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自動運転関連銘柄のDMPが1年で7.5倍!!NVIDIAとの製品提携を発表したテクノHRが3ヶ月で2.1倍と人気株が大きな動きを見せています。
3月2日には【7203】トヨタ自動車が新会社を設立するなど、2018年も各社動き初めています。
また、自動運転は、日本が国家の威信を賭けて官民一体となって、技術開発を推し進めている他に、世界的にも注目を集めています。
2020年東京オリンピックまでに自動運転レベル3の実用化も期待され、2020年に向けた株価上昇の流れの中で、相場をけん引する重要セクターになる可能性が高いです。
技術大国「日本」の命運を握る産業になるといっても過言ではない、自動運転関連銘柄は2018年も引き続き注目していきましょう。
1.日本の未来を握る自動運転技術
自動運転社会の到来は、日本の主力産業である自動車産業の命運を握る上で最も注目を集めるトレンドであると言えます。
世界中の大手自動車メーカーを始め、世界的IT企業や大手電機メーカーなど業界の垣根を越えて激しい競争が行われることが予測されています。
1-1.自動運転とは
「自動運転」と一言で聞くと、「自分で運転しなくても入力した目的地まで連れて行ってくれる」といったイメージが浮かぶと思いますが、自動運転はその仕組みによってレベル0からレベル5までの5段階で定義されています。
- レベル0
ドライバーが全ての運転操作を行う状態です。従来の自動車は全てこのレベルに該当します。 - レベル1
車線の逸脱を微補正する自動ステアリング操作や先行車との距離を一定に保つための自動ブレーキシステムなどの運転支援システム搭載されている状態です。 - レベル2
自動ステアリング操作や加速度の調整など複数の運転操作を連携して行う運転支援システムが搭載されている状態です。2018年2月時点の日本では、このレベルの自動運転車が公道を走行可能な車の最高水準となっており、トヨタのプリウスや日産のセレナなど、多くの最新車種に搭載されているシステムです。
- レベル3
悪天候や道路状況が悪いなどの緊急時以外は、ほぼ全ての運転操作を自動で行う運転システムが搭載されている状態です。ただ、日本ではレベル3以降の自動運転車の走行は法整備がまだ行われておらず、技術的にも開発が難しいとされているため、一部の高級車に実験的に搭載されている段階に過ぎません。
- レベル4からレベル5
更なる完全自動運転に近付く形となる
この中でも、株式投資において注目すべきなのは、現在主流となっているレベル2の自動運転車と、政府によるレベル3以降の自動運転車の法規制、及びレベル3以降の自動運転車の開発になります。
2018年3月2日、【7203】トヨタ自動車、【6902】デンソー、【7259】アイシン精機の3社は、自動運転技術の開発を担う新会社を設立すると発表。
新会社は「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント」
2020年からの本格的な自動運転車の投入を計画を進めるためにも、新会社の設立は技術開発を加速させるとみられます。
政府によるレベル3以降の自動運転車の規制緩和のニュースや、上記のような自動運転に関連した技術を持った銘柄の動向にはアンテナを張っておくことを強くおすすめします。
1-2.官民一体となって推進される自動運転
日本政府は、自動運転車を成長産業の一角として見据えており、官民一体となって技術開発を推し進めています。
国土交通省が示した「官民IT構想・ロードマップ」では、2020年までに自家用車としての自動運転車の更なる普及や限定地域での無人自動運転移動サービスの実現を目標に掲げました。
そのためのAIの積極推進や法整備も掲げ、日本の主力産業である自動車産業を官民一体となって更なる成長産業へ推し進めていく姿勢が示されたと言えます。
また、自動運転車に使われる技術は、AIやIoT、センサーなど、2020年以降の高度情報社会に欠かせない関連技術が多く占めます。
そのため、従来の自動車産業や精密部品産業だけではなく、電器機器メーカーやIT企業など、垣根を越えた幅広い業種に寄与する公算が強いです。
それらのことから考えると、自動運転関連銘柄の物色は、自動車以外にもセンサー開発、ネットワーク制御を行うIT企業など、幅広い銘柄にアンテナを張っておく必要があります。
★注目ポイント1 |
自動運転技術は、日本の主力「自動車産業」の命運を分ける重要技術であるため、官民一体となって推進されていくことが期待されている。 |
2.国内外から資金が流入する自動運転関連銘柄
未来の主力産業として世界的に期待されている自動運転に関連する銘柄は、国内外の多くの投資家から資金が流入し、大きな値上がりを見せています。
2-1.AIプラットフォームで業界をリードするDMP
AIソリューションに力を入れる【3652】ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は、自動運転の実現に欠かせない車載機器向けGPU(画像処理半導体)の開発を行っています。
2017年の大発会には2,410円で始まった株価でしたが、2017年の大納会には15,270円で引け、1年で約5倍にまで高騰しました。
2018年1月も高値を更新した流れから、上昇率を見ればなんと、7.5倍に達します。
自動運転に関連する技術を持っている企業が、国内外の投資家からいかに注目されているかを裏付けた形になったと言えます。
2-2.NVIDIA社との製品提携を発表したテクノHR
レンズ技術に定評がある電子機器メーカーの【6629】テクノホライゾン・ホールディングスは、自動運転システムに力を入れる方針を発表したことで、多くの投資家から注目を集めました。
特に、注目を集める大きなきっかけとなったのは、10月16日に同社が自動運転AI技術で世界をリードするアメリカのNVIDIA社に関連する製品をリリースすると発表したことです。
この発表がきっかけとなり翌日にはストップ高!
