医療×IT「電子カルテ!」普及率が遅れる日本の関連銘柄はチャンス?!

 

【3733】ソフトウェアサービス2倍【4320】CEホールディングス1.7倍【2667】イメージワン2.3倍

先進国では普及率が80%を超えている電子カルテですが、日本での普及率は未だ30%ほどに過ぎません。

しかし、これは逆を言えば、普及が大きく遅れているだけに、日本の電子カルテ市場には大きな潜在力があるものと期待されています

電子カルテ関連銘柄に注目していきましょう!

 

1.電子カルテ関連銘柄に期待

日本では普及が遅れている電子カルテですが、普及が遅れている分、大きなビジネスチャンスがあると期待されます。

1-1.電子カルテとは?

今回は、効率的な医療システムの運営に繋がると期待される電子カルテに関連した銘柄に注目していきます。

電子カルテとは
従来は医師が診療の経過を記入していた紙のカルテを、電子的なシステムに置き換えて、電子情報としてカルテをデータベース上に記録する仕組みのことです。

電子カルテを導入するメリットとしては、カルテの記録が簡単になるため業務効率の向上に繋がること、電子的に保管できるため保管スペースが必要なくなることなどが挙げられます。

また、従来は医師が手書きでカルテを記入していたため、文字の判読ができずに間違いに繋がることもありましたが、電子的に記入することによりこの種のミスを防ぐことができます。

電子的に記録することにより、病院内のあらゆる場所からカルテを閲覧できるようになり、データベースから検索できるようになることも大きな利点となります。

一方、電子カルテのデメリットとしては、システムの開発・運用コストが掛かることや、医師や看護師が電子カルテのシステムに慣れることが必要になる点などが挙げられます。

また、電子的に保管することになるため、地震や台風による停電やネットワーク障害などが起こると、患者のカルテを参照できなくなってしまう点は大きなリスク要因として懸念されます。

 

1-2.日本と世界の電子カルテ普及率は?

電子カルテは世界的に普及しており、イギリスやオランダ、ノルウェーでは100%の普及率となっているなど、多くの先進国では80%以上の普及率となっています。

一般社団法人「保健医療福祉情報システム工業会」が2017年に行った調査によると、日本で電子カルテシステムを導入している病院は前年比+4.2%増の34.4%となっています。

2008年の電子カルテ導入率は10.5%に留まっていたことから、10年間で3倍にはなりましたが、諸外国と比べると大きく遅れている実態が浮かび上がってきます。

ただ、病院の規模別に見てみると、病床数が多い大病院になればなるほど電子カルテの普及率は高くなっています。

病床数が100以下の病院での電子カルテ普及率は5~20%に留まりますが、病床数が600以上の大病院では約80%以上が電子カルテを導入しています。

つまり、日本の電子カルテ導入率向上のカギを握るのは、病床数が少ない病院や個人病院の動向にあると見て良さそうです。

また、電子カルテ導入率が低いということは、大きなビジネスチャンスであるとも考えられます。

電子カルテと並んで日本が諸外国と比べて遅れている分野には電線地中化とキャッシュレス化がありますが、いずれも近年マーケットで大きな注目を集めるテーマとなっており、関連銘柄が軒並み高騰しています。

電子カルテは、電線地中化・キャッシュレス化と並ぶテーマ株になることが期待されます。

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★注目ポイント1
電子カルテとは、従来は紙に記入していたカルテを、電子情報として記録する仕組みのこと。先進国では80%以上の普及率となっているが、日本では30%程度の普及率に留まっている。

2.電子カルテ関連銘柄の推移

電子カルテ関連銘柄の動向を見ていきましょう。

2-1.医療機関向けシステムの開発を手掛けるソフトウェアサービス

医療機関向けの電子カルテや情報伝達システムを開発している【3733】ソフトウェアサービスは、電子カルテ関連銘柄を代表する銘柄です。

同社は、電子カルテシステムやオーダリングシステム、看護支援システムを始め、医療機関向けのシステムを多数開発しています。

同社の株価は、2017年9月には4,960円を付けていましたが、この1年大きく上昇しており、2018年9月には10,340円の高値まで上昇しています。

この1年で2倍の上昇となっており、今後更なる高値更新が期待されます。

 

