3Dプリンタ関連銘柄は製造業から建設業までモノづくりで進化を続けている!

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3Dプリンタ関連銘柄は、アベノミクス相場全盛の2013年には個人向け3Dプリンタが普及し始めていた期待などから、【4229】群栄化学工業が大きく買われるなど注目テーマ株となっていました。

3Dプリンタは確実に普及してきているものの、3Dプリンタ関連銘柄は、2014年以降は長らく注目テーマ株になっているとは言えない状況が続いています。

ただ、3Dプリンタは進化を続けており、製造業に留まらず建設業界でも普及するなど、マーケットで再び注目テーマ株になってもおかしくありません。

3Dプリンタ関連銘柄に注目していきましょう!

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1.3Dプリンタ関連銘柄とは?

3Dプリンタ関連銘柄は長らく注目されていないテーマ株となっていますが、製造業だけではなく住宅建設にも使われるなど進化を続けています。

1-1.3Dプリンターとは?

3Dプリンタとは、立体物の3次元データ(3D)をもとに、樹脂などの素材を加工して造形する装置です。

インクを用紙に印刷する用途で使われる一般的なプリンタに対して、3Dプリンタでは3次元データをもとにして、樹脂や金属などの材料を少しずつ積層することによって立体物を印刷していきます。

3Dプリンタは、製品試作や小ロット量産品の型、建築・建設模型、治工具、フィギュアなど、さまざまな業界で幅広く使われています。

産業用途での利用がメインですが、個人が3Dプリンタを購入して、フィギュアやスマホケースなどを作りSNSに投稿する人も少なくありません。

企業が3Dプリンタを導入するメリットとしては、試作・開発期間の短縮化、設計品質の向上、開発コストの削減、新しいアイデアの創出などが挙げられます。

一方、3Dプリンタのデメリットとしては、樹脂を積層して造形することで結合部分が弱くなるなど耐久性に課題があること、大量生産には適していないことなどです。

3Dプリンタは、試作品の生産には向いていますが本製品の製品には向いておらず、多品種・少量生産に用いられることが多くなっています。

今回注目していく3Dプリンタ関連銘柄は、3Dプリンタに関連する事業を手掛けている銘柄を総称したテーマ株となります。

1-2.3Dプリンタ関連銘柄は株式市場ではパッとしないが、確実に進化を続けている

3Dプリンタは、社会的な認知度は高い一方で、株式市場においては長らく注目されていないテーマ株と言わざるを得ません。

かつて3Dプリンタ関連銘柄が株式市場で注目されていたのは、アベノミクス相場全盛だった2013年です。

この当時は、3Dプリンタが個人でも買えるようになり、3Dプリンタの未来について書かれた本「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」がベストセラーになるなど、3Dプリンタへの注目が高まっていました。

3Dプリンタの樹脂材料を手掛ける【4229】群栄化学工業は、3Dプリンタ関連銘柄として買われ、2012年11月の1,770円から2013年7月には7,100円まで上昇しました。

また、経済産業省は2014年に、3Dプリンタの市場規模が2020年に1兆円に達するとの試算を発表。

ただ、2022年時点においては、この当時の熱狂ほどに普及したとは言えません。

とはいえ、3Dプリンタは確実に進化しており、製造業に留まらず幅広い産業に普及しつつあることは確かです。

2022年6月には、大林組が、国内初の建築基準法に基づく国土交通大臣の認定を取得した構造形式を用いた「3Dプリンター実証棟(仮称)」の建設に着手したと発表しました。

3Dプリンタ関連銘柄はテーマ株としてはあまり注目されていませんが、確実に進化を続けていることから、再び注目テーマ株となっても不思議ではありません。

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2018年3月16日
★注目ポイント1
・3Dプリンタ関連銘柄は、2013年には注目されたが、以後はテーマ株としてはあまり注目されていない。
・3Dプリンタは進化を続けており、製造業に留まらず建設用途などにも幅広く普及しつつあることから、再び注目テーマ株となっても不思議ではない。

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2.3Dプリンタ関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2021年から2022年に掛けて買われている3Dプリンタ関連銘柄について見ていきましょう。

2-1.3Dプリンタ向け樹脂素材メーカー!【4229】群栄化学工業

フェノール樹脂などの樹脂素材メーカーとして知られる【4229】群栄化学工業は、3Dプリンタ材料を手掛けていることから、代表的な3Dプリンタ関連銘柄となっています。

同社が手掛ける3Dプリンタ材料「CB50」は、治工具用途向けとして大手自動車メーカーの検査治具に3Dプリンタ造形部品として採用されており、国内自動車メーカーの多数の自動車生産ラインで実績を重ねています。

同社は、3Dプリンタ関連銘柄がマーケットで注目された2012年11月から2013年7月に掛けては、1,770円から7,100円まで上昇しましたが、以後は長らく2,500~4,000円で推移中です。

2021年8月から2022年1月に掛けては2,472円から3,925円まで上昇しましたが、これは半導体などの電子材料向け樹脂が好調だった決算が背景にあります。

近年では、3Dプリンタ関連銘柄として買われたという情報は特に見当たりません。

2-2.3Dプリンタを手掛ける!【6789】ローランド ディー.ジー.

