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今回は、IoT関連銘柄の過去から現在までの動向と、2019年も注目したいIoT関連銘柄を見ていきます。
あらゆるモノがインターネットに繋がるIoTは、AIやビッグデータ、5G、センサーといった様々な注目テーマとの関わりが深いことからマーケットでも最注目のテーマになっています。
2019年もIoT関連銘柄に注目し、本命銘柄をチェックしておきましょう!
1.IoTの過去
2017年までのIoTの動向について見ていきましょう。
1-1.2018年以前のIoT動向
このような性能を持つデバイスは「IoT機器」と呼ばれ、自動車の場合は「コネクテッドカー」と呼ばれています。
IoTという言葉自体は1999年に初めて使われるようになったとされていますが、社会やマーケットにおいてIoTが注目されるようになったのはここ2~3年のことです。
IoTについて理解するためには、IoTがAI(人工知能)やビッグデータ、5Gといった様々なテーマと深く結び付いていることを理解しておくことが重要です。
ここではIoTと各テーマ間の繋がりを抑えておきましょう。
インターネットに繋がっているIoT機器やコネクテッドカーが様々なデータをネットワーク上に送るためには、多様なデータを取得するための【センサー】を大量に搭載する必要があります。
【センサー】から取得した情報を効率よくネットワークに送るためには、次世代通信規格【5G】による高速・安定通信が必要になります。
ネットワーク上に送られた情報は、【ビッグデータ】をディープラーニングで学習した【AI(人工知能)】によって処理されます。
つまり、IoTとともに現在注目されているAIやビッグデータ、センサーや5GといったテーマはIoT社会を実現するためのツールであると言えます。
1-2.2018年以前のIoT関連銘柄の動向
日本のIoT関連銘柄としては、センサーを手掛けているセンサー関連銘柄が注目を集めています。
特に、大きな上昇を遂げている銘柄としては、世界的センサーメーカーである【6861】キーエンスが挙げられます。
同社が製造するセンサーはIoT社会の実現には欠かせないものであり、また同社は工場を持たないファブレス企業として高収益体質であることが広く知られています。同社の株価は、アベノミクスが始まった2012年12月には11,935円を付けていましたが、その後5年以上に渡って一貫して上昇し続け、2018年1月には72,400円の高値まで上昇しました。
この5年間で6倍の上昇を遂げており、日本を代表するIoT関連銘柄として世界中の投資家から大きな注目を集めています。
IoT関連銘柄としては、AIやビッグデータを手掛けている銘柄はアメリカ・中国の企業が先行していますが、センサーは日本企業の独壇場となっています。
日本のIoT関連銘柄としては、キーエンスを始めとするセンサー関連銘柄が外国人投資家からも注目を集めているということを抑えておきましょう。
★注目ポイント1 |
IoTとは「Internet of Things」の略称で、あらゆるモノがインターネットに繋がることを意味する。AIやビッグデータ、5Gといったテーマと深く関わっており、日本企業はセンサーに強みを持つ。 |
2.IoTの現在
2018年のIoTの動向を抑えておきましょう。
2-1.2018年のIoT関連銘柄動向
IoTと聞いても身近に感じることは少ないかと思われますが、インターネットに繋がっている製品がどれだけ増えているかを考えれば、身近な所からも社会のIoT化は確実に進んでいることを実感できるかと思います。
その中でも、今年特に注目を集めたIoT製品と言えるのが、スマートスピーカーです。
「OK,Google」という呼び声でも話題を集めた「Google Home」や「Amazon Echo」を始めとするスマートスピーカーは、ニュースでも大きく取り上げられました。
スマートスピーカーの核となる音声認識技術は、今後も多くのIoT製品に搭載されることが期待されています。
また、2018年には、IoT社会を実現するための核となるAI(人工知能)技術を手掛けている銘柄がマーケットで更なる注目を集めた1年になったと言えます。
2018年はAIの現状やAIが及ぼす未来についてに書かれた「AI vs.教科書が読めない子どもたち」がベストセラーになるなど、社会においてもAIがより注目されるようになった1年になりました。
2-2.IoTに力を入れている企業をピックアップ!
