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eスポーツチーム創設の【6050】イー・ガーディアンが2.8倍、イベント開催を行う【9697】カプコンも追随するなど、この1年間でeスポーツ市場は急成長を遂げてきました。
2024年のパリオリンピックではeスポーツが正式採用される可能性も囁かれており、今後世界的な市場拡大が期待されてます。
今回はeスポーツにスポットをあて、主な関連銘柄や過去の株価推移について見ていきましょう。
1.eスポーツ市場が世界的に急成長!
2024年のパリオリンピックで、正式種目として採用される可能性が出ているeスポーツ市場について解説していきます。
1-1.eスポーツとは?
eスポーツとは
エレクトロニック・スポーツの略称で、シューティングゲームや戦略ゲーム、格闘ゲームなどのコンピューターゲーム・ビデオゲームで行われる競技のこと 一言で言えば、対人ゲームをスポーツとして認知するために「eスポーツ」という競技名が付けられているのです。
大会の賞金やスポンサー収入など、eスポーツで生計を立てている人は「プロゲーマー」と呼ばれます。
日本でも「ウメハラ」の愛称で知られる梅原大吾氏は、最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマーとしてギネスに認定されており、プロゲーマーとして非常に有名です。
eスポーツの競技人口は、2013年時点で5,500万人以上と言われており、1億円を超える高額の賞金が出る世界規模の大会も開催されています。
2018年度のeスポーツ市場規模は約970億円で、2017年比で見ると約40%もの成長を遂げているのです。
2024年のパリオリンピックでは、eスポーツがオリンピック種目になる可能性が囁かれており、今後も更なるeスポーツ市場の拡大が期待されています。
1-2.国内eスポーツの現状は?
現在、国内から世界で活躍するプロゲーマーやプロチームが輩出されており、eスポーツの大会も多数開催されています。
また、2015年4月に「日本eスポーツ協会」が設立され、2018年2月には「日本eスポーツ連合」(JeSU)が発足されるなどの動きも目立ってきました。
しかし、ソニーと任天堂という世界に名立たるゲーム大企業を擁するゲーム大国の日本でも、eスポーツに関しては世界に大きな後れを取っている状況です。
eスポーツの本場である韓国や欧米、中国に比べると、日本でのeスポーツに対する認知度は未だに低く、盛り上がりに欠けています。
日本でeスポーツが広まりづらい理由として指摘されているのが、法律上、大会で高額な賞金を出せないことが挙げられます。
消費者庁によると、日本で行われるeスポーツの大会で賞金や賞品が高額な場合は不当景品類及び不当表示防止法に抵触すると指摘されているため、近い将来、規制緩和の動きも出てくると目が離せません。
また、日本ではeスポーツ向きではないソーシャルゲームや家庭用ゲームの人気が根強く、世界で盛り上がっている対戦型ゲーム人気が低いことも逆風となっているようです。
★注目ポイント1 |
eスポーツとは、ビデオゲームをスポーツ競技として認知するために付けられた名称で、eスポーツ市場が急成長するなか日本は後を追う状況。 |
2.スポーツ関連銘柄の株価推移
日本ではまだまだ認知度の低いeスポーツですが、一部のeスポーツ関連銘柄は早くも値上がりを見せています。
2-1.eスポーツ番組の放送会社と業務提携
eスポーツ大国である韓国発祥の企業【3659】ネクソンは、eスポーツが盛んな中国・韓国に向けたゲーム配信を軸にしています。
2016年11月30日、同社の連結子会社であるNEXON Korea Corporationが、eスポーツ番組の放送会社であるLoud Communicationsとの資本・業務提携を発表。
2017年1月は株価818円でしたが、この1年で大きな成長を遂げ2018年2月には高値2,005円を付け、2倍を超える上昇となりました。
この背景にあるのは、同社が中国で配信したMMORPG「アラド戦記」が好調で、過去最高益の決算を発表したことにあります。
中国ではeスポーツ市場が急速に拡大していることから、今後も期待できるでしょう。
2-2.優勝賞金1億円のイベント開催を発表!
