「コネクター」関連銘柄特集!IoT、EVの市場規模拡大に合わせ需要増加中!

 

 日常生活のありとあらゆる電子製品に使われている「コネクター」

世界的なIoT化やEVシフトの流れを受けて、コネクター市場が成長しています。

また、コネクターは日本企業が得意とする電子部品であるため、コネクター関連銘柄はIoTやEVといった注目テーマからの連想買いが働くものと期待されます。

今回は、そんなコネクター関連銘柄に注目していきましょう!

1.コネクター関連銘柄に期待

 今回は、電子部品の中でもセンサーに次いで有力と見られるコネクター関連銘柄に注目していきます。

1-1.コネクターとは?

コネクターとは

電線と電線もしくは電線と電気器具を接続して一つの回路にするために使われる電子部品のことです。

コネクターは、自動車やスマホを始め日常生活のありとあらゆる電子製品に使われており、現代社会を縁の下で支えている電子部品の一つです。

コネクターを用いずに、はんだ付けや圧着などで電線を接続した場合、その接続を解くにはケーブルを切断することが必要になり、再接続することが困難となります。

コネクターを用いて電線を接続すると、コネクターから電線を外すだけで接続を解除でき、再接続も容易です。

コネクターは各ケーブルの先端に設けられており、凸型になっている「オス」(ピンインサート)と凹型になっている「メス」(ソケットインサート)を接続します。

コネクターの形状や規格は、接続する装置や電子部品ごとに定められており、3万種類以上にも及ぶと言われています。大まかにはプラグやジャック、レセタプル、アダプタなどに分類されます。

特に身近なコネクターとしては、音声・映像用端子のRCAコネクター、LAN端子として知られる通信用コネクターのRJ-45、パソコン用端子として使われるUSBコネクターやD-Subコネクターなどがあります。

 

1-2.コネクターはIoTやEVに関連する有望セクター

電子部品市場のマーケティングリサーチを手掛ける産業情報調査会によると、コネクター市場は2017年から2022年まで年率+6.1%で成長し、2022年には約8兆円産業になると予測されています。

これまでコネクター市場の成長を支えてきたのは好調なスマートフォン需要でしたが、今後はIoT機器全般やEV(電気自動車)向け需要が急増することが確実と見られています。

IoT関連銘柄として東証で注目されているセクターとしては、日本企業が強みを持つセンサーがありますが、コネクターもまた日本企業が強みを持つIoT関連セクターとして注目されます。

世界のコネクタートップ10メーカーを見てみると、トップ5は全て外国の企業ですが、6位から10位までは日本企業が独占しています。

コネクターの世界6位は矢崎総業(未上場)で、以降、日本圧着端子製造(未上場)、【6807】日本航空電子工業【6806】ヒロセ電機、住友電装(未上場)が続いています。

この他にも、自動運転車やコネクテッドカーで注目される車載用コネクターに強い【6908】イリソ電子工業などの独立系コネクターメーカーも存在感を示しています。

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★注目ポイント1
コネクターとは、電線と電気器具を接続するために使われる電子部品。日常生活のありとあらゆる製品に使われており、世界的なIoT化やEVシフトを背景に市場が成長することが確実視される。

2.コネクター関連銘柄の推移

 コネクター関連銘柄の動向を見ていきましょう。

2-1.コネクター世界シェア8位の日本航空電子工業

 NECの子会社でコネクター世界シェア8位の【6807】日本航空電子工業は、コネクター関連銘柄を代表する銘柄です。

同社は、2015年度から2017年度にかけて売上高が40%以上増えており、今後更なる躍進が期待されます。

同社の株価は、2017年8月初めには1,743円を付けており、2017年11月には2,235円まで上昇しました。しかし、その後は下落~横ばいとなっており、2018年8月現在は2,000円前後で推移しています。

この1年で最大+28%まで上昇しましたが、2018年3月には1,470円まで下落しており、業績の割には株価はパッとしない印象を受けます。

また、同じく世界シェア9位の【6806】ヒロセ電機も、この1年は横ばい~微減となっています。

 