IoT関連事業に力を入れている企業をいくつか見ていきましょう。
まず、AI関連銘柄として知られる【3906】ALBERTはAIやビッグデータを活用する企業として、トヨタ自動車とも提携を結んでいることからマーケットで大きな注目を集めています。同社の株価は今年1年で年初から10倍以上の値上がりとなっており、さすがに過熱気味となっていますが、IoTの本丸となるAIやビッグデータでトヨタと提携していることから2019年にも引き続き注目が集まります。
スマートスピーカーに使われる音声認識技術で注目の銘柄としては、【3773】アドバンスド・メディアと【2468】フュートレックが挙げられます。
両社は音声認識に特化した企業で、音声認識関連銘柄としては絶対に抑えておきたい2銘柄です。
また、FA用センサーを手掛ける【6861】キーエンスやCMOSイメージセンサーで世界シェアトップの【6758】ソニーといったセンサー関連銘柄にも依然大きな注目が集まります。
★注目ポイント2 |
2018年には、AIやスマートスピーカーがマーケットのみならず社会的にも大きな注目を集めた。 |
3.IoTの未来
2019年のIoTの注目ポイントを見ていきましょう。
3-1.2019年のIoT関連銘柄注目ポイント!
2019年のIoT関連ニュースで注目したいのは、次世代通信規格5Gについてです。
5Gは大容量・高速通信を実現する次世代無線通信規格であり、IoT社会の実現の核になる技術です。
5Gは2019年から実用化され、2020年の東京オリンピックに合わせる形で本格的に個人のスマホで使えるようになる予定となっています。
5Gの実用化が始まる2019年は「5G元年」になると言われており、5Gに関連する電子材料を手掛けている銘柄などに大きな注目が集まるものと期待されます。
現在、5G用の周波数割り当てを巡って、携帯3キャリアが激しいプレゼンを繰り広げており、今年度末に決定される総務省の5G周波数割り当てのニュースには注目が集まります。
携帯3キャリアの他にも、5G製品を巡って多くの企業が激しい競争を繰り広げており、2019年の経済ニュースや株式市場では5Gが中心テーマになっていくものと思われます。
2019年にはIoT関連銘柄の一角として5G関連銘柄は必ず抑えておきましょう。
3-2.注目のIoT銘柄
2019年も注目されそうなIoT関連銘柄チェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2468】フュートレック | 707円 | 音声認識技術(スマートスピーカー)。 |
【3773】アドバンスド・メディア | 1,793円 | 音声認識技術(スマートスピーカー)。 |
【3906】ALBERT | 14,530円 | ビッグデータのAI活用事業。トヨタと提携。 |
【6758】ソニー | 5,937円 | CMOSイメージセンサーで世界シェアトップ。 |
【6861】キーエンス | 61,600円 | FA用センサーの世界的企業。 |
※株価は2018年11月30日終値で算出
★注目ポイント3 |
2019年には、次世代通信規格5Gに関するニュースに注目が集まる!? |
4.まとめ
日本のIoT関連銘柄としては、キーエンスやソニーなどのセンサー関連銘柄に注目が集まっていましたが、近年はIoTの本丸であるAI関連銘柄に資金が流入してきています。
2019年には次世代通信規格5Gにも大きな注目が集まります。総務省の周波数割り当てや、有力企業の5G事業への新規参入といったニュースにはアンテナを張っておきましょう。
スマートフォンが身近な製品となって久しいですが、今後もスマートスピーカーを始め多くのIoT製品が身近に溢れていくことと思われます。
それらのことから、2019年もIoTに関する注目度は高いと見られますので好材料やニュースにはアンテナを張り「本命銘柄」を逃さないようにしておきましょう。
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