「なでしこ銘柄」2018!女性活躍推進に優れた企業は評価が高い!

 

経済産業省と東京証券取引所が「女性活躍推進を推し進めている銘柄」として選定する、「なでしこ銘柄」に大きな注目が集まっています。

グローバル競争の激化や産業構造の変化、少子高齢化による人手不足などを乗り越えていくためには、「すべての女性が輝ける社会」を実現することが必要不可欠です。

過去に複数回「なでしこ銘柄」に選ばれている主要銘柄は

【4519】中外製薬が+67%
【6367】ダイキン工業は+47%
【9005】東京急行電鉄は+30%

直近1年間だけでも、これだけの上昇を見せております。

今回は、そんな「なでしこ銘柄」に注目してみましょう!

 

1.なでしこ銘柄に期待

今回は、女性が活躍する社会の実現で注目されるなでしこ銘柄関連株に注目していきます。

1-1.なでしこ銘柄とは?

なでしこ銘柄とは
経済産業省が東京証券取引所と共同で選定している、女性活躍推進を推し進めている銘柄のことです。

現在、グローバル競争の激化や産業構造の変化、少子高齢化による人手不足などを背景に、女性活躍を中心としたダイバーシティ(多様性)経営が求められています。

なでしこ銘柄の選定は、2012年(平成24年)から行われています。2012年から2014年までは東証1部上場企業のみが対象となっていましたが、2015年からは東証2部、マザーズ、JASDAQも対象となり、2017年からは外国株も対象になっています。

なでしこ銘柄は、一定のスクリーニング要件を通過した企業について、女性活躍度調査のスコアリング結果に財務指標(ROE)を加点して、27業種ごとに1銘柄以上選定されます。

女性活躍度調査のスコアリングにおいては、経営トップによる女性活躍コミットメント、女性役員比率、女性にとって柔軟な働き方が可能な労働環境かどうかなどが重視されるようです。

なお、2018年度には、スクリーニング要件として、「女性の取締役が1名以上いること」が追加されています。

2018年度のなでしこ銘柄は、2019年3月22日に発表される予定となっています。

 

1-2.過去のなでしこ銘柄は?

なでしこ銘柄は企業業績も良く、東証1部企業の営業利益率が8.4%なのに対して、なでしこ銘柄選定企業の営業利益率は9.7%となっています。

また、なでしこ銘柄に選定される企業は多様性があり、柔軟な働き方が可能な先進的な企業であることから、今後の成長も大きく期待されます

それでは、具体的にどのような銘柄がなでしこ銘柄に選ばれているのかを見ていきましょう。

携帯キャリアの【9433】KDDIと私鉄大手の【9005】東京急行電鉄は、なでしこ銘柄が創設された2012年から6年連続で毎年選ばれています。

お菓子メーカーの【2229】カルビーや総合電機の【6501】日立製作所、タイヤメーカーの【5108】ブリヂストン、ガス大手の【9532】大阪ガスなどは2013年から5年連続で選ばれています。

なでしこ銘柄に選定されている銘柄を見ると、堅調な値動きをしている有力株が多い印象を受けます。

今回は、2017年度になでしこ銘柄に選定された銘柄の中から、過去になでしこ銘柄に選定された回数が多い銘柄を中心に見ていきます。

 

★注目ポイント1
なでしこ銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が選定している、女性活躍推進を積極的に推し進めている銘柄。女性活躍は企業の多様性に繋がることから今後の成長も期待される。

2.なでしこ銘柄の推移

なでしこ銘柄関連株の動向を見ていきましょう。

2-1.女性管理職を最低1名以上選抜することを義務付けた中外製薬

医薬品大手の【4519】中外製薬は、女性管理職を積極的に登用することが評価されているなでしこ銘柄です。2014年から2017年まで4年連続でなでしこ銘柄に選定されています。

同社は、女性管理職候補者を選抜し、部長職後任候補者に女性を最低でも1名以上選抜することを義務づけるなどの取り組みを実施しています。

同社の株価は、2017年9月初めには4,255円を付けていましたが、この1年大きく上昇しており、2018年9月には7,000円を超えて高値を更新し続けています。

この1年で+67%以上の上昇となり、今後更なる高値更新が期待されます。

 

2-2.女性部下の育成・マネジメントに力を入れるダイキン工業

エアコンの世界トップメーカーである【6367】ダイキンは、女性の管理職・リーダーの育成に力を入れています。なでしこ銘柄には、2012年、2014年~2017年の合計5回選定されています。