世界的な業務用プリンタメーカーの【6789】ローランド ディー.ジー.は、3Dプリンタも手掛けている3Dプリンタ関連銘柄です。

同社は、3Dプリンタ「monoFab」シリーズを展開していることで知られています。

同社の株価は、2020年3月のコロナショックで1,032円を付けましたが、2020年11月以降は反発しており、2021年12月には3,745円まで上昇、2022年は3,500円手前の高値圏で横ばいとなっています。

コロナショック以降は上昇していますが、「3Dプリンタ関連銘柄として買われた」というニュースや決算情報は見当たりません。

3Dプリンタ関連銘柄は、市場そのものは堅調に成長を続けていますが、マーケットで注目テーマ株になっているとは言えません。

★注目ポイント2
・3Dプリンタ関連銘柄は、市場規模としては堅調に成長を続けているが、マーケットで注目テーマ株になっているとは言えない。

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3.3Dプリンタ関連銘柄リスト

 3Dプリンター関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄主なサービス
【4229】群栄化学工業3Dプリンタ向け樹脂素材
【4312】サイバネットシステム金属3Dプリンタ用シミュレーションツール「ANSYS Additive Print/Additive Suite」
【5704】JMC3Dプリンタ出力事業
【6143】ソディック精密金属3Dプリンタ、高速造形金属3Dプリンタ
【6638】ミマキエンジニアリング3Dプリンタ「3DUJ-553」
【6789】ローランド ディー.ジー.3Dプリンタ「monoFab」シリーズ
【7999】MUTOHホールディングスデスクトップ3Dプリンタ「Value3D MagiX MF-2500EPⅡ」
【6861】キーエンス3Dプリンタ「AGILISTA」シリーズ
【7752】リコー3Dプリンタ装置販売、3Dプリンタ出力サービス
【7751】キヤノン3Dプリンタ販売

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4.オススメの3Dプリンタ関連銘柄3選!

3Dプリンタが注目テーマ株となった際に押さえておきたいオススメの3Dプリンタ関連銘柄を見ていきましょう。

【5704】JMC

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市場東証グロース市場
企業概要3Dプリンタ・砂型鋳造による試作品、各種部品・商品の製造販売。

JMCは、3Dプリンタ出力事業を主力としている、3Dプリンタ関連銘柄です。

直近決算では、3Dプリンタ出力事業が堅調となっています。

時価総額50億円未満の東証グロース銘柄ということもあり、3Dプリンタがマーケットで注目テーマ株となれば、真っ先に物色されそうな銘柄です。

【6143】ソディック

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市場東証プライム市場
企業概要放電加工機大手。射出成形機や食品機械も手掛ける。

ソディックは、精密金属3Dプリンタ・高速造形金属3Dプリンタを手掛けていることから、3Dプリンタ関連銘柄に位置付けられます。

3Dプリンタ関連銘柄として名前が挙がりやすい銘柄です。

この他、【6638】ミマキエンジニアリングや【6789】ローランド ディー.ジー.、【7999】MUTOHホールディングスなども3Dプリンタメーカーとして物色されそうな銘柄です。

【4229】群栄化学工業

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市場東証プライム市場
企業概要フェノール樹脂などの樹脂素材と糖質に強い素材メーカー。

群栄化学工業は、多くの自動車メーカーが使っている3Dプリンタ材料「CB50」を手掛けており、代表的な3Dプリンタ関連銘柄となっています。

2013年に3Dプリンタ関連銘柄として急騰して以降は長らく横ばいが続いていますが、3Dプリンタが再び注目テーマ株となれば、再び物色されてもおかしくありません。

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5.まとめ

3Dプリンタ関連銘柄は、個人向けの3Dプリンタが普及し始め、「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」がベストセラーになった2013年には注目テーマ株となっていました。

ただ、3Dプリンタは、この当時に期待されていたほど社会や生活に大きな変化を与えたとは言えず、マーケットでも下火の状態が続いています。

ただ、3Dプリンタの進化は続いており、製造業に留まらず建設用途など幅広い産業に普及しつつあることは確かです。

3Dプリンタの市場規模は確実に拡大しており、今後、何かのきっかけがあれば、3Dプリンタ関連銘柄が再び注目テーマ株になっても不思議ではありません。

3Dプリンタに関するニュースにはアンテナを張っておき、3Dプリンタ関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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