インターネット広告事業を主力とする【4751】サイバーエージェントも、eスポーツ関連銘柄として注目の企業です。
eスポーツイベントの運営など手掛ける子会社のCygamesが開発したスマートフォンゲーム「Shadowverse」では、優勝賞金1億円の世界選手権イベントを2018年12月に開催すると発表。
国内のeスポーツ大会では破格とも言える金額に注目を集めました。
2018年1月頃は株価4,000円台を推移していたものの、2018年5月現在では6,300円を超え、上値追いの展開となっています。
現状では一部の関連銘柄にのみ買いが向かっている状況ですが、国内のeスポーツ業界は今後はさらに加速し、新たな可能性を生み出すと期待されています。
★注目ポイント2 |
未だ市場でも注目が薄いeスポーツですが、今後日本から世界で活躍する選手が出てくることで、将来的に一大ブームが来ると期待される。 |
3.eスポーツ関連銘柄チェックリスト
eスポーツ関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【3659】ネクソン | 1,577円 | 海外eスポーツ事業 |
【3664】モブキャストホールディングス | 651円 | eスポーツプロゲーマーチーム「Team mobcast」 |
【3760】ケイブ | 1,490円 | カヤックが行うeスポーツサービス「RANKERS」に参加 |
【3904】カヤック | 1,035円 | eスポーツサービス「RANKERS」の運営 |
【3911】Aiming(★低位株) | 485円 | e-sportsプロチーム「DeToNator」のスポンサー |
【4308】Jストリーム | 609円 | ソフマップのeスポーツスタジオ「eSports Studio AKIBA」に技術提供 |
【4751】サイバーエージェント | 6,150円 | 子会社のCygamesがeスポーツ事業 |
【6050】イー・ガーディアン | 3,405円 | eスポーツチーム「e-Guardians」を創設 |
【6460】セガサミーホールディングス | 1,824円 | eスポーツイベント |
【6758】ソニー | 5,198円 | 子会社のSIEがeスポーツイベント開催 |
【7832】バンダイナムコホールディングス | 3,825円 | eスポーツイベント |
【9468】カドカワ | 1,167円 | eスポーツイベント |
【9684】スクウェア・エニックス・ホールディングス | 4,675円 | eスポーツイベント |
【9697】カプコン | 2,155円 | eスポーツイベント |
【9766】コナミホールディングス | 5,510円 | eスポーツイベント |
※株価は2018年5月7日終値で算出
★注目ポイント3 |
eスポーツ関連は出遅れ銘柄が多いですが、その中でも国内だけでなくeスポーツ関連事業を海外で行っている企業は狙い目。 |
4.eスポーツ関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったeスポーツ関連の上位3銘柄を発表致します。
※2017年5月8日~2018年5月8日の1年で算出
4-1.第1位【6050】イー・ガーディアン
上昇率 | 2.8倍(安値:1,696円 → 高値:4,825円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 12.4(かなり売られ過ぎ) |
4-2.第2位【9697】カプコン
上昇率 | 2.1倍(安値:1,219.5円 → 高値:2,585円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 57.8(やや買われている) |
4-3.第3位【4751】サイバーエージェント
上昇率 | 2.0倍(安値:3,170円 → 高値:6,340円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 67.98(やや買われている) |
※RSIは2018年5月8日終値より算出
★注目ポイント4 |
eスポーツ関連銘柄の値上がりは東証一部の大型株が目立っていますが、ベンチャー企業に火がつけば爆発的な上昇率も期待できるので、合わせて注目したい。 |
5.まとめ
eスポーツの市場規模は世界的に見ると急成長していますが、日本では各企業の取り組みや大会賞金の法整備など、多くの面で遅れているのが現状です。
マーケットにおいてはゲーム関連で注目のソシャゲ関連と被る部分もありますが、その影響から徐々にeスポーツ関連銘柄も関心が高まっていくでしょう。
任天堂やソニーなどのゲーム会社がここまで成長を遂げてきたことでも明らかなように、ゲーム好きの日本人がeスポーツに興味・関心を持つ可能性は十分あると考えられます。
今後の進展が期待されるeスポーツ市場の動向はチェックしておきましょう!
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