人を目指す

インバウンドとは外国人観光客のことを指しており、旅行先での消費支出をインバウンド消費と言います。
 
遡ること2015年頃、円安の進行やビザ規制緩和などが重なり、外国人観光客による「爆買い」でインバウンド関連に火をつけました。
 
とくに家電や腕時計、温水便座などといった国内の高級ブランド品が対象となり、ホテルや民泊などの宿泊施設も予約が取れないほど恩恵を受けたのです。
 
外国人観光客が、1,000万人を突破した2013年頃から政府はインバウンドを重要な位置づけにしており、2018年現在では3,000万人目標が掲げられています。
 
爆買いブームが落ち着きピークからはやや過熱さが減ったものの、実は外国人観光客は年々増加しており、インバウンド消費も右肩上がりなのです。
 
 
外国人観光客の数は2020年までには年間4,000万人を超えるとされ、日本を観光立国にしようと今後も様々な政策を打ち出していくでしょう。
 
これらのように、インバウンドは政府の掲げる成長戦略であるため、関連銘柄には「国策に売りなし」の強い相場が意識されると予想できます。
 

1-2.変化するインバウンド消費の矛先

かつて日本の高い品質・技術に魅了され高級品の「爆買い」ブームを作った中国に、インバウンド消費への変化が表れているようです。
 
その理由として、外資の流出を警戒した中国政府が輸入関税を引き上げたり、クレジットカードの使用額を制限したりなどの政策を行いました。
 
その結果、家電や腕時計などの高級ブランド品が買われなくなり、インバウンドブームは終わりを迎えるだろうと囁かれてきたのです。
 
しかし、2018年1月の官公庁資料によると、2017年の外国人観光客のインバウンド消費額は約4兆4,000億円で、前年比18%増の過去最高水準をマーク。
 
その背景にはインバウンド消費の矛先が「モノ(高級ブランド)」から「コト(体験)」に変化したことが挙げられます。
 
例えば、日本のお祭りや温泉などといった体験型へ消費がシフトしており、2020年の東京オリンピックやカジノへのインバウンド効果も高まるでしょう。
 
また、インバウンド消費に根強いのが美容・健康食品や化粧品などで、比較的安価な質の高い日本製品は外国人観光客に好まれています。
 
 
 
★注目ポイント1
 2015年頃のインバウンド消費は実質的に個人輸入でしたが、現在では思い出に残るような体験型への消費に大きく変化してきている。

 2.インバウンド関連銘柄の株価推移

ひと昔前は爆買いによる多大な恩恵を日本にもたらしたインバウンド消費は今、新たなブームを巻き起こそうとしています。

2-1.インバウンド婚が外国人観光客に流行!

都市部中心にブライダル事業を展開し、外国人観光客を取り込んだ「インバウンド婚」を手掛けている【2196】エスクリ
 
近年の需要拡大に伴い業績も好調である同社は、2017年11月には9連騰するなどその勢いには目を見張るものがあります。
 
 
直近の高値は1,139円ですが、インバウンド特需に沸いた2015年に株価1,465円をつけていますので、まだまだ上昇余地はありそうです。
 
ブライダル事業以外にもホテルやゲストハウスなど、インバウンド需要が収益面に追い風となっており、成長局面に突入しています

 

2-2.ホテル厨房機器にインバウンド関連の思惑

2018年2月に入り、インバウンド関連銘柄の一角として急成長しているのが業務用厨房機器を手掛ける【9930】北沢産業
 
18年3月期は5割の営業増益と好調で、当面はインバウンド需要を取り込めると期待できるとして物色が向かっています。
 
 
割安かつ長らく横這いで推移していた低位株であることも、個人投資家の買いを誘う人気のひとつ。
 
過去10年の高値を一気に追い抜くほどの伸びを直近1か月(2018年2月)で見せており、この勢いからしても2018年注目したい銘柄です。

 

★注目ポイント2
2017年頃から再燃しているインバウンド関連銘柄や、新たに仲間入りした事業体まで幅広いところに物色が向かっている。

3.インバウンド関連銘柄チェックリスト

インバウンド関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。

3-1.観光・飲食

銘柄株価主なサービス
【2440】ぐるなび1,447円外国人観光客向け情報サービス「ぐるなび」の運営
【3654】ヒト・コミュニケーションズ1,828円添乗員や免税店スタッフなどの通訳・人材派遣サービス
【4661】オリエンタルランド10,295円東京ディズニーリゾートの運営
【4819】デジタルガレージ3,120円観光地案内アプリの提供
【9603】エイチ・アイ・エス3,720円長崎ハウステンボスの運営、旅行・ホテル事業も手掛ける

3-2.宿泊・交通

銘柄株価主なサービス
【3300】AMBITION2,429円外国人借主に対応する都内中心の賃貸保証サービスなど
【9001】東武鉄道3,200円東京スカイツリーなどの観光地周辺で鉄道・ホテル事業を展開
【9009】京成電鉄3,350円羽田空港から東京都心にアクセスできるスカイライナーの運営
【9042】阪急阪神ホールディングス3,890円鉄道やホテル、不動産など複数事業でインバウンドに貢献
【9202】ANAホールディングス4,234円【9201】JALに並ぶ大手航空、傘下にバニラエアとピーチ

3-3.小売(化粧品・ドラッグストア)

銘柄株価主なサービス
【3088】マツモトキヨシホールディングス4,370円医薬品や化粧品、健康グッズなどを販売する免税店
【4911】資生堂6,326円国内トップシェアを誇る高級化粧品の販売
【4922】コーセー20,300円国内3位の化粧品大手、海外へも積極展開
【4927】ポーラ・オルビスホールディングス4,490円高級化粧品ポーラと中価格帯オルビスの2大ブランドを展開
【8202】ラオックス533円主要都市に国内最大の免税店ラオックスを展開

※株価は2018年3月2日終値で算出

★注目ポイント3
 ラオックスは2014年から2015年にかけて約1年で株価10倍を達成しているため、インバウンド関連銘柄は可能性を秘める。今後も増加する外国人観光客に合わせ、第二のテンバガーが誕生する可能性も。

 4.インバウンド関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったインバウンド関連の上位3銘柄を発表致します。
 
※2017年3月1日~2018年3月1日の1年で算出

4-1.第1位【2930】北の達人

チャート画像
上昇率 20倍(安値:50.9円 → 高値:1,021.6円)
市場 東証一部
RSI 33.14(やや売られている)

4-2.第2位【4316】ビーマップ

チャート画像
上昇率 6.9倍(安値:483円 → 高値:3,335円)
市場 ジャスダック
RSI 66.43(やや買われている)

4-3.第3位【1400】ルーデン

チャート画像
上昇率 5.7倍(安値:146円 → 高値:840円)
市場 ジャスダック
RSI 62.59(やや買われている)

※RSIは2018年3月1日終値より算出

★注目ポイント4
 近年インバウンド関連銘柄の凄まじい成長は市場でも目立っており、全体的な上昇率は他のテーマを差し置いて非常に高い。

5.まとめ

爆買いブーム時に比べると1人あたりの消費額は減ったものの、外国人観光客数の伸びによりインバウンド市場全体は拡大傾向にあります。
 
短期的には為替動向の影響を受けやすいことも考えられますが、東京オリンピックやカジノ成功に向けた「国策」として、長期的なテーマとなるでしょう。
 
インバウンド消費の矛先は常に変化し続けていますので、新たに仲間入りした関連銘柄から大化け銘柄が誕生する可能性は十分にあります。
 
2020年東京オリンピック関連銘柄と合わせてチェックしておきましょう。

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