脱炭素関連銘柄はEV、再生エネルギー、水素の3大環境テーマ株を押さえておこう!

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【6391】加地テックは+518%!【9519】レノバは+579%!【3856】Abalanceは+1,070%!!

温室効果ガスの排出ゼロを目指す脱炭素の世界的な流れを受けて、2020年秋から脱炭素関連銘柄が大きく買われています。

マーケットの脱炭素への期待は大きく、EV相場や再生エネ相場、水素相場と形容されるほどの一大トレンドになっており、2021年も脱炭素の流れが継続することが期待されます。

脱炭素関連銘柄に注目していきましょう!

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1.脱炭素関連銘柄とは?

2020年秋から脱炭素関連銘柄が最強テーマ株の一角となっています。

1-1.脱炭素とは?

脱炭素とは、地球温暖化に繋がる温室効果ガス(二酸化炭素)の排出ゼロを目指す取り組みのことです。

なお温室効果ガスの排出そのものを抑制するだけではなく、排出された温室効果ガスを回収するなどしてトータルでの排出量をゼロにする取り組みを意味します。

2015年12月12日に採択された「パリ協定」は、脱炭素を世界的に行うための国際的な枠組みです。

パリ協定では、世界187の国と地域が温室効果ガスの削減目標を掲げており、122の国と地域が2050年までに温室効果ガスをゼロにする目標を設定しています。

世界2位の温室効果ガス排出国であるアメリカは、トランプ前大統領主導のもとに2019年11月にパリ協定から離脱しましたが、バイデン新大統領が誕生したことで再び復帰しました。

日本もパリ協定で2050年までに2013年比で温室効果ガスの80%削減を目標に掲げてきましたが、2020年10月26日、菅総理が所信表明演説の中で2050年までに温室効果ガスをゼロにすることを発表しました。

2020年秋には、日米だけではなく世界的に脱炭素の動きが加速することとなり、特に2030年代までにガソリン車の新規販売をゼロにする「EVシフト」は、産業構造に大きなインパクトをもたらすことが確実な情勢です。

1-2.脱炭素で注目のテーマ株とは?

世界的に脱炭素の動きが加速した2020年秋には、脱炭素関連銘柄に巨額の資金が流入してきています。

脱炭素関連銘柄とは脱炭素に関連したテーマ株の総称であり、具体的にはEV(電気自動車)関連銘柄再生エネルギー関連銘柄、水素ステーション関連銘柄の3テーマ株が特に注目されています。

温室効果ガスを排出するガソリン車から電気自動車に転換する「EVシフト」は、脱炭素を象徴する動きの一つです。

EVで出遅れている日本の自動車産業にとっては大打撃となることが懸念される一方、モーターやEV用リチウムイオン電池EV急速充電器などを手掛けている企業にはビジネスチャンスが期待されます。

温室効果ガスを排出する石炭火力発電を削減することも脱炭素の重要ポイントになるため、太陽光発電バイオマス発電などの再生エネルギーの活用も注目されます。

日本政府が2020年12月25日にまとめた温暖効果ガスゼロへの工程表「グリーン成長戦略」の中では、海上で風力発電を行う洋上風力発電を重点化することが発表されました。

「グリーン成長戦略」では、水素発電を重要エネルギーに位置付け、2030年までに最大300万トン、2050年までに2,000万トン程度にする数値目標も発表されています。

2020年12月には、政府が水素を重要エネルギーに位置付けるという情報が広まったことから、マーケットでは水素を手掛ける銘柄が全面高となる”水素相場”が到来しました。

★注目ポイント
・2020年秋には、アメリカ・バイデン新政権がパリ協定への復帰を含む環境政策を目玉に掲げ、世界的にEVシフトの波が来るなど脱炭素がマーケットで注目されるようになった。
・脱炭素関連銘柄は、EV(電気自動車)、再生エネルギー、水素ステーションの3大環境テーマに注目!

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2.脱炭素関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2020年から2021年に掛けて大きく上がっている脱炭素関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.脱炭素でテンバガー達成!【3856】Abalance

太陽光モジュールや太陽光モニタリングシステムを手掛ける【3856】Abalanceは、太陽光発電や再生エネルギーで注目の脱炭素関連銘柄です。

同社の株価は、2020年1月初めには584円を付けており、コロナショックでは3月23日に418円の低位株領域まで下落。その後は反発し、9月終値時点では887円を付けていました。

世界的な脱炭素の流れから再生エネルギーが注目された10月には一段高となり、2021年1月8日には4,895円まで上昇。

コロナショックから最大11.70倍(+1,070%)のテンバガー達成となり、脱炭素関連銘柄としては、この1年で最も大きく上昇した銘柄となっています。

再生エネルギーを手掛ける銘柄は2020年秋から大きく買われており、メガソーラーが好調な【1407】ウエストホールディングスは+452%、再生エネルギー企業の【9519】レノバは+579%などとなっています。
※いずれも2020年3月安値から2021年2月までの最大上昇率。

