必読必須の厳選3記事
【9517】イーレックスは+196%!【9519】レノバは+388%!【3856】Abalanceは+722%!!
日本政府は2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指しており、2030年までに再生可能エネルギーを主力電源にする方針を示しました。
カーボンニュートラル関連銘柄は2020年秋から2021年1月までに急騰後は調整局面となっていましたが、2021年6月以降には再急騰の動きが見られだしています。
カーボンニュートラル関連銘柄に注目していきましょう!
1.カーボンニュートラル関連銘柄とは?
カーボンニュートラルは、マーケットにおいて最注目の国策テーマ株となっています。
1-1.カーボンニュートラルとは?
例えば、植物バイオマス燃料を燃焼すると二酸化炭素が排出されますが、植物は成長過程で光合成によって二酸化炭素を吸収しているため、トータルの二酸化炭素排出量はゼロになるといった考えです。
なお、排出される二酸化炭素量の方が吸収される量より多い状態は「カーボンネガティブ(carbon negative)」、吸収される二酸化炭素の方が多い状態は「カーボンポジティブ(carbon positive)」と呼ばれます。
カーボンニュートラルという言葉は、2020年10月に菅総理が所信表明演説において、「我が国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことをここに宣言いたします」と発言したことで広く話題となりました。
日本はもちろん世界がカーボンニュートラルを進めている背景には、地球温暖化対策に繋がることが挙げられます。
またカーボンニュートラルを通して、EVや再生可能エネルギー、水素といったグリーン産業による経済成長を促進させる狙いもあり、経済と環境の好循環を生み出す効果も期待されています。
ただ、日本では年間12億トン以上の二酸化炭素が排出されており、2050年までにカーボンニュートラルを達成するのはハードルが高過ぎるという声も少なくありません。
とはいえ、カーボンニュートラルは2020年秋以降、世界的に注目されるテーマとなっていることから、マーケットでは最注目国策テーマ株となりつつあります。
1-2.カーボンニュートラル関連銘柄にはどのようなテーマがある?
カーボンニュートラル関連銘柄としてマーケットで注目されているテーマとしては、「再生可能エネルギー」「電気自動車(EV)」「水素」などが挙げられます。
太陽光発電や洋上風力発電、バイオマス発電、地熱発電といった「再生可能エネルギー」は、カーボンニュートラルを達成するための核となる分野です。
経済産業省が2021年7月にまとめた「エネルギー基本計画」では、現在22~24%の再生可能エネルギーの割合を、2030年までに36~38%まで引き上げて主力電源にする方針が示されました。
また、燃焼しても二酸化炭素を排出しない「水素」や「アンモニア」といった新エネルギーの活用も注目されており、政府は重要エネルギーに位置付けています。
カーボンニュートラルを達成する上では、「電気自動車(EV)」や「燃料電池車(FCV)」といったエコカーの普及も欠かせません。
二酸化炭素排出量が多い航空業界では、電動航空機や水素航空機の開発促進が進められており、環境にやさしい「バイオジェット燃料」も注目されます。
★注目ポイント1 |
・カーボンニュートラルとは、一連の社会活動において、排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素を同じ量にするという環境概念。 ・カーボンニュートラルは2020年秋以降、注目テーマとなっており、「再生可能エネルギー」「電気自動車(EV)」「水素」などが特に注目されている。 |
2.カーボンニュートラル関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
世界中に脱炭素の波が押し寄せた2020年秋以降に大きく上がったカーボンニュートラル関連銘柄を見ていきましょう。
2-1.再生エネルギー株の代名詞!【9519】レノバ
太陽光発電や風力発電、バイオマス発電、地熱発電など日本全国で再生可能エネルギー発電施設を開発・運営する【9519】レノバは、代表的な再生エネルギー株でありカーボンニュートラル関連銘柄です。
同社の株価は、2020年9月終わりには1,121円を付けていましたが、世界的な脱炭素の流れで大きく買われ、2021年7月13日には5,480円まで上昇しています。
この1年の最大上昇率は+388%となっており、この1年のカーボンニュートラル相場を代表する銘柄です。
再生可能エネルギーを手掛ける銘柄は非常に強く、太陽光発電の【3856】Abalanceが最大+722%となったことを筆頭に、2020年秋以降に大きく上昇している銘柄が目立ちます。
2-2.バイオマス発電を手掛ける!【9517】イーレックス
