必読必須の厳選3記事
この半年間で株価3倍に迫るほどの躍進を遂げてきた【5491】日本金属や【7995】日本バルカー工業など、東証一部のマグネシウム電池関連銘柄が熱い!
近年より、リチウムイオン電池に代わる新たなエネルギーとして「マグネシウム電池」が注目され、世界的にもシフトしていく兆候が見られています。
今回はマグネシウム電池関連銘柄に焦点をあて、その仕組みや値動きの特徴などから2018年の動向を予想していきましょう!
1.マグネシウム電池市場に大手企業続々参入!
現状のマグネシウム電池はまだ多くが研究段階ではありますが、今後本格的な普及が見込まれているため大化けの期待大です。
1-1.期待高まるマグネシウム電池の可能性
現在主流のリチウムイオン電池は、充放電を繰り返すことにより充電容量が減るメモリー効果が発生しない利点から、パソコンやスマホなどの電子機器で使用されてきました。
一方、期待のマグネシウム電池は資源が豊富であることから、低コストで安定供給が可能。
より幅広い用途が注目されていることに加え、EVの普及拡大も後押しし、今後主流となる可能性を秘めているのです。
マグネシウム電池の仕組みとして、正極に酸素・負極に金属マグネシウムを用意し化学反応を起こすことで電気を発生させることができます。
近年、リチウムイオン電池に代わるマグネシウム電池へ市場参入する企業が相次いでいることも、その将来性が伺えます。
実用性に関してはまだ課題が残されており、電池容量や航続距離の問題など改良の余地は多いことから、現状では思惑買いを集めるにとどまっています。
研究が進み、市場の関心はこれから本格的に集めていくこととなるでしょう。
1-2.マグネシウム電池のメリット・デメリット
世界中で研究が進むマグネシウム電池、現状のメリット・デメリットについてみていきましょう。・
- マグネシウムは資源豊富で安定供給が可能
- 安価に大量生産することが出来る
- 安全性が高い
- 従来の二次電池に比べ効率が良い
- 軽量な為あらゆる電子機器で活用できる
マグネシウム電池はこれらのようにリチウムイオン電池より優れたメリットがあり、低コスト、航続距離などでも優位に立つことができる為、EVでは特に期待されています。
- 電極劣化や耐久性の問題が残る
- 水発電のマグネシウム空気電池は災害時にコストが高い
- 充電時間が長い
逆にこれらのデメリットもある為、残された課題をクリアすれば、マグネシウム電池によって世界中のエネルギー不足が解消され、今後爆発的な需要を拡大していくことが予想されています。
また、繰り返し充電できる二次電池の完成で、将来的には家電やスマホだけでなく、EV(電気自動車)への搭載も実現されるでしょう。
★注目ポイント1 |
マグネシウム二次電池は、電極材料や耐久性等の問題が克服されれば、リチウムイオン電池を超える効率の良い二次電池になる可能性があります。 |
2.投機資金向かうマグネシウム電池関連銘柄の推移
マグネシウム二次電池は、まだ研究・改善を繰り返している段階であるため新たな材料が出やすく、思惑で買われやすい特徴があります。
2-1.遂にマグネシウム二次電池の実用化にメド
2016年12月26日、【7267】ホンダとマグネシウム二次電池の共同開発を進めていた【6584】三桜工業が一時+18%のストップ高をつけました。
7月頃から堅調な推移を見せてきました同社はこの日、繰り返し充電可能なマグネシウム二次電池の実用化にメドがついたとの報道で物色を誘ったのです。
出来高は前営業日比で7倍に迫るほど投機資金が集中し、上昇率ランキングにも顔を出すほどの人気ぶりを見せました。
その後は北朝鮮リスクも影響したことで一旦下げる局面はあったものの、2017年11月には高値を更新するなど、じわじわと値を伸ばしています。
2-2.思惑でマグネシウム電池関連銘が柄軒並み上昇
2017年9月11日の株式市場は、【5121】藤倉ゴム工業や【5491】日本金属などの幅広いマグネシウム電池関連銘柄で賑わいました。
その中でも強い上昇を見せた【6937】古河電池には連日物色資金が集中し、この間わずか1か月で1.5倍の上昇を達成。
前年9月から遡ると、株価は約1年で2倍以上に成長してきました。