2-2.水素相場で急騰!【6391】加地テック

水素エネルギーの活用は、日本特有の脱炭素政策であることもあり、水素に関連する銘柄は脱炭素関連銘柄として大きく買われています。

LNGを始めとするプラント用特殊ガスコンプレッサ大手の【6391】加地テックは、燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサを手掛けていることから、水素で注目される脱炭素関連銘柄です。

同社の株価は、2020年1月初めには2,658円を付けており、コロナショック後の4月6日には1,520円まで下落しました。その後は反発したものの、コロナ前の株価には及ばず。

脱炭素の流れが強まった10月から大きく買われていき、政府が水素エネルギーを重視すると伝わった12月からは一段高となりました。

2021年1月13日には9,400円まで上昇し、コロナショックからの最大上昇率は+518%となっています。

なお、2020年11月終値時点では3,125円に過ぎず、上昇分のほとんどは2020年12月~2021年1月前半によるものです。

水素を手掛ける銘柄は脱炭素関連銘柄として大きく買われており、国内で水素トップシェアを誇る【8088】岩谷産業は+129%、空温式水素吸蔵合金システム(MH-QUONクーオン)を手掛ける【5922】那須電機鉄工は+248%などとなっています。
※いずれも2020年3月安値から2021年2月までの最大上昇率。

★注目ポイント
・再生エネルギーや水素、EVを手掛けている脱炭素関連銘柄は、世界的に脱炭素の動きが強まった2020年秋から大きな上昇となっている。

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3.脱炭素関連銘柄リスト

銘柄備考
【6594】日本電産モーター大手、EV関連銘柄
【6752】パナソニック車載用リチウムイオン電池で高い世界シェア、EV関連銘柄
【9519】レノバ火力・バイオマス・洋上風力などの再生エネルギー発電施設を開発・運営、再生エネルギー関連銘柄
【3856】Abalance太陽光モジュール、再生エネルギー関連銘柄
【1407】ウエストHDメガソーラー、再生エネルギー関連銘柄
【9514】エフオン木質専焼バイオマス発電所、再生エネルギー関連銘柄
【7004】日立造船洋上風力発電の開発実績、再生エネルギー関連銘柄
【8088】岩谷産業水素国内トップシェア、水素ステーション関連銘柄
【5922】那須電機鉄工空温式水素吸蔵合金システム(MH-QUONクーオン)、水素ステーション関連銘柄
【6391】加地テック燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサ、水素ステーション関連銘柄

 

4.オススメの脱炭素関連銘柄3選!

EV・再生エネルギー・水素でオススメの脱炭素関連銘柄を見ていきましょう。

【6594】日本電産

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市場東証一部
企業概要世界的モーターメーカー。HDD向けに強み、EV向けにシフト。

日本電産は、EVシフトで最も恩恵を受けると期待されている脱炭素関連銘柄です。EVシフトによってエンジンからモーターへの転換が期待されていることもあり、時価総額は9兆円弱と、トヨタの3分の1になっています。

EV関連銘柄は、日本電産やパナソニックなど大型株が中心であることから、再生エネルギーや水素で注目の脱炭素関連銘柄に比べると上昇率のインパクトはありませんが、脱炭素を受けて2020年秋以降に大きく上昇しています。

【9519】レノバ

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市場東証一部
企業概要再生エネルギー施設を日本全国で開発・運営。

レノバは、太陽光発電、洋上風力発電、バイオマス発電、地熱発電といった再生エネルギー施設を日本全国で運営している代表的な再生エネルギー株です。

再生エネルギーに強い脱炭素関連銘柄として押さえておきましょう。ただ、2020年秋以降に大きく上げ過ぎていることには注意が必要です。

【8088】岩谷産業

チャート画像
市場東証一部
企業概要産業・家庭用ガス商社。水素では国内トップシェア。

岩谷産業は、圧縮水素・液化水素で国内トップシェアを誇っている、水素で注目の脱炭素関連銘柄です。2020年秋以降に大きく上げていますが、上昇率で見ると2倍弱とそこまで急騰していません。

これから水素株に投資しても十分に恩恵を受けられることが期待できる銘柄です。

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5.まとめ

脱炭素関連銘柄は、アメリカのパリ協定復帰やEVシフト、日本政府の水素重点化といったニュースが続いた2020年秋から最強テーマ株の一角となっています。

脱炭素関連銘柄としては、EV(電気自動車)、再生エネルギー、水素ステーションの3大環境テーマ株の勢いが目立ちます。

EV株では、アメリカのEV大手テスラモーターズの時価総額がトヨタの3倍になったことがセンセーショナルに報じられていますが、日本市場でもモーター大手の【6594】日本電産などが買われ続けています。

再生エネルギー株では、太陽光モジュールを手掛ける【3856】Abalanceがテンバガー達成となっており、再生エネルギー企業の【9519】レノバは脱炭素を象徴する銘柄の一つです。

水素株は2020年12月に関連銘柄が全面高となり、【6391】加地テックや【5922】那須電機鉄工は2021年に入ってからも大きく買われました。

今後もEV、再生エネルギー、水素ステーションの3大環境テーマ株を中心に、脱炭素関連銘柄の動向を押さえておきましょう。

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