同社は、女性の部下を持つ管理職・リーダー向けに、男女の違いを正しく理解した上での女性部下の育成・マネジメント研修を実しています。

同社の株価は、2017年9月初めには10,555円を付けていましたが、この1年上昇しており、2018年9月には15,600円を超えて高値を更新しています。

この1年で+47%以上の上昇となり、今後も更なる高値更新が期待されます。

 

2-3.なでしこ銘柄に6年連続で選定されている東京急行電鉄

私鉄大手の【9005】東京急行電鉄は、なでしこ銘柄に6年連続で選ばれており、女性活躍のリーディングカンパニーとも言える銘柄です。

同社は、全社員の働く時間と場所の柔軟性の拡充を目的とした制度を整備し、経営トップが女性社員とのコミュニケーションを促進するなど、女性が活躍しやすい環境を積極的に整備しています。

同社の株価は、2017年9月には1,566円を付けていましたが、この1年上昇しており、2018年9月には2,050円の高値を付けています。

この1年で最大+30%の上昇となっており、更なる高値更新が期待されます。

この1年で大きく上昇したなでしこ銘柄を見てきましたが、近年は女性管理職や役員を増やすことが大きな課題になっているようです。

マクドナルドを経営危機から復活させたサラ・カサノバ氏のように女性特有の感性を生かしたリーダーシップや多様性のある環境は、グローバル社会を勝ち抜くには今後益々、必要不可欠になってくるものと見られています。

 

★注目ポイント2
なでしこ銘柄は、この1年で一部の銘柄が堅調な上昇を遂げている。

3.主要なでしこ銘柄チェックリスト

なでしこ銘柄関連より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
【1928】積水ハウス1,733円住宅メーカー
【2229】カルビー3,650円お菓子メーカー
【2651】ローソン6,840円コンビニ
【4519】中外製薬6,980円医薬品メーカー
【5108】ブリヂストン4,245円タイヤメーカー
【5332】TOTO4,895円トイレメーカー
【6301】コマツ3,282円建機メーカー
【6367】ダイキン工業15,605円エアコンメーカー
【6501】日立製作所747.2円総合電機メーカー
【7862】トッパン・フォームズ1,105円凸版印刷系の印刷会社
【8601】大和証券グループ本社692円総合証券
【9005】東京急行電鉄2,055円私鉄大手
【9433】KDDI3,090円携帯キャリア
【9532】大阪ガス2,181円ガス大手
【9719】SCSK5,350円ITサービス大手

※株価は2018年9月19日終値で算出

★注目ポイント3
主要なでしこ銘柄として、過去6年間でなでしこ銘柄に4回以上選定されている銘柄を抽出した。

4.なでしこ銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去に選定されている銘柄も含め、抽出。過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったなでしこ銘柄関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年9月20日~2018年9月20日の1年で算出

 

4-1.第1位【6069】トレンダーズ

チャート画像
上昇率3.5倍(安値:1,221円 → 高値:4,275円)
市場東証マザーズ
RSI37.78(やや売られている)
 

4-2.第2位【5406】神戸製鋼所

チャート画像
上昇率1.62倍(安値:774円 → 高値:1,254円)
市場東証一部
RSI57.66(やや買われている)
 

4-3.第3位【5332】TOTO

チャート画像
上昇率1.58倍(安値:4,390円 → 高値:6,950円)
市場東証一部
RSI63.77(やや買われている)

※RSIは2018年9月20日終値より算出

★注目ポイント4
なでしこ銘柄関連全体で上昇率をみると、トップは東証マザーズ企業初の「なでしこ銘柄」に選定された【6069】トレンダーズで、3.5倍を記録。ただ、選定されたのは平成27年度。

5.まとめ

 

過去に複数回「なでしこ銘柄」に選ばれている主要銘柄では、中外製薬、ダイキン工業、東京急行電鉄の3銘柄がこの1年で大きく上昇しています。

しかし、それ以外の主要なでしこ銘柄は、この1年で横ばいとなっている銘柄が多い印象もあります。

今後、女性の活躍が多様性を生み出し、新しい発想に繋がることは間違いなく、「女性が活躍できる社会づくり」が日本の未来を握っているのは間違いありません。

2019年3月22日に発表予定となっている「2018年度のなでしこ銘柄」のニュースにはアンテナを張っておき、より魅力的な銘柄を発見しましょう。

今後も、なでしこ銘柄の動向は要チェックです。

 

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