「モーター」関連銘柄は2018年調整が続くが、EVを中心に需要拡大中!

 

家電製品やスマホ、自動車など、電気を使って動く身の回りの多くの製品に使われているモーターの需要が拡大しています。

特に、自動車向けモーター市場は急成長しており、EV向けモーターを中心に市場が更に拡大するものと見られています。

モーター関連銘柄に注目していきましょう!

 

1.モーター関連銘柄に期待

今回は、電気を使って動くあらゆる製品に使われているモーターに関連した銘柄に注目していきます。

1-1.モーターとは?

モーターとは
電気エネルギーを動力エネルギーに変換する電力機器のことです。「電動機」や「電気モーター」とも呼ばれます。

モーターの多くは電気によって磁界の変化を作り出し、磁界の変化によって回転力を生み出すものが一般的となっています。

モーターは、駆動電源の違いからDC(直流)モーターAC(交流)モーターに分類され、更に回転する原理から様々な種類に分けられます。

世界の消費電力の約半分がモーターを動かすために使われているとも言われており、日本でも電力消費量の約55%がモーターに使われています。

このため、モーターの発展や技術革新は、エネルギー問題解決のカギを握っていると言っても過言ではありません。

モーターは、家電製品やIT機器、自動車、産業用機械など、電気を使って動かすありとあらゆる機器に搭載されています。

モーターは日本企業が得意とする領域であり、【6594】日本電産【6592】マブチモーターを筆頭に世界トップシェアを握っている企業が多く、外国人投資家にも買われやすいセクターであると言えます。

 

1-2.成長市場として期待されるEV向けモーター

ありとあらゆる電気機器に使われているモーターですが、特に近年は、EV向けモーターを始めとする車載モーター(自動車向けモーター)市場が急成長しています。

ドアやミラー、ヘッドライト、タイヤなど、自動車の様々な箇所にモーターは使われており、自動車はモーターの塊であると言えます。

国内市場調査を手掛ける矢野経済研究所が発表した「車載モータ市場の最新動向と将来展望 2018」によると、2016年の車載モーター市場は29.9万個に達しており、2025年には44.7万個にまで増加する見通しであるとされています。

この背景には、世界的な環境規制の高まりや急速に進むEVシフトがあり、モーター関連銘柄はEV関連銘柄としても物色されると考えられます。

日本はEVの開発・普及で遅れていると言われていますが、リチウムイオン電池や急速充電器といったEV周辺機器は日本企業が強みとする分野です。

モーターは、EV関連で物色される関連銘柄としてはリチウムイオン電池や急速充電器と並んで有力なテーマ株になるものと期待されます。

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2018.08.29

2018年EV関連銘柄!世界はEV(電気自動車)の開発を加速中!

2017.12.22
★注目ポイント1
モーターとは、電気エネルギーを動力エネルギーに変換する電力機器のこと。電気を使って動かすあらゆる製品に使われており、車載モーターを中心に需要が急拡大している。

2.モーター関連銘柄の推移

モーター関連銘柄の動向を見ていきましょう。

2-1.精密小型モーターの世界的リーディングカンパニー日本電産

精密モーターの世界的メーカーである【6594】日本電産は、モーター関連銘柄を代表する銘柄です。

同社は、通信機器向け超小型モーターから産業向けの大型モーターまでありとあらゆるモーターを扱っており、近年は車載モーターに力を入れているモーターのリーディングカンパニーです。

世界シェアの80%を占めるHDD用スピンドルモーターを始め、ゲーム機用ファンモーターやOA機器用モーターなど数多くのモーター製品で世界シェアトップを占めています。

同社の株価は、2017年9月初めには12,460円を付けていましたが、大きく上昇していき、2018年1月には18,525円の高値まで上昇しました。

この期間に最大+48%の上昇となりましたが、今年に入ってからは横ばい~やや下落が続いており、2018年9月現在は16,500円前後で推移しています。

 