2-2.電子カルテシステムの開発・販売を手掛けるCEホールディングス

医療機関向けシステム開発会社の持ち株会社である【4320】CEホールディングスも、電子カルテ関連銘柄を代表する銘柄です。

同社は、医療機関向け電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」の開発・販売を行う「株式会社シーエスアイ」や看護業務システムの開発を行う「株式会社エムシーエス」など4社を子会社に持っています。

同社の株価は、2017年9月には585円を付けていましたが、この1年上昇しており、2018年4月には1,040円まで上昇しました。

この1年で最大1.7倍の上昇となっており、2018年9月現在は850円前後で推移しています。

 

2-3.医療画像システムを手掛けているイメージワン

 

衛星画像と医療画像システムを柱に手掛ける【2667】イメージワンは、医療画像に関するサービスを手掛けていることから電子カルテ関連銘柄として連想買いされることが期待される銘柄です。

同社は、放射線画像に関するサービス全般を手掛けており、画像データをクラウド上に補完するサービスなども手掛けています

同社の株価は、2017年9月には384円の低位株でしたが、この1年上昇しており、2018年4月には875円まで上昇しました。

この1年に最大2.3倍の上昇となっており、2018年9月現在は750円前後で推移しています。

電子カルテ関連銘柄を3銘柄見てきましたが、いずれの銘柄もこの1年で大きく上昇しています。

 

★注目ポイント2
電子カルテ関連銘柄は、多くの銘柄がこの1年で大きく上昇している。

3.主要電子カルテ関連銘柄チェックリスト

電子カルテ関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
【2667】イメージワン740円医療画像システム
【3649】ファインデックス757円電子カルテ「REMORA」
【3671】ソフトマックス1,395円Web型電子カルテシステム「PlusUs-カルテ」
【3733】ソフトウェアサービス9,530円電子カルテシステム
【4320】CEホールディングス849円電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」
【4671】ファルコホールディングス1,851円電子カルテ「@home Dr.」
【4694】ビー・エム・エル3,445円電子カルテシステム「Medical Station」「QUALIS」
【4820】イーエムシステムズ1,181円電子カルテシステム「MRN」
【4901】富士フィルム5,056円電子カルテ連携型画像診断ワークステーション「C@RNACORE」
【6701】NEC3,040円電子カルテシステム「MegaOak」
【6702】富士通803.3円クラウド型電子カルテ「HOPE Cloud Chart」
【7732】トプコン2,026円眼科電子カルテシステム
【9613】NTTデータ1,552円電子カルテ「MI・RA・Is/PX」
【9629】ピー・シー・エー1,680円電子カルテシステム「HyMarks」
【9735】セコム9,224円クラウド型電子カルテ「セコムOWEL」

※株価は2018年9月21日終値で算出

★注目ポイント3
電子カルテ関連銘柄を抽出すると、システム開発を手掛けているIT企業が数多く挙がる。富士通やNEC、セコムなど、多くの業種の企業が電子カルテを手掛けていることが分かる。

4.電子カルテ関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった電子カルテ関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年9月21日~2018年9月21日の1年で算出

 

4-1.第1位【2667】イメージワン

チャート画像
上昇率2.3倍(安値:374円 → 高値:875円)
市場ジャスダック
RSI78.98(買われ過ぎ)
 

4-2.第2位【3733】ソフトウェア・サービス

チャート画像
上昇率2倍(安値:4,960円 → 高値:10,340円)
市場ジャスダック
RSI69.72(やや買われている)
 

4-3.第3位【6424】高見沢サイバネティックス

チャート画像
上昇率1.94倍(安値:850円 → 高値:1,650円)
市場ジャスダック
RSI21.55(売られ過ぎ)

※RSIは2018年2月6日終値より算出

★注目ポイント4
電子カルテ関連銘柄の上昇率トップ3は、すべてジャスダック銘柄。【2667】イメージワン、【3733】ソフトウェア・サービスは現在も強い動きを見せている為、注視しておきたい銘柄。

5.まとめ

 

ソフトウェアサービスやCEホールディングスを始め、電子カルテ関連銘柄はこの1年で大きく上昇しています。

電子カルテ関連銘柄は、電線地中化やキャッシュレス化と並び、日本での普及率が低く潜在力があるテーマ株として投資家に大きく注目されていると見て良さそうです。

日本でも大病院では電子カルテは広く普及しているため、今後は個人病院での電子カルテの普及が進む流れができてくることが期待されます

関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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