将来的にマグネシウム電池はリチウムイオン電池の代替品として期待されていることから、関連銘柄は今後も徐々に上値を切り上げる展開が予想されます。
★注目ポイント2 |
世界的にもマグネシウム電池の需要が高まりつつあるので、2018年は新たな材料によって大きく進展することが予想される。 |
3.マグネシウム電池関連銘柄チェックリスト
全体的に新興市場銘柄が少ないため、長期安定化が見込めるマグネシウム電池関連銘柄をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【4026】神島化学工業 | 1,265円 | 海中からマグネシウムを取り出す工業化技術を確立 |
【4800】オリコン(★低位株) | 376円 | 複数のマグネシウム燃料電池製造に関する特許を持つ |
【5121】藤倉ゴム工業 | 961円 | モバイル向けマグネシウム電池を実用化 |
【5491】日本金属 | 2,845円 | 業界トップクラスのマグネシウム再生実績を持つ |
【5940】不二サッシ(★低位株) | 105円 | 難燃性マグネシウム合金を利用した燃料電池の研究・開発 |
【6584】三桜工業 | 901円 | 充電可能なマグネシウム電池をホンダと共同開発 |
【6937】古河電池 | 1,198円 | 世界初の水で発電可能なマグネシウム空気電池を開発 |
【7267】ホンダ | 3,989円 | 世界初の充電可能なマグネシウム電池を開発 |
【7911】凸版印刷 | 1,058円 | 古河電池と共同で水発電が可能なマグネシウム空気電池を開発 |
【7995】日本バルカー工業 | 3,410円 | マグネシウム電池用の正極材を開発 |
※株価は2018年1月16日終値で算出
★注目ポイント3 |
元々電池メーカーではなかった電機・自動車メーカーなどの大型企業が、近年マグネシウム電池の開発に着手している。 |
4.マグネシウム電池関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出したマグネシウム電池関連銘柄より、最も上昇を見せた上位3銘柄を発表致します。
※2017年1月16日~2018年1月16日の1年で算出
4-1.第1位【5491】日本金属
上昇率 | 2.8倍(安値:1,226円 → 高値:3,505円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 65.01(やや買われている) |
4-2.第2位【7995】日本バルカー工業
上昇率 | 2.2倍(安値:1,502円 → 高値:3,410円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 77.39(買われ過ぎ) |
4-3.第3位【4026】神島化学工業
上昇率 | 1.9倍(安値:1,171円 → 高値:2,300円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 74.58(買われ過ぎ) |
※RSIは2018年1月16日終値より算出
★注目ポイント4 |
全体的に上昇率はそこまで高くないことから、マグネシウム電池市場の開拓が進めば上昇の余地は十分に残されている。 |
5.まとめ
耐久性や電極の非劣化性などで従来の二次電池を超えるとの期待高く、実験でもその強さが次々に証明されているマグネシウム電池。
将来、私達の生活に欠かせない自動車やスマホなどの電子機器に使用されるバッテリーのほとんどが、マグネシウム電池になる可能性を秘めています。
電機や自動車、電池、製造など、様々なマグネシウム電池関連銘柄が開発に名乗りを上げ、中・長期的に買われていくこととなるでしょう。
国内メーカーだけでなく、欧米を中心としたエネルギーや先進国の環境問題にも注視することでマグネシウム電池市場の変化を感じとることができるはずです。
厳選テンバガー狙いの3銘柄を無料で!
分析者が精査済みの短期急騰期待が出来る低リスク3銘柄情報を先行配信しております。
サポート体制には自信があり、銘柄相談も無料にて承っておりますので是非ご活用下さい。厳選3銘柄も先行配信しております。