【5G関連銘柄】日本でも本格始動した5Gの最新情報と本命銘柄を解説します

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【6754】アンリツは+71%!【6778】アルチザネットワークスは+99%!

2020年3月から次世代通信規格5Gが、日本でもサービス開始となりました。

新型コロナの影響で、日本の5Gは出ばながくじかれた形となってしまっていることは確かですが、マーケットでは5G関連銘柄に資金が流れてきているトレンドは継続したままです。

新型コロナでは遠隔医療やオンライン教育が進みましたが、IoT時代の通信インフラとして、今後も5Gの重要性が増すことはほぼ間違いありません。

5G関連銘柄の中心である携帯キャリア株は、コロナショックによる暴落相場でも売られず、高配当・ディフェンシブ銘柄としての強みを発揮しています。

5G関連銘柄に注目していきましょう!

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1.次世代通信システム5Gとは?

2020年以降の更なる情報通信社会の実現に向けて、次世代の情報技術である5Gに関連した銘柄に大きな注目が集まっています。

1-1.5Gは最新技術に必要不可欠

5Gとは、現在使われている通信システムである4G LTE/LTE-Advancedを、より高速・大容量化させた次世代の無線通信システム規格です。

スマホを始めとする情報端末機器の更なる増加やIoTの普及により、2020年代以降には、日本全体の情報通信量が現在の1,000倍以上に増大すると予測されています。

この爆発的な情報通信量の増大を解決するために、2020年東京オリンピックまでの実用化に向けて、大手通信会社や大手携帯事業会社が中心となって5Gの研究開発を進めています。

5Gの特徴は高速通信・大容量通信を省電力で実現にすることにあります。

現在使われているLTEの100倍以上の高速通信が可能となり、何百万台もの端末を同時接続出来るようになるとも言われています。

特に、今後益々身の回りに増えてくるであろうIoT機器や自動運転技術の導入による通信量の増加には欠かせない技術と期待されています。

1-2.5Gが実現するライフスタイル

それでは、5Gは私たちにどのようなライフスタイルを実現してくれるのでしょうか。

5Gの実用化が期待されている分野としては、自動運転技術、IoT、VR・AR技術、ドローンなどが挙げられています。

  • 自動運転技術

5Gによる高信頼・低遅延通信によって、車載センサーや車車間通信・路車間通信の安定度が飛躍的に増すことにより、完全自動運転の実現が期待されています。

  • IoT分野

情報通信量が多い高性能センサーを大量接続することによって、商品の在庫管理から発送に至るまでを完全自動で行う無人倉庫の実現などが期待されています。

  • VR・AR技術

5Gによる高速・大容量・低遅延通信を生かすことによって様々な表現が可能となる。
医療においては遠隔手術の実現、スポーツ・音楽産業においてはライブ配信への応用など、医療からエンタメ産業に至るまで、様々な分野での応用が期待されています。

  • ドローン

5Gによる大容量・低遅延通信によって、コントロール可能となるドローンの台数が増え、操縦範囲が広がることから、ドローンを使った無人宅配の実現が期待されています。

このように、5G技術の発展はほぼ全ての産業に絡む、重要なセクターと言えます。

★注目ポイント1
 5Gは次世代の高速・大容量の無線通信システム規格であり、実用化が始まった現在では各技術の発展が期待される。

 

1-2.新型コロナで5Gはどうなる?

アメリカや韓国では2019年から5Gの運用が始まっていましたが、日本では2020年3月から携帯キャリア各社で5Gサービスが開始されています。

ただ新型コロナが重なってしまったこともあり、5G開始はあまり大きなニュースにもならず、5Gスマホの売上も芳しくないようです。

携帯電話で5Gを活用するには、5Gに対応している「5Gスマホ」が必要となります。

しかし新型コロナの影響で5Gスマホの発売延期が相次ぎ、10万円を超える高価格帯ということもあり5Gスマホは苦戦しています。

携帯キャリア大手の2020年4~6月期の端末販売台数は、NTTドコモが-32%、KDDIが-23%、ソフトバンクが-8%(それぞれ前年同期比)となっており、日本の5Gは新型コロナで出ばなをくじかれた格好となったことは否めません。

ただその一方で、新型コロナでは遠隔医療やオンライン教育といったデジタルトランスフォーメーションが進みました。

これらの分野が活性化することは、将来的に5Gにとって追い風となるものと見られます。

日本の5Gの門出は新型コロナでくじかれる形となってしまいましたが、5Gインフラ需要は高まる一方であるため、5Gに関するニュースやトレンドは要チェックしておきましょう。

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2. 5G関連銘柄の株価推移

大きく上がっている5G関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.5G関連銘柄の代表格!【9437】NTTドコモ

2020年3月から5Gサービスを展開している携帯キャリア各社は、5G関連銘柄として必ず抑えておかなければいけないセクターです。

携帯キャリア大手の【9437】NTTドコモの株価を見ていきましょう。同社の株価は、2020年1月初めには3,040円を付けていました。

コロナショックでは3月13日に2,700円までしか下落せず、3月27日には3,475円まで上昇して年初来高値を更新。

日本で5Gが始まった2020年3月末時点では、コロナショックでも売られず、その後の反発では買われるという抜群の安定感ぶりを見せ付けました。

 

