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「OK, Google」でお馴染みのスマートスピーカーに使われている、音声認識技術が大きな注目を集めています。
音声認識技術は、現在マーケットで最注目のテーマ株となっているIT時代「新・三種の神器」ことAI・IoT・ビッグデータの核をなす技術の一つになる可能性が高いと思われます。
スマートスピーカーや音声認識関連銘柄に注目していきましょう!
1.スマートスピーカーで大きな注目を集める音声認識技術
IoT時代に欠かせない技術として音声認識技術が大きな注目を集めています。
1-1.音声認識とは?
今回は、いま話題のスマートスピーカー(AIスピーカー)とも大きな繋がりを持つ音声認識に関連する銘柄に注目していきます。
音声認識とは
人間の声をコンピューターに認識させることです。音声認識によって、話し言葉を文字列に変換することにより、マウスやキーボードを使わずに入力することが可能となります。
音声認識による応用分野で最も期待されているのが、音声によってスマホなどの機器を操作できるようになることです。
iPhoneに搭載されている「Siri」やAndroidスマホに搭載されている「Google Now」は音声認識アシスタントとして有名ですが、音声で操作できるスマホアプリが今後更に増えてくることは確実です。
音声認識で操作できる機器はスマホに留まらず、「Amazon Echo」や「Google Home」を始めとするスマートスピーカーはニュースでも度々取り上げられ、大きな話題となっています。
今後、音声認識技術を搭載したIoT機器が更に増えてくることは間違いなく、音声認識技術はIoT時代の基幹技術の一つになることは確実であると見られています。
その中でも注目されるのは、ロボットに音声認識技術が搭載されることです。
例えば、ソフトバンクの「Pepper」に高度な音声認識技術が搭載されれば、ロボットがあらゆる接客を行うようになる未来が到来することも考えられます。
音声認識技術の応用としては、コールセンターへの応用や、自動翻訳機の登場なども期待されます。
1-2.音声認識技術を支えるIT時代「新・三種の神器」
音声認識技術と親和性が高い技術として注目されるのが、AIやIoT、ビッグデータといったIT時代の「新・三種の神器」です。
ここで、音声認識技術を搭載したIoT機器がどのようにして音声処理を行うのかを見ていきましょう。
まず、音声認識技術を搭載したIoT機器に話しかけることによって、センサーが音声を拾います。
センサーで取得した音声はデータ化(文字列化)されてクラウドサーバーに送られ、クラウドサーバー上でデータ処理が行われます。その後、処理したデータをもとにIoT機器に処理が返されます。
このとき、クラウドサーバー上でデータ処理を行うのがAI(人工知能)であり、現在AIを支えているのがディープラーニング(深層学習)と呼ばれる技術です。
ディープラーニングは画像認識や音声認識に強みを持つことで知られており、ディープラーニングを支えているのがビッグデータです。
AIに音声のビッグデータを入力してディープラーニングと強化学習を行わせることによって、高度な音声データ処理が可能になります。
つまり、音声認識技術とは、音声データをデータとして拾うIoT機器やセンサー、音声のデータ処理を行うAI、AIを支えるビッグデータからなる総合的な技術であると言えます。
今回注目する音声認識関連銘柄は、現在マーケットでホットなテーマ株となっているAI・IoT・ビッグデータとも深く関連する銘柄が多いことから注目が集まります。
★注目ポイント1 |
音声認識とは、人間の声をコンピューターに認識させること。スマートスピーカーでも大きな話題となり、IoT時代に欠かせない技術として注目を集めている。 |
2.音声認識関連銘柄の動向は?