電力小売り事業やバイオマス発電事業を手掛ける【9517】イーレックスは、2021年に入ってから大きく買われているカーボンニュートラル関連銘柄です。
同社は高知県や大分県、岩手県などで5基のバイオマス発電所を運転していることで知られています。
同社の株価は、2020年9月終わりには1,090円を付けており、脱炭素相場で大きく上昇。2021年1月に2,199円まで上げてからは停滞となりました。2021年6月から再急騰しており、7月15日には3,230円まで上げています。
この1年の上昇率は最大+196%です。
カーボンニュートラル関連銘柄は、多くの銘柄が2020年秋から2021年1月に掛けて急騰し、その後は急騰の反動で停滞となる銘柄が目立ちました。しかし、2021年6月から再急騰する銘柄が徐々に出てきています。
★注目ポイント2 |
・カーボンニュートラル関連銘柄は、多くの銘柄が2020年秋から2021年1月に掛けて急騰。その後は停滞していたが、2021年6月以降に再急騰する銘柄が徐々に出てきている。 |
3.カーボンニュートラル関連銘柄リスト
カジノ関連銘柄には、遊戯機器を扱う企業だけでなくホテルやショッピング等の商業施設、不動産や警備など幅広い業種が挙げられます。
銘柄 | 主なサービス |
【9519】レノバ | 火力・洋上風力・バイオマス・地熱など総合再生エネルギー企業 |
【3856】Abalance | 太陽光発電事業 |
【1407】ウエストHD | メガソーラーなど太陽光発電設置工事 |
【7004】日立造船 | バイオマス発電、洋上風力発電 |
【9514】エフオン | 木質専焼バイオマス発電所 |
【9517】イーレックス | バイオマス発電 |
【8088】岩谷産業 | 水素国内トップ |
【7203】トヨタ自動車 | 世界的自動車メーカー、全固体電池で世界をリード |
【6594】日本電産 | EV向けモーター |
【2931】ユーグレナ | ミドリムシを使ったバイオジェット燃料 |
4.オススメのカーボンニュートラル関連銘柄3選!
【7203】トヨタ自動車
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 世界的自動車メーカー。全固体電池など電動化にも注目。 |
トヨタ自動車は、カーボンニュートラルにおいても注目の主要銘柄です。EVの切り札として注目される全固体電池の特許数は世界一となっており、トヨタのEVの動向は全世界の投資家が注目しています。
カーボンニュートラルが注目された2020年秋以降に上昇しており、2021年6月には1万円台に到達しました。
【9519】レノバ
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 再生可能エネルギー施設を日本全国で開発・運営。 |
レノバは、太陽光発電や洋上風力発電、バイオマス発電、地熱発電を手掛ける再生可能エネルギー企業です。カーボンニュートラル関連銘柄としては最も注目されている銘柄と言っても過言ではありません。
投資するかどうかはともかく、マーケットにおける再生可能エネルギーの注目度を示すバロメータとしてもチェックしておきましょう。
【8088】岩谷産業
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 産業・家庭用ガス商社。水素では国内トップ。 |
岩谷産業は、圧縮水素・液化水素で国内トップシェアを誇っているガス商社です。
水素株の代名詞的銘柄として物色されており、2020年9月から2021年1月に2倍弱まで急騰後は、高値圏で推移し続けています。他のカーボンニュートラル関連銘柄に比べると上昇率は控えめとなっており、いつ再急騰してもおかしくありません。
5.まとめ
カーボンニュートラル関連銘柄は、菅総理の所信表明演説でも話題となった2020年秋から2021年1月に掛けて多くの銘柄が急騰しました。
特に「再生可能エネルギー」「電気自動車(EV)」「水素」の3テーマは強く、再エネ相場、EV相場、水素相場とも形容されました。
2021年2月以降は急騰後の反動で停滞していましたが、政府がカーボンニュートラルを推進する動きを背景に、2021年6月以降は再急騰の動きが見られます。
カーボンニュートラル関連銘柄の”第2波”がどの程度の規模になるのかは未知数ですが、マーケットでは最注目の国策テーマ株となっていることは間違いありません。
政府のカーボンニュートラルに関する政策ニュースにはアンテナを張っておき、カーボンニュートラル関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
厳選テンバガー狙いの3銘柄を無料で!
分析者が精査済みの短期急騰期待が出来る低リスク3銘柄情報を先行配信しております。
サポート体制には自信があり、銘柄相談も無料にて承っておりますので是非ご活用下さい。厳選3銘柄も先行配信しております。