ニュース発表前の2017年10月16日には280円だった株価が、わずか3ヶ月の間に3倍強となる900円以上にまで高騰しました。
2-3.世界ナンバーワン総合モーターメーカーの日本電産
値動きが緩やかな大型銘柄の中で、世界No.1の総合モーターメーカーである【6594】日本電産が、自動運転への取り組みに積極的な企業の一つです。
同社は自動運転社会の実現に向けて、より高度な自動運転への飛躍の鍵となるセンシングデバイスや認識アルゴリズムの高度化などに取り組んでいます。
この姿勢が好感されてか、日本電産の株価は2017年1月に10,295円から、2017年末には15,810円で引け、1年で50%以上の上昇となりました。
日本電産のような安定した大型銘柄が1年で50%以上もの大きな値上がりを見せたのは、自動運転技術への取り組みが評価されてのことかもしれません。
大型銘柄に投資する際は、その企業の自動運転への取り組みを是非チェックしておきましょう。
★注目ポイント2 |
世界中の投資家から注目される自動運転関連銘柄は、多くの銘柄が高騰。投資する際は、その企業と自動運転との関わりを要チェック。 |
3.主要自動運転関連銘柄&出遅れ低位株チェックリスト
自動運転関連銘柄より厳選した注目株をチェックしていきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2303】ドーン | 1,166円 | 自動運転関連ミドルウェアの開発 |
【3652】DMP | 7,490円 | AIプラットフォームで業界をリード |
【3687】フィックスターズ | 6,370円 | 自動運転システムの開発 |
【3852】サイバーコム | 1,401円 | 自動運転で使われるネットワーク制御システムの開発 |
【4667】アイサンテクノロジー | 3,290円 | 3次元デジタルマップの開発 |
【4770】図研エルミック(低位株★) | 439円 | 自動運転関連ミドルウェアの開発 |
【6629】テクノホライゾン・ホールディングス | 888円 | 自動運転システムの開発 |
【6632】JVCケンウッド | 355円 | 自動運転に使われる監視カメラシステムの開発 |
【6634】ネクスグループ(低位株★) | 392円 | 自動車テレマティクス分野で共同マーケティング |
【6723】ルネサスエレクトロニクス | 1,213円 | 自動運転に使われるマイコンの開発 |
【6796】クラリオン(低位株★) | 354円 | 自動運転用カメラの開発 |
【6800】ヨコオ | 2,039円 | 車載アンテナの開発 |
【6904】原田工業 | 1,081円 | 車載アンテナの開発 |
【6944】アイレックス(低位株★) | 227円 | 車載システムの開発 |
【7203】トヨタ自動車 | 7,551円 | 自動運転車の開発 |
※株価は2018年2月8日終値で算出。
★注目ポイント3 |
自動運転関連銘柄は、車載アンテナや車載センサーに関係する銘柄が上がっている印象がある。特に、世界のトヨタの動向には世界中が注目。低位銘柄はこれから数倍になってもおかしくない。 |
4.自動運転関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった自動運転関連の上位3銘柄を発表致します。
※2017年2月8日~2018年2月8日の1年で算出
4-1.第1位【3652】DMP
上昇率 | 7.5倍(安値:2,321円 → 高値:17,470円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 29.83(売られ過ぎ) |
4-2.第2位【6594】日本電産
上昇率 | 4.9倍(安値:3,713円 → 高値:18,525円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 34.64(やや売られている) |
4-3.第3位【6629】テクノHR
上昇率 | 4.3倍(安値:218円 → 高値:942円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 74.54(買われ過ぎ) |
※RSIは2018年2月8日終値より算出
★注目ポイント4 |
自動運転関連銘柄の上昇率は全体的に高めだが、上位銘柄は人気が集中している。2018年も引き続き本命銘柄として注目できる。 |
5.まとめ
技術大国日本の評判は様々ですが、日本の最後の砦と言われる自動車産業での敗北は避けなければならないことです。
そのため、日本が国の威信を賭けて自動運転車の開発を官民一体となって推進していく流れは今後ますます強くなると思われます。
2020年東京オリンピックまでに、自動運転の実用化に向けた動きが更に本格化し、大きな材料も数多くでることでしょう。
今後は特に、レベル3以降の自動運転車に関わる法規制や技術開発に関するニュースにはアンテナを張っておきたい所です。
2018年も引き続き、自動運転関連銘柄はチェックしておきましょう。
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