アメリカ(米国)関連株の2019年に向けた今後の注目ポイントを探る!

 

世界中の株式市場に大きな影響を与えるアメリカ(米国)

そんなアメリカの経済は空前の好景気となっており、ダウ平均株価は史上最高値を更新しています。

日本株にも大きな影響を与えるので、この流れに乗りたいところですが、注意すべきポイントも多数あります。

アメリカ経済は今後も好調を維持するものと考えられますが、トランプ政権の保護主義による米中貿易摩擦による影響が懸念されています。

今回は、そんなアメリカ経済の恩恵を受けやすい関連株に注目していきます

 

1.アメリカ関連株に期待

今回は、アメリカ経済から大きな影響を受けやすいアメリカ関連株に注目していきます。

1-1.アメリカ関連株とは?

アメリカ関連株とは
売上全体に占めるアメリカ市場の割合(北米売上比率)が高いテーマ株のことです。

アメリカ経済のバロメータとして多くの投資家が参考にしているのが、アメリカ株の状態を表す株価指数である「ダウ平均株価」こと「ダウ工業株30種平均」です。

アメリカ株の多くが上場するニューヨーク証券取引所は、現地時間の9時30分に寄り付き、16時00分に大引けとなります(日本時間では23時30分から朝6時00分まで)。

ただし、アメリカにはサマータイムがあるため、3月第2日曜日から11月第1日曜日までは市場時間も1時間早くなります(日本時間の22時30分~朝5時00分まで)。

ダウ平均株価は2018年に入ってからも好調を維持しており、2018年9月21日には26,743.50ドルの史上最高値を付けています

 

日本株は、前日のダウの値動きから大きな影響を受けることが多い傾向にあるため、前日のダウの値動きは必ずチェックしておかなければいけない最重要指標となっています。

また、アメリカの金融政策を決定するアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の動向や、毎月第1金曜日の8時30分(日本時間22時30分)にアメリカ労働省から発表される雇用統計もアメリカ経済の動向を探る上では必ずチェックしておく必要があります。

 

1-2.今後のアメリカ経済の動向は?

日本株のみならず世界中の株式市場に大きな影響を与えるアメリカ経済ですが、いくつかのネガティブ要素も抱えています。

特に、トランプ政権の保護主義的な経済政策は世界中の投資家から懸念されており、その中でも米中貿易摩擦は世界経済に深刻なリスク要因を及ぼす可能性があります。

トランプ政権は知的財産権の侵害を名目に中国製品に追加関税を発動し、中国も報復としてアメリカ製品に追加関税を発動しており泥沼の様相を呈しています。

米中貿易摩擦はアメリカ経済・中国経済のみならず世界経済にも大きな悪影響を及ぼすものと懸念されています。

とはいえ、アメリカ経済そのものは好調で、個人消費・企業業績ともに良好であるため、アメリカ株は今後も堅調に上昇していくものと見られます。

ただ、一部のアナリストや投資家からは、アメリカ株はさすがに上昇し過ぎであるとの声も聴かれており、今後、米中貿易摩擦などのリスク要因をきっかけに大きく下落する可能性もあり得ます

なお、今回注目するアメリカ関連株は円相場の影響を受けやすい円安メリット関連銘柄も兼ねます。円安になると大きく上げやすい一方で、円高になると売られやすくなるため注意しておきましょう。

★注目ポイント1
アメリカ関連株とは、北米売上比率が高いテーマ株。アメリカ経済は好調だが、トランプ政権の保護主義的な政策は懸念されており、米中貿易摩擦の行方には大きな注目が集まる。

2.アメリカ関連株の推移

アメリカ関連株の動向を見ていきましょう。

2-1.世界に醤油を展開するキッコーマン

醤油メーカー大手の【2801】キッコーマンは、北米売上比率が高く、アメリカ関連株として注目されます。

同社は世界中に醤油を展開しており、2017年度の海外売上比率は59%となっています。特にアメリカ市場に強く、北米での売上が売上高全体に占める割合は43%に達しています。

同社の株価は、2017年10月初めには3,435円を付けていましたが、この1年間右肩上がりに上昇しており、2018年9月には6,850円の高値を付けています。

この1年で約2倍の上昇となっており、更なる高値更新が期待されます。

 

2-2.アメリカでのブランド力は未だ健在のソニー

世界的AV機器メーカーの【6758】ソニーはアメリカでのブランド力は未だ健在で、アメリカ関連株として期待されます。

同社は、ゲーム機「Playstation4」やスマホに使われるCMOSイメージセンサーは世界トップシェアとなっており、2017年の北米売上比率は21.5%となっています。