ただその後の新型コロナ相場ではやや値を下げており、2020年8月時点では3,000円前後で推移しています。

【9433】KDDIと【9434】ソフトバンクも、ほぼ同様の値動きとなっており、携帯キャリア株はコロナショックでは売られなかったものの、新型コロナ相場でも買われなかったという展開になっています。

2-2.5G基地局向け計測機器大手!【6754】アンリツ

計測器メーカー大手の【6754】アンリツは、代表的な5G関連銘柄として新型コロナ相場でも大きく買われています。

同社は、5G向け計測機器に注力しており、日本の5G関連銘柄としては最も注目されている銘柄の一つです。同社の株価は、2020年1月初めには2,139円を付けていました。

コロナショックによって3月13日には1,550円まで下落しましたが、新型コロナ相場では反発しており、6月29日には2,656円まで上昇しています。

 

同社の新型コロナ相場での最大上昇率は、安値から高値までで+71%です。

日本の5G関連銘柄としては5G向け計測機器を手掛けている銘柄が強く、同じく5G向け計測機器を手掛ける【6778】アルチザネットワークスも、新型コロナ相場で最大+99%(1,036円→2,065円)の上昇となっています。

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3.主要5G関連銘柄&出遅れ低位株チェックリスト

5G関連銘柄より厳選した注目株をチェックしていきましょう。

銘柄主なサービス
【9437】NTTドコモ携帯キャリア、5Gサービス提供
【9433】KDDI携帯キャリア、5Gサービス提供
【9434】ソフトバンク携帯キャリア、5Gサービス提供
【6754】アンリツ5G向け計測機器
【6778】アルチザネットワークス5G向け計測機器
【1721】コムシスホールディングス5G向け基地局工事
【1951】協和エクシオ5Gネットワーク構築工事
【6838】多摩川HD5G向け高周波回路素子製品
【9424】日本通信アメリカで5G事業
【3776】ブロードバンドタワー5G対応データセンター

 

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 4.おすすめの5G関連銘柄3選

おすすめの5G関連銘柄を3銘柄見ていきましょう。

【9434】ソフトバンク

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市場東証一部
企業概要携帯キャリア大手。ソフトバンクグループの中核企業。

携帯キャリア株は、5G関連銘柄であることを抜きにしても、初心者から上級者まで全ての投資家におすすめの銘柄です。

携帯キャリア株は、新型コロナ相場では買われていないものの、ディフェンシブ高配当株としての魅力は健在です。

配当利回りは、【9434】ソフトバンクは5.87%、【9437】NTTドコモは4.11%、【9434】KDDIは3.69%となっています(2020年8月11日時点)。

日本株で配当金目的の投資をするとしたら、携帯キャリア株は絶対に欠かせないでしょう。

【6754】アンリツ

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市場東証一部
企業概要携帯基地局向け計測器メーカー大手。5G向けに注力。

日本の5G関連銘柄としては、5G向け計測器を手掛ける計測器メーカーが特に物色されやすくなっています。

【6754】アンリツと【6778】アルチザネットワークスの2銘柄が5G関連銘柄の代名詞となっていますが、アンリツは東証一部銘柄、アルチザネットワークスは東証二部銘柄であるため、アンリツの方がリスク・リターンが小さくおすすめです。

【3776】ブロードバンドタワー

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市場東証ジャスダック
企業概要都市型データセンターを運用。5G対応データセンターを拡大。

ブロードバンドタワーは、インターネット環境を支えるデータセンターの老舗企業です。

5G対応データセンターに注力していることから、5G関連銘柄にも数えられます。長い間に渡って急騰が期待されている5G低位株ですが、株価は長らく反応していません。

データセンター×5G×低位株と、テーマ的には新型コロナで注目されてもおかしくない銘柄ですが、新型コロナ相場ではむしろ下げており、200円を割りそうな展開となっています。

5G関連銘柄の出遅れ低位株として抑えておきましょう。

5.まとめ

日本の5G関連銘柄としては、値上がり益目的なら5G向け計測器メーカーの【6754】アンリツと【6778】アルチザネットワークス、配当金目的なら携帯キャリア株がおすすめです

特に【6754】アンリツと【6778】アルチザネットワークスの2銘柄は、5Gが経済ニュースやマーケットでも注目され始めた2017年頃から一貫して上昇している成長株でもあります。

日本の5Gは2020年3月から始まりましたが、新型コロナの影響でニュースにもならず、携帯ショップも「3密」であることなどから5Gスマホの売上も苦戦しているなど、苦しい出だしとなってしまったことは否めません。

ただ新型コロナで広まった遠隔医療やオンライン教育など、2020年代のIoT社会の実現において、5Gは重要な通信インフラとなることはほぼ間違いありません。

今後も5G関連ニュースにはアンテナを張っておき、5G関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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