大発会、大納会の株価傾向と勝率は?2020年の注目銘柄についても解説!

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2018年の大発会・大納会では、野崎印刷紙業+7.62%!ブロードバンドタワー+7.57%!

年末年始の取引にあたる大発会・大納会は勝率が高いアノマリーがあると言われていますが、直近5年間の大発会・大納会を見てみると、日経平均株価は2勝3敗と負け越しです。

日経平均は負け越していますが、翌年に注目されているテーマの低位株は、大発会・大納会に大きく買われている傾向があります。

大発会・大納会の株価傾向について抑えていきましょう!

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1.大納会、大発会とは?

 

日本の取引証券所では、1年間の取引最終日と翌年の取引初日に催事が行われており、1年間の取引最終日に行われる催事は「大納会」、取引初日に行われる催事は「大発会」と呼ばれています。

大納会は原則として12月30日に行われることになっており、12月30日が休日・祝日の場合はその直前の営業日に行われます。

大発会は原則として1月4日に行われことになっており、1月4日が休日・祝日の場合はその翌営業日が大発会となる決まりです。

2019年の大納会は12月30日(月曜日)となっており、2020年の大発会は1月4日が土曜日休日であるため1月6日(月曜日)となっています。

1年の締めくくりである大納会では、その年に話題となった人をゲストに呼び、立会終了の鐘を鳴らすのが恒例行事です。2018年の大納会では、サッカーワールドカップで日本代表を指揮した西野朗監督が呼ばれました。

大発会では若い女性が艶やかな晴れ着姿で参加して、立会開始の鐘を鳴らすことが恒例です。

大納会・大発会ともに、かつては取引が11時までに終了していましたが、2009年末の大納会からは通常通りの終日取引を行うようになりました。

年末年始は市場参加者の気持ちも明るくなっていることからご祝儀相場が期待されやすく、大納会・大発会は株価が上がりやすいアノマリーがあるとされます。

★注目ポイント1

・大納会とは1年間の取引最終日、大発会とは1年間の取引初日のこと

・2019年の大納会は12月30日(月曜日)、2020年の大発会は1月6日(月曜日)

・大納会・大発会はご祝儀相場で株価が上がりやすいアノマリーがある

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2.大納会、大発会は本当に勝率が高いのか?

 

大納会・大発会は「ご祝儀相場で株価が上がりやすい」と言われていますが、これは本当でしょうか?直近5年間の日経平均株価で検証してみました。

2-1.大納会の直近5年間の成績は?

直近5年間の大納会で日経平均株価(終値での前日比)は次のようになっています。

日付日経平均
2014年12月30日-279.07円
2015年12月30日+51.48円
2016年12月30日-30.77円
2017年12月29日-19.04円
2018年12月28日-62.85円

 

日経平均株価は直近5年間では1勝4敗となっており、勝率が高いとは言えません。

大納会の場合は、翌年の大発会が始まるまでに時間があるため、大納会に株を保有したら1週間ほどは手放すことができません。

この期間に国内外で悪材料が出ないとも限らないため、大納会にリスクヘッジの売りが出やすくなる傾向があるのは仕方ないと言えます。

2-2.大発会の直近5年間の成績は?

直近5年間の大発会で日経平均株価(終値での前日比)は次のようになっています。

日付日経平均
2015年1月5日-42.06円
2016年1月4日-582.73円
2017年1月4日+479.79円
2018年1月4日+741.39円
2019年1月4日-452.81円

 

日経平均株価は直近5年間では2勝3敗となっており、残念ながら負け越しています。

大発会は大納会にリスクヘッジ売りが出た反動で買われることも多く、2017年や2018年のように大反発が起こることも多々あります。

ただ、大発会に日経平均を狙っているだけでは平均から抜け出すことはできません。

2-3.大発会に勝率が高い銘柄は?

大発会に上がりやすい銘柄としては、大納会に手仕舞いしたヘッジファンドからの買い戻しが入りやすくかつ、個人投資家が買いやすい価格帯が安い銘柄が挙げられます。

例えば日経平均構成銘柄でありかつ価格帯が安い銘柄の例としては、電力大手の【9501】東京電力ホールディングスが挙げられます。

東電の直近5年間の大発会での成績(終値での前日比率)は次のようになっています。

日付日経平均
2015年1月5日+2.64%
2016年1月4日-2.14%
2017年1月4日+4.44%
2018年1月4日+1.12%
2019年1月4日+6.89%

 

日経平均株価は勝率40%に留まる中で、東電の直近5年間の大発会での勝率はその2倍となる80%です。

一般的には「大発会、大納会は勝率が高い」と言われていますが、だからといって闇雲に銘柄を選ぶのではなく、大発会に上がりやすい特定の条件や銘柄に絞って考えることが重要です。