2-2.車載用コネクターに力を入れるイリソ電子工業

独立系コネクターメーカーの【6908】イリソ電子工業は、車載用コネクターで存在感を発揮しているコネクターメーカーです。

同社は売り上げの8割が自動車向けコネクターであり、2018年3月の決算では過去最高益を記録しています。

同社の株価は、2018年8月初めには4,750円を付けていましたが、上昇していき、2018年1月には7,480円の高値を付けました。

この1年で最大+57%の上昇となり、2018年8月現在は6,000円前後で推移しています。

 

2-3.産業用コネクターメーカーのケル

 小型の高品質コネクタを主力とする産業用コネクターメーカーの【6919】ケルも、コネクター関連銘柄で注目の銘柄です。

同社の株価は、2017年8月初めには981円を付けていましたが、上昇していき、2018年1月には1,785円まで上昇しました。

この1年で最大+81%の上昇となり、2018年8月現在は1,200円前後で推移しています。

コネクター関連銘柄は、2017年1月から2018年1月の間には大きく上昇しましたが、直近の半年間は横ばい~下落となってる動きが目立ちます

この半年間はやや芳しくない値動きとなっていますが、今後またいつ資金が流入してきてもおかしくありません。関連銘柄の値動きに注目しておきましょう。

 
★注目ポイント2
 コネクター関連銘柄は、この1年で堅調な上昇を遂げているが、直近半年間は調整となっている。コネクターの需要が増えることは確実であるため、今後いつ資金が流入してきてもおかしくない。

3.主要コネクター関連銘柄チェックリスト

 コネクター関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
 【3441】山王1,028円  コネクターの貴金属メッキ加工
 【5801】古河電気工業3,740円  自動車向けコネクター
 【5819】カナレ電気2,079円  通信用コネクター
 【6640】第一精工1,810円  高性能電子機器向け小型コネクター
 【6654】不二電機工業1,373円  コネクター端子台
 【6785】鈴木918円  自動車・スマホ向けコネクター部品
 【6798】SMK(低位株★)322円  スマホ向けコネクター
 【6804】ホシデン943円  コネクターの製造
 【6806】ヒロセ電機14,010円  世界9位のコネクターメーカー
 【6807】日本航空電子工業2,034円  世界8位のコネクターメーカー
 【6826】本多通信工業777円  通信用・車載用コネクター
 【6908】イリソ電子工業6,010円  自動車向けコネクター
 【6919】ケル1,185円  産業用コネクター
 【6928】エノモト1,263円  スマホ用コネクター
 【6971】京セラ6,843円  通信機器・自動車、医療機器向けコネクター

※株価は2018年8月3日終値で算出

★注目ポイント3
 コネクター関連銘柄を抽出してみると、コネクター専業メーカーが意外と多いことが分かる。コネクター専業メーカーの他には、電子部品メーカーが数多く挙がる。

4.コネクター関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

 過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったコネクター関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年8月3日~2018年8月3日の1年で算出

 

4-1.第1位【6719】富士通コンポーネント

チャート画像
上昇率 2.8倍(安値:495円 → 高値:1,387円)
市場 東証二部
RSI 100(かなり買われ過ぎ)
 

4-2.第2位【3441】山王

チャート画像
上昇率 2.4倍(安値:820円 → 高値:1,974円)
市場 ジャスダック
RSI 41.75(やや売られている)
 

4-3.第3位【6826】本多通信工業

チャート画像
上昇率 1.96倍(安値:785.5円 → 高値:1,541円)
市場 東証一部
RSI 28.52(売られ過ぎ)

※RSIは2018年8月3日終値より算出

★注目ポイント4
 コネクター関連銘柄の上昇率上位を見ると、上記3銘柄だが動きが見られたのは半年以上前で、直近半年間はやはり調整となっている。今後の動きに注目したい。

5.まとめ

 
コネクター関連銘柄は、この1年間で見ると堅調な上昇となっていますが、直近半年間ではやや芳しくない値動きとなっています。

ただ、世界的なIoT化やEVシフトを背景にコネクターの需要が急増することは確実であり、いつまたコネクター関連銘柄に資金が流入してきてもおかしくありません。

コネクターはセンサーと並んでIoT関連産業で日本企業が最も得意とする分野の一つです。東証のIoTセクターでは最注目のテーマ株になる可能性が高いため引き続き注目しておきましょう。

 

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