音声認識関連銘柄はまだ数えられる程度しかありませんが、この1年の動向を見ていきましょう。
2-1.音声認識関連銘柄を代表するアドバンスト・メディア
音声認識アプリを多数開発している【3773】アドバンスト・メディアは、音声認識関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、音声認識技術に特化した企業であり、音声認識ソリューション「AmiVoice」を様々な企業に導入していることで知られています。
同社の株価は、2017年6月には862円を付けており、その後も横ばいとなっていましたが、2017年11月に発表した決算が好感されて上昇。2018年5月には2,792円まで上昇しました。
この期間に最大3.2倍にまで上昇し、直近では大きく下げていますが、2018年6月現在は2,000円前後で推移しています。
音声認識技術はIoT社会において核となる技術であることから、今後も音声認識技術に強みを持つ同社に大きな注目が集まりそうです。
2-2.顔認証技術で世界一のNEC
顔認識技術で世界一の技術力を誇る【6701】NECは、音声認識の分野においても注目されます。
同社は、会議の音声を音声認識技術で文字に変換する音声認識製品「VoiceGraphy」を開発しています。
同社の株価は、2017年6月には2,980円を付けていましたが、この1年は横ばいとなり、2018年6月現在は3,100円前後と微増となっています。
同社の顔認証技術は世界一であることから、音声認識技術においても期待されますが、企業規模からすると、音声認識技術が業績に寄与することはあまり期待できないと言えます。
2-3.数多くの音声認識製品を手掛けるフュートレック
スマホや家電向けの音声認識アプリを主力とする【2468】フュートレックは、アドバンスト・メディアと並んで音声認識関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、音声翻訳システム「vGate Translate」を始めとする多くの音声認識製品を手掛けています。
同社の株価は、2017年6月には993円を付けていました。しかし、この1年で大きく値を下げており、2018年2月には一時564円まで下落。2018年6月現在も650円前後と力なく推移しています。
音声認識関連銘柄として名前が挙がるのは、アドバンスト・メディアとフュートレックです。
しかし、この1年ではアドバンスト・メディアが大きく上げた一方で、フュートレックは大きく値を下げる展開となっています。
音声認識技術はIoT社会において欠かせない技術になると思われますが、いかんせん手掛けている関連銘柄が数えられる程度しかなく、注目されるテーマ株にはなりにくいというのが現状です。
★注目ポイント2 |
音声認識関連銘柄は、音声認識技術を手掛けている銘柄が少ないことから関連銘柄が数えられる程度しかなく、注目のテーマ株になっているとは言い難い。 |
3.主要音声認識関連銘柄チェックリスト
音声認識関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2468】フュートレック | 646円 | IoT向け音声認識アプリ |
【3625】テックファームホールディングス | 1,610円 | 音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」意図解釈サーバの開発 |
【3655】ブレインパッド | 3,725円 | AI、ディープラーニング |
【3753】フライトホールディングス | 1,244円 | 音声認識技術 |
【3773】アドバンスト・メディア | 2,008円 | 音声認識ソフトの開発 |
【3906】ALBERT | 6,880円 | ビッグデータ活用AI |
【3938】LINE | 4,215円 | スマートスピーカー「WAVE」 |
【4686】ジャストシステム | 2,293円 | 音声認識入力ソフト |
【6050】イー・ガーディアン | 3,125円 | 人工知能型画像認識システム |
【6182】ロゼッタ | 1,863円 | AI型機械翻訳 |
【6701】NEC | 3,115円 | 音声認識ソリューション |
※株価は2018年6月20日終値で算出
★注目ポイント3 |
音声認識技術を手掛けている銘柄は、まだ数えられる程度しかない。音声認識関連以外では、AIやビッグデータに関連した銘柄が挙げられる。 |
4.音声認識関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった音声認識関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年6月21日~2018年6月21日の1年で算出
4-1.第1位【3906】ALBERT
上昇率 | 7.6倍(安値:1,035円 → 高値:7,880円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 75.04(買われ過ぎ) |
4-2.第2位【3655】ブレインパッド
上昇率 | 4.1倍(安値:974円 → 高値:4035円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 81.8(かなり買われ過ぎ) |
4-3.第3位【3773】アドバンスト・メディア
上昇率 | 3.4倍(安値:798円 → 高値:2,792円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 25.54(売られ過ぎ) |
※RSIは2018年6月21日終値より算出
★注目ポイント4 |
上昇率トップは7.6倍の上昇を見せたALBERT!音声認識を代表するアドバンスト・メディアは3位に入る健闘を見せ、今後も本命として注目を集める可能性が高い。 |
5.まとめ
音声認識関連銘柄は、関連銘柄がまだ数えられる程度しかなく、大きく注目を集めるテーマ株とはなっていないのが現状です。
しかし、AI・IoT・ビッグデータに関連するテーマ株は軒並み高騰していることから、いつ大きく注目されるテーマ株になってもおかしくないと思われます。
テーマ株としては音声認識技術を手掛ける関連銘柄が少ないのがネックとなっているため、有力企業のスマートスピーカーや音声認識領域への新規参入が期待されます。
新型スマートスピーカーの発売といった、音声認識に関するニュース次第では関連銘柄が刺激される可能性を秘めているので、チェックしておきましょう。
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