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3.大納会、大発会のご祝儀相場で上昇した銘柄

2018年の大納会、2019年の大発会に大きく上昇した銘柄を抑えておきましょう。

特に、大納会・大発会のご祝儀相場で買われやすい銘柄とされるのが「翌年のテーマとして期待される銘柄」です。また、その中では、個人投資家も買いやすい低位株が上がる傾向があります。

3-1.新元号期待で大きく上昇!【7919】野崎印刷紙業

2018年の年末年始は米中貿易摩擦の余波から多くの銘柄が下落する波乱の相場展開となりました。しかし、その一方で、2019年への期待から大きく買われた銘柄もあります。

カレンダー大手の【7919】野崎印刷紙業は、当時注目されていた新元号関連銘柄への期待として大納会・大発会ともに大きく買われた銘柄です。

同社の株価は、2018年の大納会前日の12月27日には328円を付けていました。翌日の大納会には331円まで上昇して大引け。そして、2019年の大発会には一時370円まで買われ、終値は353円を付けました。

新元号関連銘柄は、平成最後の大納会・大発会となった2018年の年末年始に限定されたテーマ株だったため再現されることはありません。

ただ翌年に注目されているテーマ株が、ご祝儀相場として買われやすいということは抑えておきましょう。

3-2.「5G元年」への期待で上昇!【3776】ブロードバンドタワー

2019年に期待されたテーマとしては、次世代通信規格こと5G関連銘柄も挙げられます。2019年は世界中で5Gの運用が始まる「5G元年」となることから期待されていました。

5G関連銘柄の中でも、5G対応データセンターの運用を手掛ける【3776】ブロードバンドタワーは、2018年の大納会・大発会に大きく買われた銘柄です。

同社の株価は、2018年の大納会前日の12月27日には264円を付けていました。翌日の大納会には一時10%以上となる307円まで上昇後、282円で大引け。大発会にも284円まで上昇しました。

2018年の大納会・大発会は、米中貿易摩擦の影響で日経平均株価が暴落していた一方で、2019年に注目されていた新元号関連銘柄と5G関連銘柄の低位株2銘柄が買われていたのです。

★注目ポイント1

・2018年の大納会・大発会には、新元号関連銘柄と5G関連銘柄の低位株2銘柄が大きく買われた

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4.オススメの年末年始に狙いたい銘柄3選!

2019年の年末年始におすすめの銘柄を3銘柄見ていきましょう。

【9424】日本通信

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市場東証一部
企業概要格安SIMのパイオニア。本業低迷も、5Gやフィンテックで再起を図れるか

2020年4月から、日本でも遂に5Gの運用が本格化します。2019年に引き続き、5G関連銘柄は注目テーマ株となることは間違いありません。

日本通信は、アメリカで5Gビジネスを行うことを発表している5G関連銘柄の低位株であることから、2019年の大納会・大発会に大きく買われることが期待されます。

【1447】ITbookホールディングス

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市場東証マザーズ
企業概要地盤調査改良とITコンサルティングを手掛ける

消費税増税に伴うキャッシュレス還元は2020年6月で終了しますが、その後の景気対策として注目されているのがマイナンバーを使ったポイント還元制度、通称“マイナポイント”です。

ITbookホールディングスは、地方公共団体向けにマイナンバーポイントの利用促進支援サービスを提供していることから、マイナンバーポイント関連銘柄として物色されている低位株となっています。

【3010】価値開発

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市場東証二部
企業概要低価格・シティ・滞在型の3タイプのホテルを運営する

2020年の最注目イベントとして、東京オリンピックを外すことはできません。

東京オリンピック関連銘柄は、大納会・大発会にご祝儀買いが入ることが最も期待されるテーマ株の一つです。ホテル運営を手掛ける価値開発は、東京オリンピック関連銘柄の低位株として注目の銘柄です。

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5.まとめ

「大発会・大納会は勝率が高い」と言われていますが、直近5年間の日経平均は負け越しているというのが実際の所です。

ただ翌年に期待されているテーマの低位株は大きく買われる傾向があり、2018年の年末年始には新元号関連銘柄の野崎印刷紙業、5G関連銘柄のブロードバンドタワーが大きく上昇しました。

2019年の年末年始には、東京オリンピック関連銘柄や5G関連銘柄、マイナンバーポイント関連銘柄といったテーマ株に注目しておきたい所です。

2019年の大納会は12月30日(月曜日)、2020年の大発会は1月6日(月曜日)となっています。

大発会・大納会に注目されそうなテーマ株や低位株についてしっかりと抑えておきましょう!

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