必読必須の厳選3記事
今や国民の4人に1人がかかり国民病ともなっている花粉症。
花粉症のピークは2月から4月末であることから、花粉症関連銘柄はこの時期に掛けて上がりやすいアノマリーがあると考えられます。
この時期にマーケットでは、花粉症の治療薬や花粉症対策グッズを手掛けている花粉症関連銘柄が注目されています。
2020年に限っては、コロナウィルスの影響もあり、マスク関連で一部大暴騰していますので注意がです。
今回は、そんな花粉症関連銘柄に注目していきます。
1.花粉症関連銘柄に期待
今回は、春になると辛い花粉症に関連した銘柄に注目していきます。
1-1.花粉症とは?
「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれます。
現在、日本人の約25%が花粉症だとも推計されており、もはや国民病となりつつあります。
日本の花粉症の多くはスギ花粉が抗原となっています。北海道と沖縄を除いては、スギ花粉は2月頃から飛散が始まり、4月下旬に掛けて飛散量が少なくなっていきます。
花粉症の症状は、スギ花粉の飛散量が多い時期にピークを迎えることから、スギ花粉の飛散量が増えてくる2月から飛散が収まってくる4月末位に掛けては辛い時期となります。
花粉症が起こるメカニズムも抑えておきましょう。体内に花粉が入ると、花粉を排除しようとする抗体ができます。この抗体ができてから、再び花粉が体内に入ると、花粉を体外に放出しようとする作用としてくしゃみや鼻水という症状となって表れてきます。
花粉症は今や日本人の4人に1人が罹っていますが、1960年代からの50年間で患者数が激増しています。
花粉症が増加している理由としては、スギ花粉量が増えていることや大気汚染の影響、不規則な生活リズムやストレスの多い生活によるアレルギー耐性の低下などが指摘されています。
1-2.花粉症対策とは?
花粉症シーズンには、花粉症は日常生活の多くの場面に影響を及ぼし、患者のQOLを大きく低下させています。
「もしかしたら、花粉症かもしれない」と思ったら、まずは病院に行って、医師の診断のもとで正しい花粉症治療を行うことが重要です。
花粉症の治療は、抗ヒスタミン薬やメディエーター遊離抑制薬といった治療薬を服用して行うことが一般的となっています。
また、治療薬による治療以外にも、外出前はニュースで花粉の飛散状況を確認したり、外出後はうがい・手洗いをして花粉を払うなど、花粉をなるべく体に入れないようにすることも重要になってきます。
室内の換気をよくするために空気清浄機を使い、外出時は花粉症対策用マスクを着用するなど、花粉症シーズン中には室内・室外いずれにおいても対策が重要です。
今回注目する花粉症対策関連銘柄は、花粉症治療薬を手掛けている銘柄や花粉症対策グッズを手掛けている銘柄が中心になってきます。
特に、花粉症は2月から4月末に掛けてピークを迎えるため、1月から上がり始めて4月に掛けてピークアウトしていくアノマリーがあるものと考えられます。
1-3.2020年はコロナウィルスでマスク不足に
ニュースでは連日、新型コロナウィルスのニュースばかりが報じられていますが、花粉症についても注意が必要なようです。
民間気象会社ウェザーニューズによると、2020年は平年より10日早く花粉が飛び始めたと見られ、各地で早めの花粉シーズンに入ったとのことです。
花粉の飛散が早まったのは暖冬の影響と見られ、西日本では3月上旬から中旬まで、東日本では3月下旬までが花粉飛散のピークが続く予測となっています。
ただ、今年は、新型コロナウィルスの影響でマスクが足りない状況が続くことが懸念されます。
また、花粉症関連銘柄は1月から上昇し始めて3月にピークを迎えるアノマリーがあるとされますが、マスクを手掛けている銘柄は新型コロナウィルスの影響で危険な値動きになっていることに注意が必要です。
★注目ポイント1 |
花粉症とは、くしゃみや鼻水などの症状を伴うアレルギー性の病気。国民の4人に1人が罹る国民病となっており、2月から4月のピーク時には患者にとって辛い時期。 |
2.花粉症関連銘柄の推移
花粉症関連銘柄の動向を見ていきましょう。
なお、今回は花粉症関連銘柄のアノマリーがあると考えられる1月から4月に掛けての値動きに注目していきます。
2-1.手を出してはいけない花粉症関連銘柄!【3604】川本産業
マスクやガーゼなどの医家用衛生材料最大手の【3604】川本産業は、マスクを手掛けていることから花粉症関連銘柄に位置付けられる銘柄です。
同銘柄は長い間、値動きが小さい低位株となっていました。ところが、2020年には状況が一変していることに注意が必要です。
同社は、マスク最大手であることから新型コロナウィルス関連銘柄として最も買われている銘柄となっています。
同社の株価は、2020年1月初めには450円を付けていました。新型コロナウィルス関連で注目されたことから1月20日から1月31日まで10日連続ストップ高となり、2月3日には4,000円まで上がりました。
わずか1ヶ月で最大+788%(8.88倍)という驚異的な値上がりとなりましたが、高値を付けてから4日で1,495円まで大暴落…。
その後も大乱高下を繰り返しており、初心者は手を出してはいけない銘柄となっています。
少なくとも、花粉症関連銘柄として軽い気持ちで買うことは絶対にしないようにすることが重要です。