同社の株価は、2017年10月初めには4,039円を付けていましたが、この1年上昇しており、2018年9月には6,973円の高値まで上昇しています。

この1年で+72%の上昇となっており、今後も高値を更新していくことが期待されます。

 

2-3.X線撮影装置に強いコニカミノルタ

液晶TACフィルムやX線撮影装置などを手掛ける【4902】コニカミノルタも、大きく上昇しているアメリカ関連株です。

同社の2017年の北米売上比率は約33%となっており、X線関連事業がアメリカでの売り上げ増に大きく寄与しています。

同社の株価は、2017年10月初めには885円を付けていましたが、2018年10月初めには1,250円を突破して高値を更新しています。

この1年で最大+41%の上昇となり、今後も更なる高値の更新が期待されます。

 

2-4.世界2位の建機メーカーコマツ

世界2位の建機メーカーである【6301】コマツも、北米売上比率が高いことで知られています。

同社の2017年の北米売上比率は23%となっており、建設機械や産業機械が大きく牽引しています。

同社の株価は、2017年10月初めには3,207円を付けていましたが、2017年12月には4,097円まで上昇しました。

この期間に最大+27%の上昇となりましたが、今年に入ってからは下落しており、2018年10月初め現在は3,450円前後で推移しています。

なお、北米売上比率が高いアメリカ関連株には自動車メーカーが多いですが、この1年では自動車メーカーは横ばい~下落となっている銘柄が多く目立ちます。

 

★注目ポイント2
北米売上比率が高いアメリカ関連株は、好調なアメリカ経済を背景に多くの銘柄が上昇している。

3.主要アメリカ関連株チェックリスト

アメリカ関連株より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
【2801】キッコーマン6,780円醤油
【4902】コニカミノルタ1,234円複合機
【5108】ブリヂストン4,320円タイヤ
【6301】コマツ3,422円建機
【6326】クボタ1,936.5円農業機械
【6758】ソニー6,879円AV機器
【6902】デンソー5,923円自動車部品
【7203】トヨタ自動車7,060円自動車
【7261】マツダ1,358.5円自動車
【7267】ホンダ3,434円自動車
【7270】SUBARU3,407円自動車
【7272】ヤマハ発動機3,145円二輪車
【7731】ニコン2,152円カメラ
【7974】任天堂42,040円ゲーム機
【8035】東京エレクトロン15,955円半導体製造装置

※株価は2018年10月1日終値で算出

★注目ポイント3
北米売上比率が高いアメリカ関連株を抽出してみると、日本を代表するメーカーがズラリと並ぶ。特に、自動車メーカーは北米売上比率が高いことから注目される。

4.アメリカ関連株の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったアメリカ関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年10月1日~2018年10月1日の1年で算出

 

4-1.第1位【2801】キッコーマン

チャート画像
上昇率1.99倍(安値:3,445円 → 高値:6,880円)
市場東証一部
RSI87.87(かなり買われ過ぎ)
 

4-2.第2位【6758】ソニー

チャート画像
上昇率1.72倍(安値:4,039円 → 高値:6,973円)
市場東証一部
RSI71.56(買われ過ぎ)
 

4-3.第3位【4902】コニカミノルタ

チャート画像
上昇率1.41倍(安値:885円 → 高値:1,254円)
市場東証一部
RSI87.45(かなり買われ過ぎ)

※RSIは2018年10月1日終値より算出

★注目ポイント4
好調なNYダウ、日経平均株価の動きに合わせ、3銘柄とも直近で高値を更新する動きとなっている。個別銘柄も含め、NYダウ、日本株と今後の動きから目が離せない。

5.まとめ

 

北米売上比率が高いアメリカ関連株は、キッコーマンやソニーを始め多くの銘柄がこの1年で大きく上昇しています。

アメリカ関連株は円相場の影響も大きく受けます。そのため、円相場の動向も要チェックしておきましょう。

トランプ政権による保護主義や米中貿易摩擦の影響が懸念されますが、個人消費・企業業績が好調であることからアメリカ経済は今後も好調を維持するものと期待されます。

ダウ平均株価やFOMCの金融政策といったアメリカ経済に関するニュースにはアンテナを張っておき、アメリカ関連株の動向などを日本株にも活かしましょう。

 

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