材料株⑪「日経225入れ替え」は採用銘柄と除外銘柄で株価には逆の影響がある!

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材料株投資の個別材料Part11「日経225入れ替え」

今回は、採用と除外で株価への影響が逆になる材料「日経225入れ替え」について見ていきます。

日経平均株価に算出される日経225に採用されると、機関投資家のポートフォリオ買いが入ることで株価は大きく買われる一方、除外されると大きく売られることになります。

2018年の定期見直しでは、サイバーエージェントが日経225に採用され、古河金属機械が日経225から除外されました。

そんな日経225入れ替えについて、基本から株価への影響まで知識をつけていきましょう!

 

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1.日経225=日経平均株価

機関投資家の売買が活発になることで材料視される日経225入れ替えについて抑えておきましょう。

1-1.日経225入れ替えとは?

日経平均株価(日経225)は
東京証券取引所に上場している代表的な225銘柄の平均株価から算出されています。

日経平均株価に採用されている225銘柄は、日本を代表する株価指数であるという指標性を維持するため、定期的に構成銘柄の入れ替え(組み換え)が行われています。

構成銘柄の入れ替えは、日本経済新聞社が流動性とセクター間のバランスにより決定しており、日経225に新たに採用になる「採用銘柄」と、日経225から除外となる「除外銘柄」が発表されます。

構成銘柄の入れ替えには、毎年10月初めに定期的に実施される「定期見直し」と、上場廃止などによって日経225構成銘柄に欠員が生じる場合に実施される「臨時入れ替え」があります。

定期見直しは、9月初旬に発表され、原則として10月初めに実施されます。定期見直しでは、あるセクターの銘柄に偏り過ぎないようにバランスを考慮して採用銘柄と除外銘柄が決定されるようになっています。

臨時入れ替えでは、経営破綻で上場廃止もしくは東証2部に降格になる銘柄を除外し、除外銘柄と同じセクターの中から流動性が高い銘柄を新たに日経225に採用するのが原則となっています。

 

1-2.過去5年間の日経225入れ替え銘柄

過去5年間の日経225入れ替え銘柄を見ていきましょう。

除外銘柄採用銘柄
2014年*マルハニチロホールディングス*マルハニチロ
2015年平和不動産、日東紡績ディー・エヌ・エー、長谷工コーポレーション
2016年*横浜銀行、△シャープ、*ユニーグループ・ホールディングス、日本曹達*コンコルディア・フィナンシャルグループ、ヤマハ発動機、*ファミリーマート、楽天
2017年*ミツミ電機、△東芝、北越紀州製紙、明電舎大塚ホールディングス、セイコーエプソン、リクルートホールディングス、日本郵政
2018年古河機械金属、*日新製鋼サイバーエージェント、DIC

無印は定期入れ替えによるもの、*は合併や経営統合などに伴う銘柄の変更によるもの、 △は上場廃止や東証二部への指定替えによるもの。

近年は、2015年にディー・エヌ・エー、2016年に楽天、2018年にサイバーエージェントが定期入れ替えで採用されており、日本を代表するIT企業が日経225に採用されることが多くなっています。

臨時入れ替えでは、2016年には経営不振となったシャープが、2017年には不正会計をした東芝が、日経225から除外となりました。

 

★注目ポイント1
日経平均株価に採用されている日経225銘柄は入れ替えが行われている。日経225入れ替えには、毎年10月初めに実施される「定期見直し」と、欠員が出た場合の「臨時入れ替え」がある。

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2.日経225入れ替えと株価への影響

日経225入れ替えが株価に与える影響について抑えておきましょう。

2-1.日経225採用銘柄の株価動向

日経平均株価と連動しているETFやインデックスファンドは多く、日経225入れ替えは機関投資家にとっては非常に重要なニュースになります。

日経平均連動型のETFを運用しているインデックスファンドは、日経平均と連動させるため、日経225銘柄のポートフォリオを構成して運用する必要があります。

日経225からある銘柄が除外され、新たにある銘柄が採用されたら、機関投資家は除外銘柄をポートフォリオから外し、採用銘柄を新たにポートフォリオに組み込む必要が生まれます。