2-2.小型モーターの世界シェア50%を占めるマブチモーター

日本電産と並んでモーター関連銘柄として外せないのが【6592】マブチモーターです。

同社は小型モーターの専業メーカーで、特に自動車電装機器に強く、小型モーターの世界シェアは50%を占めています

日本電産は精密小型モーターに強みを持つ一方で、マブチモーターは小型~中型モーターに強みを持つことが特徴です。

マブチモーターの株価は、2017年9月初めには5,230円を付けており、2018年1月には6,750円まで上昇しました。

この期間に最大+29%の上昇となりましたが、今年に入ってからは下げており、2018年9月現在は4,500円前後まで値を下げています。

日本電産とマブチモーターは、モーター関連銘柄としては必ず抑えておかなければいけない2銘柄です。今後の動向にも注目しておきましょう。

 

2-3.工場の自動化に欠かせないサーボモーター世界トップの安川電機

メカトロニクス大手の【6506】安川電機は、モーター関連銘柄としても注目されます。

産業用ロボットの印象が強い同社ですが、工場の自動化に欠かせないサーボモーターでも世界トップシェアを占めています。

同社の株価は、2017年9月初めには3,315円を付けていましたが、大きく上昇していき、2018年1月には6,120円の高値を付けました。

この期間に最大+84%の上昇となりましたが、今年に入ってからは大きく下げており、2018年9月現在は3,400円前後まで値を戻しています。

モーター関連銘柄として世界トップシェアを持つ主要3銘柄を見てきましたが、いずれの銘柄も2017年には大きく上昇しましたが、その反動で2018年には大きく値を下げています。

この3銘柄以外のモーター関連銘柄も、多くの銘柄が2018年に入ってから芳しくない値動きとなっています。

ただ、モーターの需要が堅調であることは確かであるため、いつまた大きな資金が入って反発してもおかしくないと見られます。

 

★注目ポイント2
モーター関連銘柄は2017年には大きな値上がりとなったが、その反動で2018年には値を下げている。モーターの需要は堅調であることから、いつ反発してもおかしくない!?

3.モーター関連銘柄チェックリスト

関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
【6149】小田原エンジニアリング2,719円モーター用自動巻線機
【6479】ミネベアミツミ2,060円精密モーター
【6503】三菱電機1,556.5円三相モーター
【6506】安川電機3,375円サーボモーター世界大手
【6508】明電舎1,860円車載モーター
【6516】山洋電気5,440円小型・精密サーボモーター
【6518】三相電機1,433円空調・ポンプ用モーター
【6592】マブチモーター4,585円小型モーター世界大手
【6594】日本電産16,345円精密小型モーター世界大手
【6752】パナソニック1323.5円FA・産業用モーター
【6963】ローム8,280円モータードライバ
【6966】三井ハイテック1,599円モーターコア
【7280】ミツバ1,058円車載モーター
【7726】黒田精工2,146円モーターコア
【7739】キヤノン電子2,386円小型ステッピングモーター

※株価は2018年9月28日終値で算出

★注目ポイント3
モーター関連銘柄を抽出してみると、日本電産・マブチモーターを中心に名のあるメーカーが並ぶ。

4.モーター関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったモーター関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年9月28日~2018年9月28日の1年で算出

 

4-1.第1位【6518】三相電機

チャート画像
上昇率1.85倍(安値:1,183円 → 高値:2,200円)
市場ジャスダック
RSI66.66(やや買われている)
 

4-2.第2位【6506】安川電機

チャート画像
上昇率1.74倍(安値:3,505円 → 高値:6,120円)
市場東証一部
RSI47.9(売り買い均衡)
 

4-3.第3位【6516】山洋電気

チャート画像
上昇率1.7倍(安値:6,060円 → 高値:10,570円)
市場東証一部
RSI46.87(売り買い均衡)

※RSIは2018年9月28日終値より算出

★注目ポイント4
モーター関連銘柄の上昇率を見ると、トップ3の銘柄でも2017年に動きに対して2018年は動きが鈍く、調整する銘柄が多い印象。

5.まとめ

 

モーター関連銘柄は、2017年には大きく上昇しましたが、2018年には調整に入っている銘柄が多くなっています

また、EV向けモーターにも注目が集まりますが、リチウムイオン電池や急速充電器ほどにはEV関連銘柄からの連想買いは入っていないようです。

ただ、車載モーターを中心にモーターの需要が拡大しているのは確かであるため、いつまた大きな資金が流入してきてもおかしくないと思われます。

EV用モーターなどのモーターに関するニュースには特に、アンテナを張っておき、関連銘柄の動向はチェックしておきましょう。

 

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