また、【7963】興研と【7980】重松製作所もマスクを手掛けている銘柄として暴騰しており、下手に手を出してはいけません。
2-2.超立体マスクなどを手掛ける!【8113】ユニチャーム
マスクを手掛けている銘柄は、大型銘柄であっても新型コロナウィルス関連で物色されています。
衛生用品大手で「超立体マスク」などの花粉症対策用品を手掛ける【8113】ユニチャームは、花粉症関連銘柄としても注目です。
同社の株価は、2020年1月には3,669円を付けていました。新型コロナウィルスの影響もあり、2月には4,035円まで上昇しています。年初から1ヶ月半で約+10%の上昇です。
確かに新型コロナウィルスの影響で物色されていますが、この程度の値上がりでは暴落するリスクはありません。
むしろ、マスク特需の業績を織り込んだ上での健全な上昇と言えるでしょう。
花粉症関連銘柄として保有しておいても問題ありません。
3.主要花粉症関連銘柄チェックリスト
花粉症関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 主なサービス |
【3046】ジンズ | 花粉対策用メガネ「JINS花粉CUT SLIM」「JINS花粉CUT CLEAN」 |
【3088】マツモトキヨシホールディングス | ドラッグストア「マツモトキヨシ」 |
【3105】日清紡ホールディングス | マスク「ゼオライトマスク」 |
【3107】ダイワボウホールディングス | マスク「アレルキャッチャー マスク」 |
【3141】ウエルシアホールディングス | ドラッグストア「ウエルシア薬局」 |
【4527】ロート製薬 | 花粉対策目薬「アルガード」 |
【4536】参天製薬 | 点眼薬「サンテALクール2」「サンテALn」 |
【4551】鳥居薬品 | 舌下減感作療法薬「シダトレンスギ花粉舌下液」 |
【4967】小林製薬 | 洗眼液「アイボン」、鼻洗浄液「ハナノア」、マスク「のどぬ~るぬれマスク」など |
【4998】フマキラー | 花粉対策スプレー「アレルシャット」、花粉対策クリーム「花粉 鼻でブロック」 |
【6367】ダイキン | 空気清浄機 |
【6753】シャープ | 空気清浄機 |
【7965】象印マホービン | 空気清浄機 |
【8113】ユニチャーム | マスク「超立体マスク」 |
【9989】サンドラッグ | ドラッグストア「サンドラッグ」 |
★注目ポイント3 |
花粉症関連銘柄としては、花粉症治療薬や花粉症対策グッズ、空気清浄機メーカー、ドラッグストアなどが挙がってくる。 |
4.花粉症関連銘柄のおすすめ3選
【4967】小林製薬
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 芳香剤大手。医薬品や健康食品なども手掛ける。 |
小林製薬は、洗眼液「アイボン」や鼻洗浄液「ハナノア」、マスク「のどぬ~るぬれマスク」など、数多くの花粉症対策グッズを手掛けている花粉症関連銘柄の代名詞的銘柄です。
花粉症関連銘柄を代表する銘柄だけあって、2018年・2019年と2年連続で花粉症シーズン中に+20~30%の上昇を遂げています。
ただ、2020年には新型コロナウィルスでも物色されておらず、年初から下落が続いています。
【4998】フマキラー
市場 | 東証二部 |
企業概要 | 家庭用殺虫剤大手。園芸用品や花粉症対策も手掛ける。 |
フマキラーは、花粉対策スプレー「アレルシャット」や花粉対策クリーム「花粉 鼻でブロック」などの花粉症対策製品を多数手掛けています。
2020年の年初から上昇していますが、そこまで大きく買われているわけではありません。これから花粉症や新型コロナウィルスでさらに物色されても不思議ではないでしょう。
【3141】ウエルシアホールディングス
市場 | 東証一部 |
企業概要 | ドラッグストア「ウエルシア薬品」「シミズ薬品」を展開するドラッグストア最大手。 |
花粉症・新型コロナウィルスの影響で、ドラッグストアにも特需が期待されます。
ドラッグストア「ウエルシア薬品」を展開する業界最大手のウエルシアホールディングスには注目しておきましょう。
ドラッグストアは高齢社会において成長セクターになることが期待されており、同社の株価は上場来高値を現在進行形で更新中です。人生100年時代の長期投資におすすめの銘柄です。
5.まとめ
過去、花粉症シーズン中には、多くの花粉症グッズを手掛ける小林製薬、ドラッグストアを展開するウエルシアホールディングス、空気清浄機を手掛ける象印マホービンが大きく上昇しました。
花粉症患者は1960年代から一貫して増え続けており、今後も患者数は右肩上がりで推移していくものと見られています。
これはあまり嬉しくないトレンドですが、花粉症関連銘柄にとっては、毎年2月から4月の花粉症シーズンに掛けて大きな商機が続くものと期待されます。
自身の花粉症対策を万全にするとともに、花粉症関連銘柄の動向にはアンテナを張っておきましょう。
また2020年はコロナウィルスの影響もあり、暴騰しすぎて危険な銘柄もありますので注意しながら物色しましょう
厳選テンバガー狙いの3銘柄を無料で!
分析者が精査済みの短期急騰期待が出来る低リスク3銘柄情報を先行配信しております。
サポート体制には自信があり、銘柄相談も無料にて承っておりますので是非ご活用下さい。厳選3銘柄も先行配信しております。