つまり、機関投資家からの買いが入ることが期待されるため、日経225への採用は好材料となります。

人材サービス大手の【6098】リクルートホールディングスは、2017年9月5日に、2017年10月の定期入れ替えで日経225に採用されることが発表されました。この発表によって、リクルートの株価は大きく上昇。発表前の2017年9月5日には2,176円だった株価は、入れ替えが行われた10月2日には2,450円まで上昇していました。

定期入れ替えとなる銘柄は9月初めに発表され、10月初めに入れ替えが実施されることになりますが、株価は9月初めの発表時点から上がることが多くなります。

ただ、定期入れ替えは重要イベントになるため、証券会社各社が事前に予想していることが多く、発表前の時点から買われて上がっていることも少なくありません。

 

2-2.日経225除外銘柄の株価動向

日経225採用銘柄が機関投資家から買われる好材料となる一方で、日経225除外銘柄は機関投資家のポートフォリオから売られる悪材料になることが一般的です。

2018年9月5日には、土木鉱山用機械を手掛ける【5715】古河機械金属が定期入れ替えで除外されることが発表されました。

事前の証券会社の予測では、焼酎やみりん大手の宝ホールディングスが除外銘柄の最有力候補だったことから、ネガティブサプライズとなり古河機械金属は大きく売られました。古河機械金属の株価は、除外発表前の2018年9月5日には1,699円でしたが、除外発表を受けて翌日には1,538円まで急落。1日で-10%近い暴落となってしまいました。

定期入れ替えとなる銘柄は、各証券会社が事前に予測を出しますが、外れることも多く、あまりアテにはなりません。

しかし、証券会社の予想とは違う銘柄が採用となればポジティブサプライズで大きな上昇となり、予想外の銘柄が除外となればネガティブサプライズで大きく売られることになる場合が多い。

 

★注目ポイント2
日経平均連動型ETFを運用している機関投資家のポートフォリオ入れ替えが働くため、日経225採用銘柄は好材料となり、日経225除外銘柄は悪材料となる。

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3.日経225入れ替え銘柄は日本経済新聞でチェック

日経225入れ替え銘柄の情報を調べる方法を抑えておきましょう。

3-1.日経225入れ替え銘柄は9月初旬に発表

日経新聞から発表される定期見直し銘柄は、大手証券会社のクオンツの予想でも外れることが多く、事前に予測するのは非常に困難であるというのが現実です。

その為、日経225入れ替えや定期見直し銘柄の情報を「事前に知る方法」はありませんが、発表される時期は決まっています。

定期入れ替えは9月初旬に発表されるため、9月初旬には「日本経済新聞」のサイトは要チェックしておきましょう。2017年、2018年には、9月5日の大引け後に発表されています。

また、各証券会社の事前予想銘柄については、「ブルームバーグニュース」や「みんなの株式」、「株探」などのマーケット情報サイトに載ることがあります。

定期入れ替えの予想銘柄は、各証券会社が春先から予想していることが多く、事前予想の段階で株価が動くことが多くなっています。

定期入れ替え候補銘柄の動向はチェックしておきましょう。

 

★注目ポイント3
日経225入れ替え銘柄を事前に予測するのは証券会社のクオンツでも困難。定期入れ替え候補銘柄の情報は、株式情報サイトを要チェック。

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4.まとめ

 

日経225銘柄に採用されると機関投資家のポートフォリオ買いが入るため好材料となり、日経225から除外されると逆に悪材料となります。

定期見直しによる日経225入れ替え銘柄は各証券会社が事前に予想しており、予想通りの銘柄が採用されても、それほど大きな好材料とはなりません。

一方、予想外の銘柄が採用となったり、除外銘柄だと思われていた銘柄が除外にならなかったりすると、好材料となることが多くなります。

以上のことから、日経225入れ替え銘柄の特徴をまとめると材料の良し悪しは比較的わかりやすいため、是非とも投資知識として覚えておきたいところです。

 

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